HAPPY HAPPY BIRTHDAY
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、手拍子、タップ
中村正人:バッキング・ヴォーカル、タップ、手拍子
西川隆宏:バッキング・ヴォーカル、手拍子、タップ、プロダクションアシスト
濱田尚哉:手拍子
ジェローム・ブラウン:バッキング・ヴォーカル グレンヴィン・アンソニー・スコット:バッキング・ヴォーカル
シャロン・デボラ・ベスウィック:バッキング・ヴォーカル マリオン・パウエル:バッキング・ヴォーカル
SOLNクラッパーズ(ウチ、イノウエ、アカシ):手拍子 SOLNタッパーズ(ヤンチ、ウチ):タップ
マイク・“マスター・オブ・SOLN”・ピラ:ヴォイス
ライヴ履歴 1994年「MAGIC JOURNEY」、アンコールを除く最後に登場 2007年、DWLで登場
ドリカムの「誕生日ソング」ときたらこれ。『4月の雨』(「MILLION KISSES」収録)で飽き足らなかった美和さんが、「どんな場所でも手軽に歌える誕生日ソングを作ろう」と考案してできた曲。この1分ちょっとの曲はアルバム「MAGIC」の最後に収録され、まるでボーナス・トラックみたいです。また1996年の映画「7月7日、晴れ」で使用され同名サントラに収録、さらにファンからの人気が高かったため2000年のベスト盤「The SOUL」にも収録されました。小曲ながらよく健闘している曲です。
この曲では楽器は使われていません。そのかわり大活躍なのが7人による手拍子と5人によるタップ。ドリカムや濱田さん(ドラムス)など関係者によるものです。各人さまざまなパターンでたたいているため、複雑に聴こえ、1人でいっぺんにすべてのパートをたたくことはまず困難です(笑)。タップはリズミカルなテンポを作り出しています。そしてもうひとつ目立つのはコーラスワーク。ドリカムと4人の外国人、そしてプロデューサーのマイク・ピラが参加しています。演奏者のクレジットには「SOLNクラッパーズ」「SOLNタッパーズ」「マスター・オブ・SOLN」(後者はマイク・ピラのこと)と記載されていますが、「SOLN」は「Sound Of Loch Ness(ネス湖の音)」の意味だそうです。歌詞はもちろん誕生日を祝う内容。ブックレットには実際に歌われている歌詞と、英語の部分を日本語訳した歌詞の両方が記載されています。コーラスがたくさんかぶさっているのでどれを歌おうか迷ってしまいます。アルバム「MAGIC」のみ、歌詞にクラッカーの絵が描いてありますが、ドリカムの歌詞(ブックレット記載)に絵が登場したのはこれが初めてです。(後に『いつもいつでも』『PEACE!』『スキスキスー』などにも絵は登場します)
ライヴではアルバムツアー以来ずっと演奏されてきませんでしたが、'07年のDWLでようやく演奏されました(この時DWL初登場も果たす)。案の定、演奏自体はすぐ終わってしまいましたが(苦笑)、演奏前にマーセラス・ニーリーが披露したラップ風の歌が素敵でした(CD化希望!)。また、ライヴの日程に誰かの誕生日がかぶさると番外で歌われることがあります。それも観客サイドから自然発生的に歌が始まります(あるいは、予め仕組んであるのかも・・・)。私が行った2004年の「ウラワン」は、ちょうどドリカム15周年その日だったのでこの曲が歌われていました。案の定、直後に美和さんがケーキとともに現れてきました(笑)。
この曲はドリカムファンにとって誕生日には欠かせないアイテムになっていることでしょう。誰かが誕生日を迎えたら、みんなで手拍子とタップをたたきながらコーラスでこの曲を歌いましょう!相手もきっと喜んでくれるでしょう。くれぐれも、美和さんのまねをして手づかみで相手に無理やりケーキを食べさせないように(笑)。[解説:美和さんは、ツアー中に誰かの誕生日があると、裏舞台で毎回関係者たちをケーキまみれにするそうです] 個人的には、長年序盤の「今日は」という一節が歌われていることを知らず、ブックレットの歌詞を謎に思っていましたが、だいぶ経ってから美和さんがバックで「きょ〜おおは〜」と歌っているのに気づき大変驚いた、というエピソードがあります。