銀河への船
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
フランク:バッキング・ヴォーカル シルヴィア・メイソン・ジェームズ:バッキング・ヴォーカル グウェン・ダプリー:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、ドラムス
ライヴ履歴 1991年「MILLION KISSES」、アンコールを除く最後に登場 1994年「MAGIC JOURNEY」、一部会場のみアンコールで登場
1999年、DWL「冬の夢」、『月光』『おやすみのうた』『三日月』とのメドレーで登場
アルバム「MILLION KISSES」の最後を締めくくる壮大でソウルフルなゴスペル風の3拍子の曲。そのためか演奏時間は6分49秒。現在ドリカム・ナンバーで2番目に長い曲です(アルバムに収録されている曲を対象)。洋楽嗜好の強いまささんによる作曲。全体的に宇宙を思わせる、幻想的で壮大なアレンジがされていて、シンセストリングスが美しいです。間奏ではプログラミングですがピアノ・ソロもあります。
ソウルフルなヴォーカルは美和さんの得意とする所。サビの部分の、空に突き抜けるようなのびのびとした歌い方が印象的です。途中の部分では静かな歌い方になります。さらにゴスペル風のコーラスが挿入されて、曲に力強さを与えています。これを歌う3人の外国人は、後のドリカムの楽曲にも参加しています。歌詞は丘から見た星空を歌ったもので、銀河の彼方へ誘ってくれます。北斗七星を歌う部分の描写では美和さんの思い付きがすごいです。さすが些細な描写をも見逃さない美和さんだけあります。
この曲は最後はテンポアップしながらフェイドアウトしますが、この部分で3人の外国人が歌うコーラスの歌詞は、同じアルバムの最初の曲『STELLA OF DREAMS COME TRUE』のものとほとんど同じです。アルバムをリピート再生してみると分かると思います。また、この曲のメロディは次アルバム「The Swinging Star」のタイトルソングで使われているので、この曲は2つの曲とリンクしているのです。
この曲はライヴではちょくちょく登場しています。1999年DWL「冬の夢」では神秘的な演出がされていましたが、DVDではこの曲の演奏中観客にだいぶ年配の女性が映っていて、ドリカムは幅広い年齢層に愛されているんだなぁと感心してしまいます(笑)。また曲の方は1996年の映画「7月7日、晴れ」に使用され同名のサントラにも収録されました。また、2003年のバラード・ベスト「DREAMAGE」にも収録され再注目されています。
私の好きなアルバム「MILLION KISSES」収録曲ということもあって、好きな曲ですが、演奏時間が長いのがちょっと痛手かな・・・?そんなに頻繁に聴きたいとは思いません。あと忙しい時なんかは聴いている暇がないですねぇ(汗)。でも、感動的な曲ですよ!ドリカムは3拍子(風)の曲に人気のナンバーが多いです。『a little waltz』『おやすみのうた』『月光』『come closer』、最近では『ラヴレター』とか。ブックレットでは歌詞は藍色のイタリック。そのページの写真もきれいです。サード・アルバムまでの紹介もありますが(笑)。私は第1節の「バス」が「パス」にしか聴こえません・・・。