今度は虹を見に行こう
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、バッキング・ヴォーカル、サウンドデザイン
モーリス・マイケル:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:フリューゲルホルン ジョン・サーケル:フリューゲルホルン
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、ドラムス
ライヴ履歴 1990年「WONDER 3」、全体の最後に登場 1993年「The Swinging Star」、『週に1度の恋人』とのメドレーで登場
2001年「DCT garden.com Off-Site Meeting 2001」、『誓い』『愛するこころ』とのメドレーで登場
2009年「“ドリしてます?”」、『あなたに会いたくて』『STILL』『うれしい!たのしい!大好き!』『MEDICINE』『笑顔の行方』『Eyes to me』『愛しのハピィデイズ』『眼鏡越しの空』『決戦は金曜日』とのメドレーで登場(シングル「その先へ」に音源を収録)
2000年のベスト盤「The SOUL」には収録されなかったものの、ファンの間で人気の高い隠れた名バラード。アルバム「WONDER 3」のほか、'96年の映画「7月7日、晴れ」に使用されたことから同名のサントラにも収録されています。さらに、'03年のバラード・ベスト「DREAMAGE」にも収録されています(ちなみに音質が格段に向上しています)。何度か再注目を浴びている名曲です。
この曲を聴いて感じるのは、豊かな自然と午後のさわやかな風です。サウンドは柔らかくきれいな音が中心です。とりわけ目立つのがフリューゲルホルンという楽器。トランペットなどより太く柔らかい音が出る金管楽器です。間奏ではモーリス・マイケルが印象的なギター・ソロを弾いていますが、彼のベスト・プレイの1つです。全体的にプログラミングによるサウンドが主になっているのが少し残念ですが、ピアノやキーボード類は自然に聴こえています。
公園を散歩する内容の歌詞は非常に量が少ないですが、これが詩のようになっていて美しいです。タイトルが繰り返し使われているのも効果的です。またバッキング・ヴォーカルには初めてプロデューサーのマイク・ピラが参加。彼独特の低い声は'96年までドリカムの楽曲の一端を担うこととなります。間奏やアウトロの英語のバッキング・ヴォーカルも印象的。ヴォーカルは伸びやかですが、最後美和さんが歌う「ララララ・・・」は爽やかながら感動的です。
このようにこの曲はドリカムのバラードの中でも美しいサウンド・歌詞を持つ曲です。それなのに、ライヴでは出番が少ないのが惜しいです。ましてDWLでは未登場です。今後は「DREAMAGE」効果で出番が増えてゆくのでしょうか。'09年にはメドレー内で演奏されましたが、この時の演奏はシングル「その先へ」で聴くことができます。
当サイトがリンクさせていただいているドリカム系のサイト「See The Rainbow Together!」の管理人さん、WONDER9さんはこの曲が格別お気に入りだそうです(サイト名もこの曲から由来しています)。この曲の専用ページまで設けていらっしゃるほどです。そこではこの曲の詳しい分析もされていらっしゃるのでぜひそちらも読んでみてください。