7月7日、晴れ サウンドトラック
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プロデューサー:DREAMS COME TRUE、マイク・ピラ(except 1,2,8,11,18 by 中村正人)
レコーディング:マイク・ピラ、後藤昌司、ピート・フリス(15)、ダナ・ジョン・チャペル(19)
ミキシング:マイク・ピラ(except 1,2,8,11,18 by 後藤昌司) マスタリング:クインシー・タナカ
演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキングヴォーカル、手拍子、タップ
中村正人:ベース、プログラミング、バッキングヴォーカル、手拍子、タップ
西川隆宏:マニュピレート、バッキングヴォーカル、手拍子、タップ、プロダクション・アシスト
モーリス・マイケル:ギター ニール・テイラー:ギター 逆井オサム:ギター 高田二郎:ギター
ポール・ダン:ギター デイヴィッド・T・ウォーカー:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット、フリューゲルホルン マーティン・ドローヴァー:トランペット
佐々木史郎:トランペット 有沢健夫:トランペット 飯尾通利:トランペット ジョン・サーケル:トランペット、フリューゲルホルン
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
山本一:サックス 瀧川浩水:サックス 野村裕幸:トロンボーン 佐野聡:トロンボーン
大谷幸:ピアノ ジェイ・ワインディング:ピアノ 濱田尚哉:ドラムス、シンバル、手拍子 カクタ・ヒロヤス:シンバル
スケイラ・カンガ:ハープ 朝川朋之:ハープ
マイク・ピラ:バッキングヴォーカル、手拍子、ヴォイス モーリス・ホワイト:ヴォーカル、バッキングヴォーカル
ジェローム・ブラウン:バッキングヴォーカル シャロン・デボラ・ベスウィック:バッキングヴォーカル
グレンヴィン・アンソニー・スコット:バッキングヴォーカル マリオン・パウエル:バッキングヴォーカル
サラ・ブラウン:バッキングヴォーカル フランク:バッキングヴォーカル
シルヴィア・メイソン・ジェームズ:バッキングヴォーカル グウェン・ダプリー:バッキングヴォーカル
SOLNクラッパーズ:手拍子 SOLNタッパーズ:タップ
人気度 ★★★☆☆ お勧め度 ★★★★☆ 管理人お気に入り度 ★★★★☆
アルバム度 「DREAMS COME TRUE」0曲、「LOVE GOES ON・・・」1曲、「WONDER 3」3曲、「MILLION KISSES」1曲、
「The Swinging Star」0曲、「MAGIC」5曲、「DELICIOUS」1曲、「LOVE UNLIMITED∞」1曲、シングルのみ2曲、新曲6曲
シングル度 20曲中5曲 作曲者度 吉田5曲、中村11曲、吉田&中村4曲
1996年5月11日に公開された観月ありさ主演の映画「7月7日、晴れ」のサウンドトラック。映画の音楽をまささんが担当、劇中には主題歌のほか、たくさんのドリカムナンバーが使用されました。それを一まとめに収録したのがこのサントラで、こちらは映画公開前の4月1日に、当時のドリカムの最新アルバム「LOVE UNLIMITED∞」と同時発売されました。ブックレットには小さいながらドリカムの写真があります。また、ドリカムのディスコグラフィ(当時)もついています。
収録曲は、過去のドリカムナンバー15曲(うち1曲は新規ヴァージョン)と書き下ろしインスト5曲で構成されています。過去のナンバーは、「DREAMS COME TRUE」と「The Swinging Star」を除くすべてのアルバムから選曲されていますが、「MAGIC」の曲が5曲と最多なのが印象的。また、ほとんどの曲がおとなしめな曲でバラードも多いです。これは映画の内容の影響でしょうか。そして『SUKI』は、1994年のシングル曲『す き』の英語版で初リリースのヴァージョン。このアルバムでしか聴くことのできないレア音源です。一方インストはいずれも短めの曲ですが、サウンドクリエイター・まささんの腕が発揮されています。6曲あるインストのうち『OPEN SESAME』はアルバム「WONDER 3」で発表済み。
このアルバムはサントラですが、過去のドリカムナンバーを多数収録しているということで、一種のベスト盤とも取ることができます。もしこのアルバムをベスト盤と見るとすれば、(非公式ながら)初のベスト盤「BEST OF DREAMS COME TRUE」より前になります。「BEST OF〜」とこのサントラは選曲範囲がエピック時代とだいたいかぶりますが、面白いことに双方に収録されている曲はたったの2曲。このサントラの収録曲のほとんどがアルバムナンバーだからです。そのため、「裏ベスト」の趣があります。アルバムナンバーなのでビッグ・ヒットは少ないですが、『a little waltz』『今度は虹を見に行こう』『銀河への船』など、ファンの間で人気の高い曲が多数収録されています。また、現在シングルが廃盤となり入手困難なヒット曲『WHEREVER YOU ARE』を手軽に聴くことができます。またマニアックになれば、『OPEN SESAME』は『戦いの火蓋』と連結していないヴァージョン(笑)。そしてここでしか聴けない『SUKI』。聴き所はいっぱいです。
以上の収録曲事情を考えれば、このアルバムはお勧めできます。ただし、せいぜい「裏ベスト」程度に考えておくとよいでしょう。ただの「サントラ」でないことは事実です。何しろ、エピック時代の影の名曲・特にバラードナンバーを網羅しているのですから。BGMとしてもお勧め、ドリカム入門編としても大体お勧めです(結果的にはどのアルバムも買わずにいられなくなりますけど・・・)。中級以上のファンならマストアイテムです。インストも聴いてみましょう。『ベガとアルタイル 第2楽章』は特に必聴です。現在このサントラは廃盤ですが、中古店では簡単に手に入れられますのでお早めに!
私は、オリジナルアルバムをすべて揃えて、しばらくしてから買いました。比較的早く手に入れられました。曲はもちろんですが、アートワークもかなり好きです。ディスコグラフィの解説も、「当時はこんな風に宣伝されていたんだなぁ」と思います。ジャケットやCDレーベル面の黄色と青のコントラストがいい感じですね。私は映画の方は見ていません(酷評されているのをよく見ますが・・・)。ドリカムナンバーの数々が、どんなシーンで流れているのかが興味ありますね。
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