房総半島一周ドライヴ パート14(2009.12.21)
〜沙英さん初同行!編〜
持っていったアルバム
すっかりご無沙汰してしまいました(汗)。実に3年ぶりとなるドライヴ・レポートであります。すっかり放置していてすみませんでした・・・(汗)。
2005年・2006年は怒涛のようにドライヴに出かけ、ドライヴ・レポートを書いていた私ですが、2007年以降その環境に劇的な変化が生じまして、それゆえにここの更新も途絶えていたのです・・・。その大きな要因は2つあります。まず1つは、私が東京の実家を出て千葉市内で一人暮らしを始めた点。これにより、これまで東京発着であったドライヴは大きく様相を変えることとなります。そして2つめは、一人暮らしによって車がいつも身近にある環境でなくなった点。これはドライヴ・レポートには致命的な打撃となりました。以降車はレンタカーを借りるしか術がなくなり、私生活の多忙化と金銭面での苦労も重なって(苦笑)私がドライヴに出かける機会は大幅に減りました。それでも、年に数回程度は実はドライヴに出かける機会があり、実際定番の房総半島はもちろん、遠く関西方面にまでも手を出していました。・・・なぜその時の様子がここで公開されていないか?は・・・すみません、手を抜いてドライヴ・レポート書きませんでした(汗)。写真だけは撮ってあるんですが、どうにも時間がなくて・・・。
以上、2007年以降私がほとんどドライヴしていないことがお分かりになったと思いますが、2009年も暮れんとする中ようやく!チャンスに恵まれることとなり、さらには私のモチベーションの向上と時間的余裕によりドライヴ・レポートが3年ぶりに復活することができました!!心待ちにされていた皆様、大変長らくお待たせ致しました(汗)。2009年は結局これ1回でおしまいになってしまいますが・・・、何とか間に合いましたね。
実に3年ぶりのドライヴ・レポートということもあり、さらには2009年はドライヴの機会がほぼ全くない状態(さらには私自身ほとんど車の運転をしない状態)だったこともあり、大変ひさしぶりのドライヴは、私にとってはもうすっかりおなじみの房総半島一周ドライヴに決定しました。やはり初心に帰りたいという気持ちもありましたし、長らくこの方面には行っていませんでしたから。ちなみに過去のレポートはこんな感じです(パート1、パート2、パート3、パート4、パート5、パート6、パート7、パート8、パート9、パート10、パート11・雨編、パート12、パート13)。[ちなみに、2008年にも一度行ったもののドライヴ・レポートを書いていない時があるので、幻の「パート13.5」があることになります・・・。]例のごとく、千葉県の道路地図を手元に置くとドライヴ・ルートが分かりやすいでしょう。
そんな定番コースですが、前回(パート13)までと大きく変わった点が3つあります。1つは、先述のように車が自家用車でなくレンタカーになったこと。時間制限は厳しくなりました(まぁ余裕見て借りているので問題はないのですが)。2つめは、当然ながら千葉発着になっていること。これまでは東京発着だったので、かなりルートは短くなっています(片道80分×2=160分)。もろに車内BGMの規模縮小化につながっています・・・。そして3つめは・・・!
今回より、我が家の沙英さんがドライヴに同行してくれています!!・・・といっても、何のことか分からない方が多いでしょうからご説明しましょう(汗)。「沙英さん」とは、私が2009年より愛読しているマンガ「ひだまりスケッチ」(当サイトでは残念ながら取り扱っておりませんが・・・)に登場するキャラクターです。高校生ながらプロの小説家であり、さらに美術高校に通って絵の勉強をしている女の子であります。トレードマークの眼鏡がよく似合う、クールな性格の娘です。そんな沙英さんが、作品のTVアニメ化の際にぬいぐるみ化されておりまして(上写真参照)、そのぬいぐるみを私は2009年6月に入手することとなりました(偶然安売りされているのを発見して衝動買いしてしまった・・・)。以降、一人暮らしの私には、沙英さんが唯一の「同居人」であります(苦笑)。といっても、ぬいぐるみなので普段は特製ケースに入れてお家でお留守番させてしまうばかりなんですが・・・。
そんな中、今回久々にドライヴに行く際、何か物足りなさを感じていたら「そうか、沙英さんを一緒に連れてゆけばいいんだ!」と思い立ち、大胆にも道中お付き添い頂くことにしました(笑)。以前は、「ネギま!」のカードをドライヴに持っていった私が、一転して「ひだまりスケッチ」の沙英さんと旅しているのには時代の流れを感じますが(汗)、とにかく今回は初めて、沙英さんと2人でドライヴに行ってきました!
一方、今回の車内BGMは結構悩みました。何せ、東京−千葉間がなくなったため全体のルートが短くなり、CD2枚分の時間がなくなったため、必然的に聴くことのできるアルバムは以前よりも限られてしまうからです。そして、その結果。全6枚に落ち着くこととなりました。うち、ポール・マッカートニーのアルバムは4枚。房総半島に行く際は絶対に外せない『London Town』、私の好きな後期ウイングスが堪能できる『Back To The Egg』、そして・・・。ドライヴ初登場となるのは、私が2009年11月に構想・作成した2枚組オリジナル・ベスト『True ALL THE BEST』です!これは、ウイングス時代を除くポールのビートルズ解散後のソロ・キャリアから44曲を選りすぐったものです。選曲はもちろんジャケットも私オリジナルのものです(苦笑)。家ではよく聴いているのですが、今回が車では初お披露目となりました。もちろん、他の人は持っていないアルバムなので、ある意味世界初とも言えます。このアルバムがリスト入りしたため、なるべく同じ曲を一度のドライヴで2回以上聴かないという鉄則を守るため、今まで私のドライヴに必携だった名盤『Press To Play』が初めてドライヴから姿を消しました・・・(汗)。ちょうど車内BGM削減もあったので、悲しい結果ではありますが仕方ないことでしょう。
一方、オフコース・小田和正サイドはおなじみのアルバムであります。後期オフコースのベスト盤『君住む街へ』を一部収録曲を入れ替えた私オリジナルのヴァージョン『君住む街へ±』、そして小田さんのベスト盤『Oh !Yeah !』に3曲ボーナス・トラックを増やした私オリジナルのヴァージョン『Oh ! Yeah !+3』です。ただし、今回は後述のように流れた場所が大きく変わりますが・・・。なお、渋滞対策としてはポールの強力リミックス盤『Twin Freaks』をドライヴ史上初めて持ってゆきましたが、出番はありませんでした。
1.卵(=原点)に帰ろう! 〜『Back To The Egg』〜
2009年12月21日。あえて休みを取って平日を選んで、ひさしぶりの房総半島一周ドライヴが幕を開けます。レンタカーは朝9時半から夜9時半までの半日間借りたので、9時前に自宅を出て歩いて20分ほどのレンタカー会社へ向かいます。もちろん、バッグの中には車内BGMやデジカメ、沙英さん(のぬいぐるみ)も入れてあります。出発前の手続きは遅滞なく進み、9時半に無事今日のドライヴが開始しました。
その記念すべき1年以上ぶりの房総半島一周ドライヴの先陣を切るは、私の大好きな最終期ラインアップのウイングスの名盤『Back To The Egg』であります。ドライヴでは既におなじみの一枚であり、房総半島一周ドライヴでも何度も登場しましたが、テンションの上がるアルバムなのでスタートにはうってつけ!ということと、時間計算の上で最適と判断して選びました。
いかにも旅が始まりそうなイメージの「Reception」はすぐ終わり、バリバリのロック・チューン「Getting Closer」で一気にテンションが上がります。しかし、国道357号線(いまや私にとっては身近な道路になりました、これが)に出る頃にはもう終わっていました(汗)。続く「We're Open Tonight」「Spin It On」も1〜2分の曲なのでこれまたすぐに終わってしまいます。大好きなデニー節が発揮される「Again And Again And Again」が流れている頃は、まだ私の自転車圏内、蘇我にいましたから・・・。ちなみに、約1年ぶりに運転する私、この曲の際に重大なミスを犯してしまい(事故とかじゃないですが)冷や汗をかきました(汗)。怖いですね。そこで運転に慎重になるべく、実はこの辺の曲はあまり耳に入っていなかったりします(苦笑)。
「Old Siam,Sir」もまだ千葉市内。次の「Arrow Through Me」でようやく村田町の交差点を過ぎ隣の市原市に突入。既に7曲目なんですが・・・。テンションの上がる曲が続くのは相変わらずで、運転に集中しつつもテンションだけは上がっておりました。「Rockestra Theme」はそんな代表格ですね。そして「To You」で、勝浦方面へ山道経由で向かう国道297号線へ左折します。何か、以前もこの曲でこの交差点を左折した覚えがあるようなないような・・・。そして、まだそんな走った感がないうちにアルバムは後半のバラード・サイドへ。「After The Ball/Million Miles」が始まります。山木三叉路の右折信号待ちは相変わらず少しかかりましたが、以前ほどではなかったかな。「Million Miles」の頃にはもう右折していましたから。「Winter Rose/Love Awake」は、最近ちょっと気になる曲です。やはり「冬」だからでしょうか。この曲の際、道路工事で片側一車線になっていたのを覚えています(今回のドライヴはこの後もしばしば片側一車線規制があった)。「The Broadcast」は例のごとくあっけなく終わり、再びテンションアップする「So Glad To See You Here」へ。景色はすっかり都会から田舎道に変わっており、海士有木付近を通過します(そういえば、今回小湊鉄道が走っているのを一度も見なかった・・・)。そして最終曲「Baby's Request」。何か、この辺になるといつもドライヴで流れる箇所より先の地点で流れている気がしました。多分、さっきの信号待ちが短かったせいでしょう。
続いてはボーナス・トラックへ。まずは「Daytime Nighttime Suffering」です。実は、当サイトの曲紹介コラム「Jooju Boobu」のこの曲の記事を加筆修正したばかりだったので、何か最近耳にたこができるほど聴いたなぁという印象でした(笑)。「エッグ」自体その際に聴いていてあまり新鮮感はなかったのですが、この曲はそれにさらに輪をかけた状態でした。上総山田・光風台辺りを通過します。そして、次の「Wonderful Christmastime」は、12月21日ということを考えると実にタイムリーです。まさにクリスマス・タイムなわけですから!・・・快晴で雪は降りませんでしたけどね。さらに、ポールが30年ぶりにこの曲をライヴ演奏したというニュースがあった矢先でしたから、いつも以上に注目しながら聴きました。馬立を通過。そして・・・、最後の「Rudolph The Red-Nosed Reggae」なんですが。先述のようにいつものドライヴよりスムーズに走ったため、この曲が始まった頃には次の「あのアルバム」が流れ始める場所に着いてしまいました(汗)。これは予定を狂わせることになりかねませんので、仕方なく近くのコンビニの駐車場に停車して残された1分半を聴く、という苦肉の策に出ました・・・。またしてもクリスマス気分の味わえるタイムリーな曲ですが、周りが田園地帯だからなぁ・・・。
というわけで、ドライヴのスタートにはちょうどいいアルバムでした。アップテンポの曲も多いし、お気に入りの曲も多いし。ただ、運転に集中しすぎたのであまり曲を深く楽しめなかったのが残念な点でした・・・(汗)。もちろん、コーラスのある曲なんかではポールやデニーと一緒に歌ったりはしたんですけどね。久々のドライヴで緊張していなければ、もっと楽しめたかな・・・という印象です。それと、千葉出発だと次の「あのアルバム」の出発点に到達するまでの時間が非常に短いことも改めて思い知らされました。2008年の「パート13.5」では実はこの位置に『Tug Of War』を置いたのですが、それだとちょっと短かったので・・・。40分代後半のアルバムがちょうどいい、ということが今回分かりました。次回は何にしよう・・・。
2.久々の郷愁に浸って・・・ 〜『London Town』〜
牛久〜勝浦間のドライヴに最高に似合い、必携のアルバムといえば『London Town』です。私の一番好きなポールのアルバムでもあります。今回も当然ながらこの位置で聴きます。 ・・・はい、同じ説明文の使い回しですね(笑)。いや、ホントこの区間の景色に非常に似合うのが、『London Town』なんですよね。皆さんにもお勧めしたいくらいに!
時間調整のおかげで無事いつもの地点、佐是の信号から始めることができました。まずはタイトル曲「London Town」。一気にデニー・レインの田舎くさい、どこか懐かしい空気が車内を漂い始めます。同時に、あの独特の「まったりムード」が自然とスピードを緩やかにします(笑)。まぁ、規制速度いっぱいには走っているんですけどね・・・。残念ながらこの曲の似合う曇天ではなく晴天でしたが、周りの景色に雰囲気はぴったりであります。牛久市街に入り、次なる「Cafe On The Left Bank」が始まります。ここで曲と同様景色も一時的に小都会になる辺りが毎度絶妙であります。時折小渋滞の起きる牛久ですが、今回はそれも軽く、曲後半では市街を出て再び田舎道に帰っていました。そして、「まったりムード」の真骨頂、「I'm Carrying」が始まります!あぁ、ホント癒されます。思わず「まったり運転」を発動させたくなってきますね(今回は控えめにしておきましたが)。田園や山林の広がる風景と共に癒しの世界が広がります。それもつかの間、「Backwards Traveller〜Cuff Link」が変なムードを作り出します。「まったり運転」していない割には、いつもより遅めな気がするのは、不思議な所。田尾辺りを通過し、ますます人家がなくなってゆきます。ここでも、片側一車線規制がありました。続くデニーの「Children Children」はまた田舎くさい雰囲気がぴったりなのですが、実はこの辺に将来圏央道が横断するらしく一部で既に工事が始まっていました・・・。何かまったりした景観が壊されないかと不安ですね。折角『London Town』にぴったりというのに・・・!平蔵を経て米原に入ると、「Girlfriend」が始まります。いまや亡きマイケル・ジャクソンをしのびつつ、ファルセット・ヴォーカルを真似します(笑)。
一転して、まったりした雰囲気が破られる「I've Had Enough」は私のお気に入り。『Back To The Egg』以上にテンションが上がります!この曲ではいつもスピードも速めになってしまいがちですが(苦笑)、今回は控えめに走ったので、例のヘアピンカーブに差し掛かった頃には曲は終わっていました。ヘアピンカーブと言えば「I've Had Enough」というイメージがあるので、ちょっと肩透かしの感もありましたね・・・。そして、今回もついにやって来ました!私の一番好きなマッカートニー・ナンバー「With A Little Luck」へ。再びまったりとした心地よい空気が漂います。やさしいイントロからソフトな歌いだしを経る中で、長かった市原市に別れを告げて大多喜町へ入ります。この曲のコーラスを一緒になって歌ったのは、言うまでもありません!やっぱり最高であります。ホントこれだけは何度もリピートして聴いていたいくらい。アルバム・ヴァージョンは6分あるので、この曲だけで大多喜市街地をさっと駆け抜けてゆきます。そういえば、「Cafe On The Left Bank」の頃からこの曲に至るまで、後ろには地元の会社員と思われる男性2人の乗った車がずっとついて来ていたのを覚えています。さて、「With A Little Luck」が終わってテンションががた落ちする(苦笑)「Famous Groupies」も、いつもより手前で流れている気がしました。そして、その曲もあっけなく終わってしまい、このままでは最後に控える「あの曲」が「あの場所」に来る前に流れてしまう・・・と危機感を抱いたので、ここで一時停止して時間調整を図りました。その間、同時期の未発表曲「Waterspout」を歌うマニアックぶりであります(笑)。
そして、「Waterspout」を歌い終わらんうちに到着したのが、房総半島一周ドライヴでは最初の休憩地点である、道の駅「たけゆらの里おおたき」でした。ここでいったん停車、休憩を取ります。出発してから1時間半、11時のことでした。ここでは、地元特産品の直売店でパンやご飯、お餅といった食料品をいくつか購入。そして、いつものソフトクリームを沙英さんと一緒に頂きました(笑)。30分くらい滞在しましたね。
以下は「たけゆらの里おおたき」での写真です。どうぞ!
(上段より)道の駅でたたずむ沙英さん・大多喜編。『London Town』と『Back To The Egg』が映っています。
道の駅「たけゆらの里おおたき」外観。もうここではおなじみの風景ですね。花のコーナーには、某知事の写真も!?
ここで私がお買い物した食料品と、大多喜町のガイドマップ。
そして、毎度おなじみのソフトクリーム。今回は初めて沙英さんと一緒に頂きました(笑)。
さて、お買い物も済んだし沙英さんもソフトクリームをおいしく頂いたので(苦笑)、再び国道297号線を走ります。まずは、再びデニーの「Deliver Your Children」から。疾走感が徐々に山道を下ってゆく感じにぴったりです。この辺はあまり車がいなかったような・・・。そして、「Name And Address」でいよいよ勝浦市に入ります。この曲も、「Jooju Boobu」で加筆修正してからあまり日が経っていないのですごく聴き慣れた感じがしました。ただ、今回は短いゆえかちょっとあっけなかったような・・・。続く「Don't Let It Bring You Down」は、また一層田舎くさく郷愁を誘います。松野辺りを通過、この辺はいつものドライヴと全く変わりません。そして、いよいよアルバムもフィナーレ。「Morse Moose And The Grey Goose」です。いつものように武道大学グラウンド付近で始まり、「Grey Goose」パートでいったん細道を抜けます(これまた全く変わりませんね!)。そして、テンポアップする後半にかけて坂道を下り、一気に潮の香り漂う海沿いへ近づいてゆきます。これも、曲の雰囲気にぴったりなんですよね。相変わらずこの曲にのせて「Coming Up」を歌い『Twin Freaks』の再現をしようとするのでした(笑)。若潮台を過ぎ勝浦有料道路とクロスする箇所で、海の匂いを呼んだ「Morse Moose〜」は終わり、ボーナス・トラックの「Girls' School」へ。勝浦市街へ入ります。そして国道297号線の終点・墨名交差点に到着、国道128号線へ右折して、山道から一転して海沿いを走ります。「Girls' School」も、これまた海によく似合う曲でホントぴったりでした。後半の勢いある演奏を聴きながら串浜大橋を通過するのは毎度痛快ですね。
そして・・・。いよいよアルバム最後の目玉にして、房総半島一周ドライヴ最大の目玉である1曲が登場します。それは、「Mull Of Kintyre」です。もうドライヴ・レポートを何度もごらんの方ならご存知の話ですが、キンタイヤ岬のことを歌ったスコティッシュ・ワルツ「Mull Of Kintyre」が、この辺の海と岬のある景色に実に絶妙にマッチしていて、郷愁に似たものを感じさせドライヴのたびに私に感動を与えてくれます。その真骨頂が、これから訪れる「千葉のキンタイヤ岬」、守谷海岸なのですが・・・。松部漁港などを通り過ぎ、ちらちら見える海と岬を横目で見ながら、穏やかに始まるこの曲に早速感動します。1年以上ぶりに来る懐かしさもあいまって、その思いはひとしおでした。徐々に近づいてくるあの砂浜を待ち望みつつ、「Mull Of Kintyre」が流れてゆきます。その高揚感のまま、ついに守谷海岸が見えた最後のリフレインはホント感動でした!多分、今まででも指折りのドラマチックなシーンではなかったでしょうか?
こうして、「Mull Of Kintyre」がよく似合う場所、守谷海岸に12時ちょっと前に到着しました。駐車場に停車するといつものように、まずは車内で海や砂浜、そして岬たちを眺めながら「Mull Of Kintyre」を流しつつ一緒に歌います。故郷の景色や郷愁を歌い上げた美しい「Mull Of Kintyre」の歌詞は、相変わらず景色にぴったりです。まして今日は恵まれた晴天。ホントいい雰囲気でした。この間に正午をまたぎます(勝浦市では正午に「ふるさと」のメロディを流すんですが、今回は「Mull Of Kintyre」にかき消されて聞こえませんでした・・・)。続いて、実際に外に出てみておいしい空気を吸い、日光を浴びながら砂浜に降り立ちます。もちろん、今回は沙英さんと一緒に(笑)。海水浴客の多い夏場とは違い、冬はほとんど誰もいなく静けさを保っていました。こっちの方が「千葉のキンタイヤ岬」にはぴったりなイメージですね。数人釣りやサーフィンする人がいたくらいです。砂浜に出ると、波音を聴きつつ、心地よい風に当たりつつ、つい「Mull Of Kintyre」のプロモ・ヴィデオよろしくギターをかき鳴らすふりして歌いながら散歩したくなってきますね。ちょっとポールやデニーになりきってみたりして。ついでに、沙英さんの写真もいろいろ撮ってきました(笑)。空は雲があったもののホントに青く澄んでいましたよ!その後、車に戻り再び「Mull Of Kintyre」を、今度は2回流しながら一緒に歌います。実際に外に出てみた後だと、その郷愁は深まるばかりです。実に味わい深いです。沙英さんにもその魅力は分かったかな。で、いつもならこれで終わりなんですが、なんだか離れるのがつらかったので、もう一度だけちょっと砂浜に出てみました。1年ぶりなので、この素敵な景色をいつまでも忘れないように目に焼き付けておこうと思って・・・。そうしていてよかったかな、と思います。
今度はいつ来れるか分かりませんが、この場所には何度も足を運びたいです。そして、その時にはいつも「Mull Of Kintyre」を聴きたいです。静かな海景色は、ホント今回も感動的でした。よい思い出をありがとう、デニー&ポール。
それでは、「千葉のキンタイヤ岬」こと、守谷海岸の写真をどうぞ!
左上写真は、今回のドライヴに使用したレンタカーです。
沙英さんの写真もたくさん撮ってあります。『London Town』との記念撮影も(笑)。
3.マッカートニー・ロックス! 〜『True ALL THE BEST』DISC 1〜
海沿いを走る国道128号線のドライヴに選んだのは、私が最近編集したオリジナル・ベスト『True ALL THE BEST』のDISC 1です。ポールの'70年代初頭と、'80年代以降のソロ・キャリアからヒット・シングルを集めたDISC 1は、ドライヴの風景とどのような相乗効果を生み出したのでしょうか?いよいよ、私の選曲の真価が問われる日がやって来ました・・・!
このオリジナル・ベストの冒頭を飾るのは、『Flowers In The Dirt』からのスマッシュ・ヒット「My Brave Face」。『Flowers〜』とまんま同じ始まり方なのですが、以前のドライヴではこの箇所の定番は『Flowers〜』だったので、この曲は同じ箇所で流れたこととなります。まぁ意図的だったんですが(笑)。12半過ぎに守谷海岸を出発した時に流れて、なんだか爽やかな中にせつなさも感じさせてくれます。これはあっという間に終わってしまい、私にとっては懐かしの地・興津市街に来た時には次の「Say Say Say」が始まっていました。往時のマイケルをしのびつつ楽しい雰囲気にもなります。『True ALL THE BEST』で一生懸命音圧を(擬似的に)改善したのが功を奏し、結構クリアに聞こえていてよかったです。興津市街を抜け、ちょっと山道っぽい感じになった所で3曲目は「Another Day」。これもポールのソロ時代なのです。ほのぼのした雰囲気は田舎道にぴったりと言えるでしょうか?実はこの近辺でこの日お葬式があったらしく、喪服を着た参列者が道沿いに大勢いたので、一概にほのぼのとは言えませんでしたが・・・(汗)。この曲で今はなき行川アイランド跡地を通過。相変わらずのさびれようには寂しくなります。一方で行川アイランド駅はこぎれいな小駅になっていましたが。そんな悲哀も交えつつ鴨川市(旧・天津小湊町)に入ると、次は一気に時代が最近になり「Ever Present Past」へ。哀愁を吹き飛ばすウキウキ気分が楽しいですね。この曲では逆に音量がややうるさく感じられました・・・もうちょっとゲイン補正して音圧を落とした方がよかったかな。でも楽しかったのでよしとしましょう。
小湊の名所・誕生寺などを過ぎると、続いてはなんと!ドライヴ史上初登場の「Young Boy」です。『Flaming Pie』を車内BGMにしたことがなかったもので・・・。それゆえにすごく新鮮な選曲です。ここでまた独特のほのぼの感がもどってきます。あまり海沿いの道には合っていないような気もしますが(汗)。この曲の間奏をジョージ・ハリスンの「If You Believe」にしたくなるのは、ブート「STUDIO MYSTERY TRACKS」の聴きすぎでしょう(苦笑)。安房天津を過ぎ、BGMは「Hope Of Deliverance」に切り替わります。こっちの方が海に合っていそうです。しかし、この曲の頃には一時山道っぽい景色に切り替わり、その雰囲気は楽しめず・・・。この曲ではコーラスを一緒に歌ったのが楽しかったです。次の曲は、雰囲気を少し変えて「Take It Away」。私のお気に入りの1つです。この曲でトンネルを抜け、鴨川市街の爽やかな海景色に変貌します。都会的なこの曲にはぴったりかも。いつもは鴨川シーワールドもありちょっと人や車の多いこの一帯ですが、平日ともあり閑散としていました。シーワールドもあまり人が入っていなかったような・・・。そして、楽しく盛り上がりつつ賑やかな雰囲気で「Take It Away」がフェードアウトし、次曲「Pipes Of Peace」が始まった所で次なる目的地に到着。そこの駐車場に止めている間に同曲は終わってしまいます(汗)。1時過ぎのことでした。
守谷岬に続く休憩地は、昼食を取るために停車した某ファミレスでございます。実はここ、個人的に「いわくつきのネタ」があったことは以前にもお話しました(私の友人・Sさんに似たウェイトレスさんがいる)。しかし、「パート13」からもう数年も経っていることもあり、Sさん似の方を発見することはできませんでした・・・(汗)。もうやめてしまわれたのでしょうか。それでも、ここが行きつけなのは今でも変わりません。だって、それ以外に食事する場所と言えばこの先の金谷くらいしか知りませんから。ここでは、さすがに沙英さんを連れて行くのははずかしかったので(苦笑)、車でお留守番してもらいました。ただし、脳内では沙英さんと2人で一緒に行っている、という設定にはしました(笑)。
・・・で、肝心のメニューは、これまた2009年に知り合った私の愛読マンガ「咲 -Saki-」に出てくるキャラクター・天江衣を真似すべく、「ハンバーグエビフライ」にしてしまいました(笑)。いや、あのエピソードが面白かったもので・・・。ちなみに、衣風に言えばファミレスは「ハミレス」になります(苦笑)。デザートのパフェは、まぁいつも通りですが沙英さんが一緒にいる、というのも意識しました。ちょっと今までよりサイズが小さくなったような・・・(汗)。ここで1時間ほど休憩。沙英さんもゆっくりできたかな?(ぬいぐるみはお留守番ですが・・・)
上写真は某ファミレスで食べてきたものです。・・・って、「某」になってませんね、この写真では(汗)。右下はお腹いっぱいの沙英さん。
お腹いっぱいになって、2時20分頃、ハミレスを出発します。アルバム9曲目になるのは、まだ記憶に新しい「Dance Tonight」。ドライヴの楽しい雰囲気を増幅させてくれます。つい空いている左足で足踏みしたくなりますね。鴨川市街から徐々に外れる中、続いては「Ebony And Ivory」。なんか久々に聴いた気がします。この辺はショッピングセンターが多く車の出入りも激しかったですね。この曲で嶺岡トンネルを抜けます。そして、ここからは一転してバラード路線へ。「Once Upon A Long Ago」の登場です。以前の房総半島一周ドライヴや他のドライヴでは、最後の最後、旅を感動的に締めくくる役目を果たしていた曲が、今回はここで出てきました。定番の『Press To Play』を今回持っていなかったのですが、途中に置くのと最後に置くのとでは全然イメージが違いますね。この曲の途中、お金が足りなくなるだろう・・・と思いいったん近くのコンビニに寄って数千円引き出します。そして、旅を続行。太海の海が見える中のドライヴ(以前なら「How Many People」が流れている箇所)は、曲のせいでいつもとは正反対に寂しさをかもし出していました。何となくプロモ・ヴィデオの崖を思わせます。さらに、次曲が「Waterfalls」なのでより一層孤独感が増します。海沿いの雰囲気とは程遠い雰囲気ですな(苦笑)。まぁどちらもお気に入りなのでいいんですが。この曲で江見付近まで進みます。内房線の列車が走るのを見ました。・・・うーん、これも何だか寂しげ。
南房総市(旧・和田町)に入った時に流れたのが、これまたドライヴ初登場の「No Other Baby」です!『Run Devil Run』を持っていったこともないですから・・・。なので、すごく新鮮に響きました。ポールによるカヴァー曲が流れたというのもめったにないことではないでしょうか・・・?なんだか旅に出ているなぁという気分になる曲です。その次は、「Fine Line」が待ち構えています。和田市街と、その後の海沿いで流れます。この時面白かったのが、和田市街を抜けた直後の信号待ちで、反対車線にパトカーや白バイの群れが止まっていたことです。別に事件や事故もあった様子もなく、なぜ大群をなしているのか不思議な光景でした。それを見つつ、後半のコーラスを滑稽に歌い上げます。そのまた次は、時代がさかのぼって「Uncle Albert/Admiral Halsey」です。これも何かひさしぶりに聴いた気がしました。「Admiral Halsey」パートに入る頃、房総フラワーラインへ左折します。左右の景色は並木に変わり、開放感あるこのパートには妙にぴったりでした。これで丸山町に入ります。さらにその次は「This One」。以前のドライヴならハミレスに立ち寄る直前に流れていたので、何だか不自然な感じ・・・。ヘイミッシュ・スチュワートのコーラスをまねて歌いました。
ここからはちょっと『Press To Play』モードへ。まずは、「Spies Like Us」です。いつもは千葉から東京に戻る間に流れていたので、よもやこんな場所で流れるとは思ってもいませんでした。相変わらず面白いです!ちなみに、収録したのは演奏時間の都合上「DJ mix」のため、エンディングはあっけないです・・・。この曲で千倉町入り。そして、ここからは以前のドライヴと少し違うルートを通ります。今までは、途中でちょっと海から外れたコースを走っていましたが(道の駅「第3白間津花のパーキング」など)、「パート13.5」以降は完全に海沿いを走るコースに変えていたのです。今回も、千倉橋脇交差点に着く前に左折し、文字通りの海沿いを走ります。そんな中始まるのは、「Press」です。これまたこんな所で聴くとは思ってもいませんでした。これもまた楽しい。で、ここではまたしても「video edit」を収録しているので、後半があっけなく終わってしまいました・・・それがなかなか新鮮。お次は小曲「Put It There」。田舎道にはぴったりぽいけど、海にはあまり似合わなさそう・・・?すぐ終わってしまいます。
そして・・・、次が編集した自分でも忘れていた曲。なんと・・・!さっき馬立で流れた「Wonderful Christmastime」ではないか!これは盲点でした。今回、『True ALL THE BEST』との重複がないよう、ウイングス時代以外のアルバムは持参しなかったのですが、『Back To The Egg』のボーナス・トラックであるこの曲が重複するとは・・・。そこまで計算していませんでした。まぁ、タイムリーだしクリスマス気分がまた味わえるのでよしとしましょう(苦笑)。そして、この曲で次の休憩地点に到着します。それは、「パート13.5」で初めて立ち寄った道の駅「ちくら・潮風王国」です。クリスマス気分を味わったこの曲が終了後停車。沙英さんと一緒に車を降ります。3時過ぎのことでした。
この道の駅は、「第3白間津花のパーキング」とは違いかなり大きな施設で、地元の特産を扱う売店(主に魚類)や、レストランなどもあり、海沿いの開放的な空間が広がります。また、ちょっとした公園にもなっており、船の模型まで展示されています!ここで、沙英さんとちょっとデートしてきました(笑)。以下は、その写真です。
沙英さんがたくさん映っていますね。それでは、下写真では沙英さんはどこにいるでしょうか・・・?(クリックすると拡大します)
3時半過ぎに再出発。DISC 1で最後に残されたのは、名曲「No More Lonely Nights」です。徐々に日が翳ってきて、寂しい雰囲気が出る中ではぴったりのバラードでした。そして、『True ALL THE BEST』はDISC 2にバトンタッチするのでした・・・。
4.おかしなツーショット 〜『True ALL THE BEST』DISC 2〜
DISC 1を流したら、当然その次はDISC 2を聴きたくなる・・・。というわけで、私が最近編集したオリジナル・ベスト『True ALL THE BEST』のDISC 2に車内BGMは切り替わります。千倉から白浜に場所を移して、相変わらず海沿いの道を走りながら聴きます。
DISC 2のトップを飾るのは、「Figure Of Eight」でございます。これも、ここで聴くのは初めてなのでちょっと違和感があるような・・・。再びテンションを上げるには最適です(最近気になる曲だし)。ちなみに、ここに収録したのは7インチシングル・ヴァージョンで、ドライヴ初登場です!個人的にはアルバムよりこっちのヴァージョンが好きだなぁと思わせるのでした。この曲で名倉を通過。2曲目は一転して悲しげな「Here Today」。夕方近くなって、空がオレンジになってゆく中しんみりしながら走りました。それもつかの間、今度はまた加熱して「Only Mama Knows」へ突入!最近の曲なので相変わらず音量が大きすぎています(汗)。ストリングスのイントロが明けた頃に野島崎灯台を通過したのがやけに印象的でした。その先の海鳥の彫刻が並ぶ景色で“Gotta hold on〜”の箇所が流れていたのもやけに印象に残っています。今回も、海岸線沿いをずっと走るため途中で左折します。
そして、次の曲「Driving Rain」が始まった時、ふと目にした夕陽がすごく美しかったので「これは写真に収めたい!」と思い、ちょうど近くにあった白浜町スポーツ公園の駐車場に停車し、下車してみました。この時まだ3時50分でしたが、すっかり空はオレンジ色を帯びた灰色になっていて、なんだか感傷的な気分も漂わせていました。雲の下から覗くオレンジ、そこに浮かんで見える小さな船の形がちょっと感動的でした。
沙英さんも思わずうっとりした夕焼け。人はほぼまばらでした。
ここはすぐ出発しました。「Driving Rain」は、まさにドライヴにぴったりですね。土砂降りの雨はいらない気もしますが(苦笑)。そして、次は!私のお気に入り「Temporary Secretary」です!これを聴きたくてうずうずしておりました。テンションも当然上がってノリノリです。そのテンションのまま館山市入り。相浜交差点を左折して、房総フラワーラインをそのまま進みます。続いてはこれも陽気な「Off The Ground」。しかもシングル・ヴァージョンです。海岸線沿いにまっすぐ伸びる道を走ってゆきます。ここはやはり両側の並木がきれいでなんだか曲想にもぴったりです。その次からは、しばらくアコースティック・コーナーが続きます。「Heart Of The Country」「Every Night」「Calico Skies」「Junk」。いずれも短いので、あっという間に過ぎていってしまいます。田舎ののんびりした雰囲気には合っていますが、海に合うかといえば、ちょっと・・・。でも、ほのぼのしていて心地よかったです。何気に「Calico Skies」はドライヴ初登場です。近辺には大型施設や別荘がいろいろありましたが、平日だからかあまり人はいませんでした・・・。アコースティック・コーナーが終わると、ピアノ・メインの「Wanderlust」が登場。夕焼けに染まった海にはぴったりですね。この曲で洲崎を通過、館山市街へと向きを変えます。この曲ではコーラスを一緒に歌ってみました。しばらくすると「So Bad」(個人的には「今日の5の2」の平川ナツミちゃんへのラヴ・ソング)が待ち構えています。これも夕暮れ時とあいまってどこか感動的に響きます。例の「松庵」をこの時通過します。さらに「The Back Seat Of My Car」。ますます感動的になってゆきます。しかもドライヴにぴったりな歌詞。コーラスが大仰に聞こえるのが面白くて、しばし真似なんかしてみました(笑)。そして、この曲が終わらん頃、いよいよ「あれ」と再会します・・・!
・・・もうドライヴ・レポートを毎度ごらんの方ならお分かりかと思いますが、館山市大賀にあるブロック塀に何ともレトロで面白い殺虫剤の看板があるんですね。これを見るのが毎回楽しみで、わざと遠回りしてフラワーラインを走っているのですが、ついに1年以上ぶりに再会することができました!「なくなってしまったのではないか・・・?」と不安にもなっていましたが、無事発見できて満足。記念に撮影してきました(笑)。4時26分の出来事でした。
沙英さんとも記念撮影。何とも妙なツーショットであります(笑)。
また見られることを期待しつつ、車は再び進みます。感動的な「The Back Seat Of My Car」の後は、バリバリのロックンロール「Run Devil Run」です!もう痛快で痛快で面白かったですが、意外なことにこれもドライヴ初登場です。2分ちょっとなのですぐ終わってしまい、すぐに「Follow Me」になだれ込みます。しかし、これまた短く・・・。その昔は休憩場所にしていた北条海岸に着いた頃にはさらにその次の「Kicked Around No More」が始まっていました。さて、ここからアルバムは私のお気に入りAORナンバーが立て続けに登場する、ちょっとした聴き所となります。この箇所がたまらないので、今回持ってきたとも言えましょう。「Kicked Around No More」だけでもうほくほくしてしまいます。ここで海岸線とはひとまず別れて、国道127号線へ向かいます(この交差点でも工事があった)。右折すると、近くにショッピングセンターや踏切があることからしばし小渋滞が発生。そんな中始まったのが・・・、私屈指のお気に入りナンバー「Love Come Tumbling Down」(個人的には「今日の5の2」の浅野ユウキちゃんへのラヴ・ソング)です!レア曲のため、これまたドライヴ初登場!ポールのAOR路線の最高峰とも言えるこの曲で身も心もフニャフニャになります(笑)。この辺や八幡神社辺りは結構混んでいたのですが、そのおかげで曲をじっくり楽しむことができました。
国道127号線にぶつかり、いよいよ北上が始まります。そんな中始まったのは、これまたAORの名曲「Loveliest Thing」(個人的には「咲 -Saki-」の宮永咲ちゃんへのラヴ・ソング)です。この流れは最高ですね、ホント。そして、ついにここで空はすっかり暗くなったので、ライトを点灯します。まだ4時代なのにすっかり「夜」といった印象なのは、冬至間近だからでしょう。しかし、この夜がこの曲には実にぴったりなんですよね。南国風の並木を横目に、南房総市(富浦町)に入ります。AOR路線はここでひとまずおしまいで、次もドライヴ初登場の「Don't Get Around Much Anymore」。『CHOBA B CCCP』もドライヴに持参したことがないので・・・(汗)。なのですごく新鮮に響きましたね。「パート13.5」で実は立ち寄った道の駅もありましたが、これは今回は通過しました。そして、多々良交差点で右折の信号待ちをしている間に始まったのが、再び初登場の「Birthday」です。『Tripping The Live Fantastic』のライヴ・ヴァージョンですね。とてもアップテンポで盛り上がって聴いていて楽しかったです。・・・しかし、その一方でこの辺から夜はますます深まり、さらに市街地も抜けたため街灯のほとんどない道を走ることとなります・・・。
もはや完全に夜と化した千葉の道。続いては、これまた屈指のお気に入りにして当サイト名の由来でもある「Tough On A Tightrope」です(個人的には「ネギま!」の明石ゆーなへのラヴ・ソング)。『Press To Play』で聴いていた頃と全然流れている場所が違うので、何だか違和感を持ちつつ、この曲の魅力に改めて完全にやられていました(笑)。しかし、そうも言っていられない状況も、この頃から始まります。何せ、道が真っ暗な上に、片側一車線の狭い道幅、しかも細長いトンネルが幾多も現れる地点に突入したのですから!富浦町から富山町へ入ると、ますます状況は厳しくなります。曲を堪能するのもままならず、運転に集中しなければいけない時の到来です。いつもは日が落ちる前に走っているので、まさかこの場所でこんなことになるとは思いもよりませんでしたね(汗)。「Tough On A Tightrope」の次は感動的なバラードの名曲「Only Love Remains」が続きます(この曲順にしたのは意図的です!)。この曲で岩井市街に入ります。やっぱり名曲だなぁ。屈指のお気に入りにするのもよく分かる。さらに今回はシングル・ヴァージョンなので、感動もひとしおであります。しかし、運転には相変わらず気を抜けないのでありました。そして、いよいよ最後の曲が登場。今度もバラードの名曲「This Never Happened Before」です。この辺のバラードはホント夜のドライヴにはぴったりであります。田舎道なのがちょっと違うかもしれませんが・・・。思わずうっとりしてしまいそうです。でもうっとりする余裕は、この時の私にはありませんでした・・・。何しろ、暗い夜道ですから!この曲で鋸南町に入り、安房勝山の手前で長かった『True ALL THE BEST』は幕を下ろしました。
今回、自作のオリジナル・ベストを持ってゆきましたが、風景に合うかはともかく、新鮮な曲目・曲順でとっても楽しめました。と、自画自賛してみます(笑)。これのウイングス・ヴァージョンである『True WINGSPAN』も、いずれドライヴで流したいですね。
5.夜の行方は突然に 〜『Oh !Yeah !+3』〜
ここでポールはおしまいにして、オフコースと小田さんの時間が始まります。ここでいつものことなら、『君住む街へ』が出てくるはずなのですが、『True ALL THE BEST』が80分×2枚組という相当なボリュームだったため、いつも『君住む街へ』を流しているルートの半分を既に通過してしまっています。そこで、調整を図るため、本来はもっと先の富津付近から流している『Oh !Yeah !』をここに持ってくることにしました。これはちょっと異例なことですが、全体的に車内BGMの配分を見直している中での試行錯誤というわけです。
最初はもちろん「空が高すぎる」で始まります。今回初の日本語曲に新鮮感を覚えるうちに、小田さんワールドにどんどん引き込まれてゆきます。この曲はいつもならもっと空がオレンジの夕暮れ時に流れてきて感傷的にさせるのですが、今回は夜とあって別の意味で感傷的になってきます(苦笑)。と同時に、真っ暗な中反対車線にはみ出さないよう必死に走っているので、なかなかそんな気分にも浸ってばかりはいられないのでした。
そして、次の「1985」の壮大なイントロが流れた時、ようやく休憩地点に到着します。房総半島一周ドライヴではおなじみ、道の駅「きょなん」であります。菱川師宣の「見返り美人」の像や博物館があったりする所ですね。5時10分、夜の恐怖からひとまず開放されるひと時を過ごせる!と思ったのですが・・・。な、なんと。道の駅まで真っ暗闇でした(笑)。平日で、しかも日没後とだけあってか直売所は閉店。さらに博物館もしまっていて、トイレと自動販売機だけがこうこうと明かりをともしておりました。こんな「きょなん」を見るのは初めてでしたね。仕方なく、トイレを済ませ、自動販売機でいつもの・・・アイスクリームを買いました(苦笑)。いや、今回は沙英さんが食べたいと言い出したので・・・。写真もいろいろ撮りましたが、真っ暗なため上手に撮れませんでした・・・。以下、真っ暗な道の駅「きょなん」での写真です。
20分程の休憩の後出発。「1985」から再スタートです。辺りはすっかり真っ暗で、それが何だか曲の雰囲気にぴったりだったりします(特に長い長いエンディング)。保田を通過します。その次は文字通り「夜」である「夜の行方」。ムーディーな雰囲気がたまらない曲ですが、今回はそういうわけにもいかず(汗)。この曲でいくつものトンネルを通り抜け富津市に入ります。そして・・・、私が一番好きな小田ナンバー「I miss you」が登場!これまた夜にはぴったりなのであります。つい一緒に歌ってしまいましたが、あまり上手くはいきませんでしたね。浜金谷を通過します。あのレストラン「かなや」も通過しますが、あまり人が入っていなさそうでした・・・。そして、まだまだ暗い道は続きます。続く「ためらわない、迷わない」は竹岡で流れます。歌詞のように海があまり見られなかったのが残念な点でしょうか。そろそろ旅も終わり・・・といった気分にさせてくれます。幻想的な「good times & bad times」は竹岡市街から。その曲の雰囲気そのままに、辺りは真っ暗でした(汗)。コーラスを一緒に歌ったら楽しかったです、はい。そして、いつもなら明るい市街地で流れているはずの「Little Tokyo」が今回はもうここで登場します。だから、何となく景色とミスマッチした感じです・・・。一応上総湊の市街地を通ったことは通ったのですが・・・。この曲の辺りでいったん後ろから追ってくる車がいなくなって、「マイペースで運転できる!」とつかの間の幸せを手に入れていました。
続く「春風に乱れて」も本来なら市街地で流れるような雰囲気の明るい曲なのに、まだ真っ暗闇の中(汗)。やはりいつもの景色とずれていると不自然ですね。さらには、小田さんの曲で最も明るいであろう「恋は大騒ぎ」までもが真っ暗闇の中で・・・。これは最大にミスマッチしましたな。しかし、曲自体は久々に聴いてすごく楽しかったです。元々大好きな曲ですが、ますます好きになりました!これもコーラスをやったらとても面白かったです。この曲で小山野トンネルを抜けて君津市へ。しかし、田舎道の雰囲気はまだ残ります。そしてテンションがますます上がる「FAR EAST CLUB BAND SONG」に至って、ようやく片道2車線になり、都会っぽい景色が広がってきました。やがて広がってゆく君津市街地。辺りにお店もたくさん増えて、ようやく明るくなってきました。やっと一安心。そんな中登場したのが、かの一大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」。毎回このアルバムはこの曲を聴くのを楽しみに聴いているようなもので、やっぱり一番テンションが上がりますね。いつ聴いても色あせない名曲です!君津市街の夜景とぴったりだし。これは今回ここで聴けてよかったと思います。一転してムーディーな「Oh !Yeah !」も夜にはうってつけ。木更津市に入った頃に始まります。この曲を聴くのはかなりひさしぶりで、すごく新鮮でした。ていうか、「こんな曲あったのね!」状態でした、すみません(汗)。
木更津市街地で、私が独自に加えた3曲のボーナス・トラックに突入。その先陣を切るのは、実にタイムリーなクリスマス・ソング「君にMerry Xmas」。これまた夜景にぴったりなんだよなぁ。これで雪が降っていれば最高だったのですが・・・。ポールの「Wonderful Christmastime」もいいけど、こっちもムーディーでいいなぁ。夜に関して言えば小田ナンバーは無敵状態ですな。アクアライン連絡道との交差点を通過して袖ヶ浦市に入る頃には、「君に届くまで」が流れていました。またもや夜に(以下略)。相変わらず「ラブ突」に酷似しているなぁ〜と思わせるのでした。そして、最終トラックは「so long my love」。袖ヶ浦市街を過ぎて道が大きく右に曲がり、左手が工業地帯になる所まで流れていました。これも久々に聴きましたが、もうこれもムーディーで(以下略)。
以上、ちょっと流れた場所は前倒しになりましたが、しっかり久々の小田さん@車内BGMを堪能してまいりました。やはり言えるのは、夜にお似合いなアルバムであること。そして、小田さんに限っては沙英さんなどどこかに飛んでいってしまって、明石ゆーな(@「ネギま!」)が思い浮かんでくるのでした。
6.昨日 見た夢 〜『君住む街へ±』〜
『Oh !Yeah !』も終わった所で、残されたアルバムは2枚となりました。しかし、千葉までの距離を考えるとあと1枚が入るか入らないかといった状況。さて、どっちにしよう?と思いつつ、結局は小田さんムードを続行させるためオフコースの『君住む街へ』に決めました。『Twin Freaks』はまた今度・・・。
こちらの冒頭は、「昨日 見た夢」ですね。さっきまでのムーディーさはなくなり、一気に爽やかになります。いつもは明るいうちに聴くので、夜道の中で聴くのは非常に不自然でした(汗)。ましてや、辺りが工業地帯なのですから・・・(いつもは館山市内)。でも、小田さんの魅力は色あせません。次の「夏の日」も、夜には到底似つかない(さらには冬にも似つかない)爽やかさが困り者でしたが、好きな曲だからまぁいいか。この曲で市原市に入ります。次の「IT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)」、すごくひさしぶりに聴きました。曲の存在すら忘れかけておりました(汗)。おかげで超新鮮状態。松尾さんのコーラスを真似て一緒に歌ったら楽しかったです。その松尾さんの「君の倖せを祈れない」。これまたひさしぶり。そしてひさしぶりに車内に響く松尾ヴォーカル。やっぱり松尾さん最高!なんか久々にカラオケで「松尾縛り」やりたくなってきました(笑)。一緒になって熱唱したのは、言うまでもありません。次の2曲は私が独自にトレードして入れた曲。「夏から夏まで」と「call」です。どちらもかなりのお気に入り。「夏から夏まで」はかなりノリノリで、信号待ちなんかでリズムに乗せて左足で足踏みしてしまうほど。この曲で姉ヶ崎を通過。「call」は歌詞とエンディングの迫力に聞き入ってしまいました。こちらは五井を通過。そして、国道297号線との交差点に戻ってきます。いよいよ行きのルートと合流したわけで、「もうドライヴも終わりか・・・」と思わせるのでした。
いつも聴くと感極まってしまう「気をつけて」は、今回は冗談で英語版「HER PRETENDER」の歌詞を歌ったりしていたらあまり感動できませんでした(汗)。いけない聴き方ですね。この曲で村田町を通過、わが街・千葉市へとうとう入ります。そして、私が一番好きなオフコース・ナンバー「ENDLESS NIGHTS」。夜だからこそ味が出る曲です。久々に一緒に歌ってみましたが、歌詞を何とか覚えていて安心しました。蘇我まで戻ってきます。ここで、トイレ休憩のため家から一番近いショッピングモールにしばし立ち寄ります。この時もう7時半を回っておりました。「もっと近くに -as close as possible-」はその駐車場に入れる際に流れていました。ホントは、ショッピングモールでゆっくりして、スターバックスに行ってお茶でもしようかと思っていたのですが、早めに帰ろうかな・・・と考えやめました。ちょっと後悔しています。沙英さんもお茶したかっただろうに・・・(苦笑)。
「もっと近くに」を流しながらいよいよゴールを目指します。この辺りはもう自宅から自転車でも行ける範囲。街も賑やかで少し混み合ってきました。「she's so wonderful」はそんな千葉市街地の中で消えてゆきます。まさにうちの近所であるわけですが(笑)。それにしても「she's so wonderful」は久々に聴いた気がします。そして、トレードで収録された松尾節の「LAST NIGHT」で給油。満タンにしてレンタカーを返すためです。セルフ式のガソリンスタンド使うのは久々だなぁ、と思いつつ。そして、いよいよ旅も最後。「LAST NIGHT」から「君が、嘘を、ついた」が流れ始めた頃に、レンタカー会社に到着しました。ちょうど8時くらいだったと思います。ここで車内BGMは終了。この後続くはずだった「夏の別れ」「Tiny Pretty Girl」「緑の日々」「君住む街へ」「ふたりで生きている」は聴くことができず・・・(汗)。まぁ、「ENDLESS NIGHTS」が最大の山場だったので、別段惜しくはないのですが。今度は取りこぼしのないようもうちょっと時間配分をしっかりしたいですね。
こうして、車を無事に返した後、再び徒歩で20分かけて自宅へ向かい、その前に今夜の夕飯のお弁当を買って、8時40分頃に帰宅しました。そして今回の旅も、「昔々のそのまた昔」になってゆくのでしょう・・・。
・・・今回はこんな感じのドライヴでした。久々にまとめてみましたが、いかがでしたか?前回までと大きく環境が変わりましたが、今まで以上の楽しい房総半島一周ドライヴができたと思います。1年ぶりに訪れる各地は、変わらぬ景色で、変わらぬ感動がありました。この先も、このまま変わらぬ旅の感動を与えてほしい・・・そう願わんばかりです。また、今回は沙英さんと初めて一緒に出かけましたが、とても楽しかったですよ!これがホントの沙英さんだったらもっと楽しかったですが(苦笑)、しゃべらなくても一緒にいてくれるだけで今までと違う楽しさが味わえました。今後もいろんな所に一緒に旅したいですね。
あ、そうそう。毎度恒例だった千葉みなとでの写真撮影がなぜないかは・・・、察してください(苦笑)。まぁ、やろうと思えばいつでもできますから(笑)。
2009年のドライヴはこれでおしまいになることは確実ですが(汗)、来年はもっといろんな所に行けたらと思っています。もちろん房総半島一周も。
今回のおまけ。ドライヴの後の晩御飯 with 沙英さん。