房総半島1周ドライヴ パート9(2006.2.18)

 

持っていったアルバム

 

 えぇ、毎度おなじみの「房総半島1周ドライヴ」です(爆)。過去のレポート(パート1パート2パート3パート4パート5パート6パート7パート8)もあわせてごらんください。今回も、千葉県の道路地図を手元に置くと分かりやすいでしょう。今回も単独の旅でしたが、ルートは前回よりも遠回りをして、文字通りが「房総半島1周」になりました(1周といっても勝浦以西ですが)。所要時間は朝7時半過ぎから夜9時前までと、前回とほぼ同じ。曇りで少し陽が射していましたが、最後雨がちらついていました。

 今回の車内BGMは、「大幅刷新」をもくろんだのですが、蓋を開ければ意外にも保守的になってしまいました。やはり定番は切り捨てられないのでしょう。ドリカムの再導入はまたも見送られました(汗)。別に嫌いじゃないんですが、家でよく聴くので・・・。今回はポール・マッカートニー関連が5枚、オフコースおよび小田和正が2枚と、ポールに比重がかかっています。ポールのアルバムは、絶対切り捨てられない定番の「ロンドン・タウン」「プレス・トゥ・プレイ」の他に、前回初登場の「裏庭の混沌と創造」、ドライヴ冒頭にふさわしい「オール・ザ・ベスト」米国版、そして車内初登場の「ウイングス・ワイルド・ライフ」。小田さんのアルバムは「Oh !Yeah !+3」。オフコースは、定番の「君住む街へ」に代わり同時代の「IT'S ALL RIGHT」に3曲を独自に増やした「IT'S ALL RIGHT+3」。「ウイングス・ワイルド・ライフ」と「裏庭の混沌と創造」以外はCD-R化されたもの。また、予備としてドリカムの「長男の嫁 オリジナル・ドラマトラックス」と「Jash's Homepage」のJashさんから頂いた未発表曲集(爆)も持って行きましたが、出番はありませんでした。

 1.意外にも新鮮な曲目 〜「オール・ザ・ベスト」米国版〜

 ドライヴの初めは、前回までの「バック・トゥ・ジ・エッグ」の代わりにドリカムでも置く予定でしたが、結局保守的な「オール・ザ・ベスト」で済ませました。米国版なのは当然。7時半に出発、まずはBand On The Runで「東京脱出」といった感じにスタート。続くJetで一気にテンションアップ。しかし、ここで思わぬ事態が。環七通りが途中区間で渋滞を起こしたのです。前回がスムーズだったので、油断していました。Ebony And IvoryListen To What The Man SaidNo More Lonely NightsSilly Love Songsといった名曲の数々が渋滞の波にのまれてゆきます。曲もあまり集中して聴いていられませんでした。あぁ、どうしたことか・・・と不安になりましたが、沢田付近から一気に渋滞は解消。この時流れていたのがLet 'Em Inだったため、これを「レット・エム・インの奇跡」と呼びます(爆)。Say Say SayLive And Let Dieを過ぎて、Another Dayで大井南料金所へ。

 首都高湾岸線は環七とは逆に非常にスムーズでした。大井トンネルはC Moonで通過、同曲で一気に辰巳まで行きます。後半の私のお気に入りが並ぶ最初のJunior's Farmで葛西を通過、次のUncle Albert/Admiral Halseyの冒頭でもう千葉入りしてしまいました。そしてこのアルバム一番の楽しみであるComing Up(live)で千鳥町出口を降りて下道(国道357号線)へ。この国道も非常に空いていました。Goodnight Tonightで船橋、この後もう1回出てくるWith A Little Luckで習志野、そして最後のMy Loveは幕張付近で終了。

 冒頭の渋滞あっても難なく千葉入りを果たした今回のドライヴ。「オール・ザ・ベスト」米国版はそのウォーミング・アップに非常にふさわしかったです。そして何より驚いたのは、ほとんどの曲が聴くのがひさしぶりだったこと。なので1曲1曲が非常に新鮮でした。特にEbony And IvoryListen To What The Man SaidSilly Love SongsLet 'Em InSay Say SayLive And Let DieAnother DayC MoonUncle Albert/Admiral HalseyMy Loveは名曲で定番なのに新鮮でした(「特に」じゃ済まされない曲数に・・・)。My Loveなんか、思わず発表前のライヴのようにリンダさんのコーラスを入れてしまったほど、オリジナルを聴いていませんでした。Say Say Sayのマイケルの声も実にひさしぶり(爆)。後半のJunior's FarmComing Up(live)Goodnight TonightWith A Little Luckといったお気に入りも楽しく聴けました。そういえば、今回のドライヴではポールを5枚も持ってきているのにWith A Little Luckしか重複がなかったです。しかもこちらはDJエディットなので微妙に違いますし。DJエディットはひさしぶりだったけどあっけなかったです。

 2.野生の生活、千葉の道 〜「ウイングス・ワイルド・ライフ」〜

 続いては車内では意外にも初登場の「ウイングス・ワイルド・ライフ」。ウイングスのデビューアルバムです。私はけっこうすきなのですが、ここ最近ずっと聴いていませんでした。千葉ののどかな感じに合うかな、と思い今回ここに持ってきました。といっても、前半部は千葉市内なので全然のどかじゃありませんが(汗)。

 美浜区若葉付近からスタート、まずはMumboです。私のカーオーディオはCDを入れると数秒フェイドインして始まるのですが、この曲はなんだかそれが効果的でした。それにしても、やたらとうるさくていったん音量を下げたのですが、今度は聴こえづらくなって結局元の音量に戻しました。右チャンネルに音が集中してやたらとうるさかったです(爆)。しかも曲の途中、車が飛んできたお茶のペットボトルを思いきり蹴りました。国道14号と合流後、東関東道が例のごとく右手から去ります。稲毛区に入ると次はBip Bopです。リンダさんの合いの手が面白かったです。「Jooju Boobu」で先日紹介したばかりのLove Is Strangeで中央区入り。とくると、そろそろ思い浮かんでくるのが千葉みなと。当サイトでは言わなくても分かるでしょうが、私の作ったオリジナルキャラクターゆかりの地です(このページ参照)。同曲はその千葉みなとの手前で終了。実際に、千葉みなとに一番近い千葉市役所前の交差点を通過したのは次のWild Lifeのイントロでした。この曲はやたらと長く感じました。思ったより多く間奏がありましたし。複合施設アリオ蘇我(今後「みなと×みらい」のネタにできそう)ら辺まで続きました。続いてはこれまた長いSome People Never Know。これも直前の「Jooju Boobu」で紹介したばかり。ピアノがあんなに使われていたとは・・・。一気に村田町まで行きます。蘇我で道路沿いに牛丼の「松屋」がありましたが、「ネギま!」で今お気に入りのキャラのクギミー(釘宮円)を思わせました。知らない人もいるものです。

 メロウでかわいらしいI Am Your Singerで市原市入り。リンダさんのヴォーカルが面白かったです。しかしあっけなく終わり、続くBip Bop Linkもすぐ終了(左手に荒れ果てた土地があったのが印象的?でした)。次はアルバムでも名曲とされるTomorrowです。個人的には好きになれないのですが、ブート収録のレゲエ・インストヴァージョンはすごくお気に入りという不思議な曲です。オリジナルは久々に聴きましたが、やはり好きにはなれないなぁ・・・と感じました。テンポが変わった後いったんブレイクするのを曲が終わったのと思い込んで、再び始まったのに驚いてしまいました。この曲で国道297号線へ向かうべく左折。そしてDear Friendです。これが一番「うわっ、ひさしぶり!」と思った1曲でした。繰り返しばかりで長たらしいのですが、よく聴くとアレンジの変化があってけっこう楽しめました(楽しむ曲ではないけど)。長かったわりには、山木三叉路での信号待ちや、門前付近での道路工事による片側一車線規制の影響もあって、郡本交差点手前で終わりました。それにしても聴くたびに戦前・戦後の歌謡歌手の二葉あき子が思い浮かんできます(爆)。次のMumbo Linkは、前後にCDの無音部分が長くあるので、ドライヴの時聴くと流れが悪いです。

 ボーナス・トラックに入りGive Ireland Back To The Irish。大好きな曲ですが、この曲もオリジナルはひさしぶりに聴きます。リハーサルヴァージョンのように間奏で「Take it,Henry!」と叫んでしまいました。上総山田・山倉ダム付近を通過しました。Mary Had A Little Lambは、海士有木の踏み切り越えなどで流れました。途中で辺りが一気に畑景色に開けたのが印象的でした。1節分まるごと忘れていましたが(爆)。Little Woman Loveは、一緒に歌いながら、気づいたら終わっていました。あんなにあっけなかったっけ?そして最後のMama's Little Girlですが、養老川を通過、光風台を過ぎて水神橋際まで。この曲だけやけに録音状態がよく感じられました。おかげで中間部がやたらとうるさかったです(爆)。アルバムを聴いた後は、時間調整のため馬立では何も聴きませんでした。

 3.まったり運転の田舎道と「マル・オブ・モリヤ」 〜「ロンドン・タウン」〜

 牛久〜勝浦間のドライヴに最高に似合い、必携のアルバムといえば「ロンドン・タウン」です。私の一番好きなポールのアルバムでもあります。今回も当然ながらこの位置で聴きます。

 今回も、小湊鉄道を右手に見ながら佐是の宮前からスタート。タイトル曲のLondon Townで一気にまったりした空気が流れます。後半の第3節で牛久入り。いつもの通り、市街地なので車の数が増えます。Cafe On The Left Bankは、今回は印象に残りました。「speech」の発音が非常に独特ですよね。あと、2度目の間奏でクラクションみたいな音が聴こえますが、本物かと思いびっくりしました。そして、「究極のまったりソング」I'm Carryingで一気にまったり運転に!このシリーズをごらんの方には説明不要ですが、「ロンドン・タウン」にのせてゆっくり運転するものです(もちろん制限速度いっぱいに走っていますけど)。しかも今回は、後ろから右手を走る小湊鉄道の車両が見えてきたので、それが通過するのが見たかったので・・・(このローカル線は1時間に数本しか走っていません)。結局列車は私の車に追いつくことすらできず鶴舞で沿線から外れてしまいましたが・・・。小湊鉄道と別れると、その寂しさを表すかのようにBackwards TravellerCuff Linkという混沌とした曲が続きます。田尾で流れました。田舎ムードたっぷりのChildren Childrenは平蔵付近でした。そしてGirlfriend。「あれ、こんなにテンポ速かったっけ?」といった感じでした。ここであることに気づきます。まったり運転のしすぎで、この曲が終わりに差し掛かってもまだ市原市を抜け出していなかったのです!つまり、予定より早く曲が過ぎてしまい、最後の「あの曲」が「あの場所」に近づく以前に流れてしまうおそれがあったのです。そのため、急遽まったり運転を中止、ぐいぐい進んでゆきます。後続車にとっては「何が起きたんだ?」といった感じだったでしょう(すみません)。今回は、追い越した車は全くなく、みんな私の車に翻弄されてしまったことになります・・・(汗)。

 「ロンドン・タウン」最大の特徴である「まったり運転」が引き起こした思わぬ誤算を挽回した時に流れたのがI've Had Enoughでした。スピード感があってまさにぴったり。この曲が終わる辺りでようやく大多喜のヘアピンカーブに入りました。そしてヘアピンカーブ自体は私の一番好きなポールの曲With A Little Luckでスタートします。最初の谷津干潟辺りではDJエディットが流れていましたが、こちらはロングヴァージョン。大多喜町に入り、船子付近まで続きました。やっぱり、この曲はいいですね!I Am Your Singerと、使われているシンセの音が同じ?Famous Groupiesを過ぎ、Deliver Your Childrenの第2節が終わったところでおなじみの道の駅「たけゆらの里おおたき」で停車、休憩します。そしていつものように定番のソフトクリームを食べました(爆)。道の駅は家族連れから老人夫婦まで、けっこうにぎわっていましたよ。この時10時半頃でした。

 以下は「たけゆらの里おおたき」での写真です。どうぞ!

(左から)道の駅「たけゆらの里おおたき」。/毎度おなじみのソフトクリーム(爆)。駐車場隣(写真後方)では看板が捨てられていました。

 車は勝浦目指して走ります。Deliver Your Childrenの間奏から再開。続くName And Addressで勝浦市入り。間奏以降がラフなのが面白かったです。そしてDon't Let It Bring You Downは松野付近の景色にぴったり?全部一緒に歌いました。ジミーのギターも再確認しましたが印象的でした。そして一気に加速する感じのMorse Moose And The Grey Gooseが始まりますが、いつもよりだいぶ手前からのスタートとなりました。後半の盛り上がりが楽しかったです。この部分でようやく海が見えたのが、詞作の雰囲気を匂わせました。そして、若潮台でついに終了。Girls' Schoolは勝浦有料道路の手前からスタート。いよいよ墨名交差点で右折、国道128号線に入ります。墨名に出る前、歩道を歩いていた2人のおにゃのこがかわいかったです(おい)。そんなことは関係なく、この曲はウイングスらしいロックで楽しかったです。そして・・・

 串浜大橋の下で、左手に海を臨みながら懐かしげに始まったのが「夢の旅人」、つまりMull Of Kintyreです!松部漁港では、またかもめがいましたが、今度は堤防に10羽くらい一列に並んでいて、まるで出迎えているかのようでした。思わず、プロモのバグパイプバンドの列を思い浮かべてしまいました(爆)。まずは走行中に一度聴きました。そして、ついにこの曲がよく似合う海岸、守谷海岸に到着(11時過ぎ頃)。あいにく曇りでしたが、「ロンドン・タウン」のモノクロでメロウな雰囲気にはぴったりかもしれません。今日も海岸はほとんど誰もいませんでした。海と岬を臨みながら再び聴きます。そして外へ出ます。風はそんなにありませんでした。砂浜に足跡をつけながら歩くと、まるで「夢の旅人」のプロモのような感じがしました。しかも、しばらく歩いていると辺りには誰もいなくなってしまいました!!この状態なら、あのプロモもどきが撮影できたかもしれません(爆)。私はしばらくプロモのウイングス(特にデニー)のようにギターを弾くまねをしながら砂浜を歩きました。郷愁と風を感じながら。さすがにバグパイプバンドは歩いてきませんでしたが(爆)。今回は少し先の、川の河口があるところまで行ってしまいました。岩場もありましたよ。デニーのように引き返してきて、車に戻ってもう1度景色を堪能しながら聴き直します(その前に「ロンドン・タウン」のライナーノーツを読みふけっていました)。毎度ながら、この曲は3度とも全編歌いました。歌詞を味わえば郷愁のようなものが強調されるからです。Mull Of Kintyreは聴くたびにどんどん好きになってゆきます。ドライヴに持っていって、守谷海岸で聴く時の至福の時間・・・。この前はデニーの生ライヴでも体験できたし・・・。素晴らしいひとときをありがとう、ウイングス(特にポール&デニー)!

 「夢の旅人」こと「守谷海岸」の写真をどうぞ!

左下は、今回歩いた末に見つけた河口と岩場です。岬の見える静かな砂浜・・・「夢の旅人」の世界そのものです。

 4.海沿いを走る 〜「フラワーズ・イン・ザ・ダート」〜

 11時40分頃、名残惜しいけど守谷を出発、国道128号線を西へ。「ロンドン・タウン」の世界とは全く違う、「フラワーズ・イン・ザ・ダート」です。一時期はこのコースの定番となっていましたが、保守的に復活しました。アルバム自体はひさしぶりに聴くことになります。

 まずはあの爽快なMy Brave Faceのイントロに始まります。しかし、あっという間に終わってしまい上総興津駅前ではもうRough Rideになっていました。興津市街から行川の漁港へ。商店街から一気に田舎ぽくなる感じがこの曲に似合っていました。間奏のブラスにのせてポールがあれほど歌っていたとは新鮮でした。続いてコステロさん満開のYou Want Her Too。左手に見えた行川アイランドは、もうすっかり寂れてしまい、看板にいたずら書きがあったのが痛々しかったです。それでも駅名は「行川アイランド」のままですからねぇ・・・。かつての面影はどこにもありません。続いて多くのトンネルを抜けながらDistractionsが流れます。ちょっと前に「Jooju Boobu」で紹介したこともあり、耳を傾けながら注意して聴きました。小湊に出てゆきます。そういえば、誕生寺などここらの名所は一連のドライヴで立ち寄っていませんね。続いては個人的に退屈する(爆)We Got Married。スパニッシュ風からロック風になる部分で、天津の山がど〜んと見えだしたのが効果的でした。天津地区のほとんどはこの曲でした。続いてPut It Thereですが、この曲で鴨川に入ってしまいました。崖の多い感じのトンネルから、一気に海岸を臨んだ視界の開けた感じになる部分で次曲のイントロを決めたかったのに・・・。その次曲Figure Of Eightは鴨川に入りすぐ始まります。鴨川シーワールドはこの日も駐車場が満杯になるほどの大盛況だったようです。市内とあってか、一時的な渋滞が発生し、This Oneが飲み込まれました。

 ここでいったん休憩です。毎度おなじみの「いわくつきのネタ」の某ファミレスです(爆)。12時過ぎで、ちょうどお昼時でした。最初に着席する時、間違えて隣の違う人の席に座ってしまいました(汗)。すぐに青い作業着を着たひげ面のおじさんが戻ってきてやさしげに諭してくれました。すみませんでした。ちなみに、「いわくつきのネタ」はまだ平気ですよ、某“S”さん!

上写真は某ファミレスで食べてきたものです。

 1時頃に出発します。やはり鴨川市内だけあって渋滞が続きます。Don't Be Careless Loveはその中でいなくなります。一緒にコーラスをつけました。次のThat Day Is Doneでだいぶ郊外へ出ますが、渋滞はこの曲の終盤まで続きました。エンディングのノイズがやはり聴こえました。嶺岡トンネルの中で、How Many Peopleが始まります。陽気でいいですね。渋滞も収まり、スムーズに進みます。そして後半の盛り上がりから、左手に太海の海が見えます。あいにく曇りでしたが、曲に合った海岸線のドライヴができました。太海の海岸線ドライヴの後半からはMotor Of Loveです。「プレス・トゥ・プレイ」に通じる打ち込みサウンドを再確認しました。意外とアウトロが長かったです。鴨川オーシャンパークを過ぎ、江見まで行きました。続くOu Est Le Soleil?は、私にとってアルバム中のハイライトであり、この日のために聴くのを我慢していた曲です!我慢した甲斐あって非常に楽しかったです!第2節に入るところで和田町入り。和田町役場など市街地の、くねくね曲がった道でBack On My Feetが始まります。左手に海を見ながらの白渚では、信号の影響で前後に全く車がいない状態になりこの曲の後半にのせて爽快でした。

 さて、今回も千倉・白浜方面へ行きます。南三原で房総フラワーラインに左折したのです。ここからはFlying To My Homeです。左右が並木になる中、ユニークなヴォーカルが面白かったです。やけに音量が大きかったですけど。この曲で丸山町入り、ローズマリー公園を右手に見ます。そしてトリとなるLoveliest Thingで千倉町入り。ここで「フラワーズ・イン・ザ・ダート」は幕を降ろします。いやあ、どの曲も懐かしかったです。

 5.まだまだ「冒険」から脱せない、千倉と白浜 〜「裏庭の混沌と創造」〜

 今回も、千倉&白浜には「裏庭の混沌と創造」を持ってきました。前回聴いた時のインパクトが強かったからですし、まだまだ「冒険」といった感じのこのコースに、混沌的なこのアルバムの雰囲気は合うと思ったのです。

 出だしはFine Lineです。後半の“It's a fine line”が楽しくて一緒に歌いました。次のHow Kind Of Youで千倉市街地から折れ曲がり、どんどん南下します。やっぱり長たらしい・・・。途中のピアノソロは「Create Chaos」を思わせて楽しかったですが。Jenny Wrenは、ようやく出だしの一文を覚えました。At The Mercyはなんだか不安な面持ちに。この曲で前回休憩した道の駅「第3白間津花のパーキング」を通過し白浜町入り。次のFriends To Goで、前回より早く海岸線の道路に出てしまいました(名倉辺り)。なんかおかしいな・・・とは思ったのですが。English Teaは、海岸を臨みながら流れます。続くToo Much Rainが終わる頃、野島崎に到着します。灯台を臨みながら休憩しよう!と決めたのです。しかし!駐車場が埋まっていました!!ごちゃごちゃとそこらを回っている間に、A Certain Softnessが終わってしまいました。もちろん、じっくり聴いている余裕はありませんでした。これはちょっと不憫だったかな。ここで一時停止して、灯台からちょっと離れたところで駐車場を見つけ停車。

 野島崎は有名な所らしいですが、駐車場の一件もありさすがに灯台まで行く気力がありませんでした。小休憩のつもりだったので、時間を食うわけにも行きませんし。事実、既に2時半近くになっていましたから。さらに、トイレが壊れているらしく、作業員の人が直していました・・・。これで、私の中で野島崎に対する思いはあまりよいものではなくなりました(汗)。とはいえ、写真は撮ってきましたのでどうぞ。

(左上から)駐車場から臨む景色。遠くを貨物船が通っていました。/野島崎灯台前。灯台は赤矢印の下に映っています。

3月20日に白浜町や丸山町、和田町、千倉町などは「南房総市」になるんだとさ・・・。後方に私の車も映っています。/今回駐車した場所の看板。

 あまり野島崎でいい思いをしなかったまま再出発。混沌とした気分にさせたのはRiding To Vanity Fairでした。延々と続く中、房総フラワーラインと合流。前回は右折後、長尾橋交差点で左折し内陸を進んだのですが、今回は左折してずっと西から北上してゆきました。続くFollow Meでは、本当に何もない田舎道を走ります。ついタイトルの「Follow me」を、「ネギま!」の釘宮円の愛称である「クギミー」に替え歌して歌いました(爆)。「クギミー、クギミー」って感じに(爆)。やがて海岸線を見出すとPromise To You Girlが始まります。白浜フラワーパークを左手に見ると、すぐ館山市なのに驚きました。あとで確認したら、館山市がだいぶ南下していたんですね。この曲はエンディングがあっけなかったです。続くThis Never Happened Beforeで、相浜という交差点に差し掛かりました。まっすぐ行けば館山市街、左折すればフラワーライン・・・どっちに行こう?と迷いました。最初はこのまま無難に市街地に出ようと思いましたが、交差点に来た瞬間、直感的に左折してしまいました。冒険がしたかったのでしょうか・・・。そのためもうしばらく海岸線沿いを走ることになります。しかし同時にそれは、「ここはどこ?」状態の始まりだったのでした。実際行ってみれば左右に菜の花だけが咲いていてなんだか寂しくて、この先どこに行くのか・・・と不安になりました。南房パラダイスではパトカーが止まってたし・・・。この曲とAnywayはそんな不安の中過ぎてゆきます。そしてI've Only Got Two Handsもその混沌さを醸し出して不気味でした。最後のShe Is So Beautifulは詞作、特に韻の踏み方が印象的でした。この曲で洲崎に到着、「ホテル洲の崎」の和風な建物が印象的でした。ただ通過しただけでしたけど。そして波左間で停車、CDを交換してついにアルバムは終わってしまいました。(この辺に「松庵」という旅館みたいなのがあったのですが、某Mさんを思い出してしまいました・・・)

 6.いつもの道も、普段と違う 〜「IT'S ALL RIGHT+3」〜

 続いてはオフコースの登場です。館山〜富津の区間ではいつもなら4人時代のベスト盤「君住む街へ」が流れるのですが、今回は大胆にもそれを外し、代わりにもう1つの4人時代のベスト盤「IT'S ALL RIGHT」を持ってきました。しかし曲数が少なく、時代も偏っていることから、もっと近くにTiny Pretty Girl君住む街への3曲を独自に増やした、その名も「IT'S ALL RIGHT+3」としました。これで、より「シングルAB面集」の色が濃くなったと思います(曲がかぶる英語版はとにかく、『愛よりも』『CITY NIGHTS』『2度目の夏』はないですけど・・・)。また、今回のトレードでオフコースを導入して以来初めて一連のドライヴから『昨日 見た夢』『白い渚で』『逢いたい』『気をつけて』『she's so wonderful』『I'm a man』『夏の別れ』の7曲が姿を消しました。

 最初はIT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)ですが、短くて間奏がギターのシングルヴァージョンです!今までずっとポールだっただけに、小田さんの日本語ヴォーカルが新鮮でした。スタート地点は「香」という地名で、「こうやつ」と読むらしいです。ここら辺に、「らき☆すた」の泉こなたのお父さん(泉そうじろう)似の男の人が殺虫スプレーみたいなものを持っている古臭い看板があったのが面白かったです。次の君が、嘘を、ついたもシングルヴァージョンです。この曲では、西原で左折後、宮城交差点で再び右折(ちなみに宮城交差点を直進すると自衛隊の航空基地に出てしまう)。左手に海を見ながら、「ここはどこ?」状態が続いていました。安房博物館を過ぎ、しばらくするとその状態に終止符が打たれます。何も恐れなくても、海岸沿いにいつも休憩する北条海岸へ出てきたからです。「どこかで見覚えが・・・?」と思っているとやはりそうでした。つまり私は、ず〜っとず〜っと本当に海岸沿いを走ってきたのです。これぞ房総半島1周ですな。今回も、北条海岸で小休憩しました。時は既に3時過ぎとなっていました。

 ようやく安堵して、いつもの慣れた道で北上します。まずは夏の日です。これまたシングルヴァージョンで、前半は海岸沿いを走ってこの曲らしかったです。内房線の踏み切り越えで、以前この曲が音飛びをしましたが、今回は平気でした。よかったねつかさちゃん。八幡神社を過ぎた頃から松尾さんの君の倖せを祈れないです。この曲はいつもの場所で流れていました。国道127号に出ます。続く緑の日々は、「君住む街へ」ではもっと北で流れていましたが、曲順の関係上館山で流れることに。後半の盛り上がりを、やしの並木で過ぎてゆくのが印象的でした。「緑」はなく、「畑」が多かったですけど。

 さぁここからは初登場の曲が続きます!!まずはcall。この曲のイントロで富浦町入り。少しあった混雑も、館山道の富浦ICで分散して非常にスムーズな流れに変わります。多々良で右折してすぐにたそがれが始まります。ENDLESS NIGHTSはありましたが、日本語版であるこの曲は初登場。思えば、たそがれには遠いものの曇り空がそんな感じかな。トンネルがいくつも現れては消えます。全編一緒に歌いました。そしてトンネルの多い中、小浜辺りでLAST NIGHTが登場!松尾さんの曲で一番好きな曲です。始まってすぐに富山町へ入ります。ノリノリで楽しかったです。折れ曲がった道を通る所まで。続いては、これまた大好きな夏から夏まで。スリリングなリズムが印象的で、車で聞きたかった曲の1つです。岩井を過ぎ、鋸南町へ入ります。そのトンネルの手前でハイライトの「時は気ままに行くよ・・・」の部分が流れていたのを覚えています。安房勝山付近からはぜんまいじかけの嘘。松尾さんが楽しい1曲です。この曲で一時停止、初停車となる道の駅「きょなん」で小休憩します。理由としては、いつも立ち寄る「かなや」では、また何か食べて腹痛を起こさないか心配になったからです(爆)。

 さてこの道の駅「きょなん」は、「見返り美人」で有名な菱川師宣の記念館があります(鋸南町は菱川の故郷)。私は行きませんでしたが、見返り美人の像なんかがありました。あまり人がいませんでしたが、私が出る頃ちょうどツアーのバスが停車して、たくさんの人たちが降りてきました。あと印象的だったのは・・・「らき☆すた」の柊つかささみたいな鳥が駐車場をあちこち飛び回っていたことですね(爆)。既に4時を回りそうでした。以下はそこでの写真です。

(左上から)菱川師宣記念館。道の駅と同敷地にあります。/「見返り美人」のブロンズ像と、実際の絵(コピーでしょう)。

なぜかセブンティーンアイスを食べる私。(爆)/CDは助手席に置いてあります。CD-Rに焼いたものでも、ブックレットは目印のため持ってゆきます。

 さて、出発です。次は時代のかたすみで(せめて、今だけ)。改めて聴いてみて、なかなかいいバラードじゃないですか。保田を過ぎ、ここからは独自に増やしたボーナス・トラックです。もっと近くに(as close as possible)で疾走しながら、トンネルを抜けつつ富津市へ。浜金谷からはTiny Pretty Girlです。この曲はいつ聴いても楽しい!この曲でいつも停車したレストラン「かなや」を通過します。そして竹岡辺りから始まった君住む街へは締めくくりにぴったり。竹岡地区いっぱいに流れて終了します。ちなみに、この付近の交通案内板には「袖ヶ浦まで65分」と出ていました。やっぱり渋滞があるな・・・そう確信しました。

 7.ようやく楽しく聴けた夜の行方 〜「Oh ! Yeah !+3」〜

 さぁ、ここからは小田さん初期のベスト盤「Oh !Yeah !」(いつものように私が3曲プラスしたCD-R版)の登場です。最近何度も富津北部〜市原のコースで流れていますが、いずれも渋滞調整の影響で「大作戦」を起動するなどなかなかじっくり聴けないでいました。今回は、どうなのでしょう。

 空が高すぎるは、上総湊の「湊」交差点からです。美しいサウンドに聴きほれていると、右に館山道が見え始めた所から渋滞が起きました。前回詳しく書きましたが、定番の渋滞で、片側1車線の一本道に館山道終点からやってきた車たちが増えて起きる現象です。1985夜の行方は渋滞の中消えます。この区間では道路の拡幅工事が行われていて大変そうでした。案の定、渋滞のピークは館山道からの車がやってくる交差点でした。次のI miss youが飲み込まれても渋滞が終わる気配がなかったので、ここで時間調整のため一時停止。そのとき、ちょうど5時を知らせるチャイムがクロスフェイドする形で流れます。タイトル忘れましたが「カラスと一緒に帰りましょう〜」というやつです。ちょうどその手前で見た「あやしい」広告を見てなぜか「ネギま!」の柿崎美砂が思い浮かんだ(失礼)のが影響してか、美砂に対する揶揄として「彼氏と一緒に帰りましょう〜」と替え歌をしました(爆)。思えばもう辺りは暗くなりかけていました。

 7分後、渋滞がなくなったので再スタート。聴くたびに大間さんの顔が思い浮かぶためらわない、迷わない。この曲で小山野トンネルを抜け君津市へ。次のgood times&bad timesでついに2車線となり一気に都会の喧騒を垣間見せます。2車線後すぐの郡と常代は、いまだ区画整理中で新興住宅が立ち並ぶ中、ススキの生えた土地が多く残るという不思議な場所です。君津の中心地に入り交通量も増えた所ではLittle Tokyoが流れます。音量が大きくて、小田さんのヴォーカルがうるさかった・・・。木更津市に入るか入らないかで春風に乱れて。そして恋は大騒ぎでますますテンションアップ。この曲のイントロでついにライトをつけます。さらにFAR EAST CLUB BAND SONGで最高潮に達します。アクアライン入り口を横に袖ヶ浦市に入り、すぐにあのラブ・ストーリーは突然にが始まります!イントロでライトをさらに明るくします。主題部は一緒に歌いました。この曲の時にも、確か松屋が右手にあって、クギミーを思い浮かべたような・・・。次のムーディーなOh !Yeah !の中間部で、右に大きく折れていよいよ左手に工業地帯が登場。既にすっかり夜となっていました。続いて君にMerry Xmasが始まり、後半で市原市入りします。クリスマスからだいぶ外れましたが、夜には似合うかなと思いました(ちなみに外気温は6℃だったそうな)。君に届くまでは「ラブ突」のパロディぶりが面白かったです。そしてso long my loveもこれまた夜にぴったり。五井の手前で終了しました。

 今回、ようやくじっくり1曲ごとに楽しむことができました。

 8.千葉みなと経由で、東京へ 〜「プレス・トゥ・プレイ」〜

 そしてついに登場!!楽しみに、楽しみに待っていました!!ドライヴでおなじみ、最後を飾るポールの「プレス・トゥ・プレイ」です!!今回聴くのを楽しみに、公式テイクを聴かずずっとブートの方を聴いていたので新鮮感ありすぎでした!いよいよ都心へ向かいながら、打ち込みドラムが炸裂します。

 Strangleholdが始まったのは五井です。小田さんの声ばかりだったのが急にポールになって新鮮でした。しかもあの打ち込みドラム!そしてGood Times Coming/Feel The Sunが。Good Times Comingのサビでは思わず一緒に歌ってしまいました。そして、後半のFeel The Sunは、やはりブートの完全版よりは理路整然としていて物足りなかったです。こればかりはラフ・テイクの方が何倍も好きです。でも好きな曲だし、新鮮なことは確かでした。Feel The Sunは信号待ちであっけなく消えました。不気味なSEと共に現れたのがTalk More Talk。久々のしゃべり声に笑ってしまいました。しかし、この曲もブートに比べてどこか物足りないです。間奏がいまいちノっていないのと、その後のギターが差し替えられているのが原因かも。この曲で、行きにTomorrowが流れながら左折した市原埠頭の交差点を通過、いよいよ帰路といった感じになります。

 Footprintsは、夜景とあいまって感動的でした。千葉市入りします。そして「PTP」でも一番好きなOnly Love Remains。公式テイクは前回のドライヴ以来!やっぱりこの曲は大好きです。一緒に全部歌ってしまいました。続いてはPress。一気にノリノリになります。しかし、ポールがジャッキー・チェンにしか聴こえない(爆)。辺りは一気に都会の様相を帯びてきます。蘇我を通過、いよいよ「あのコ」が近づいてきました。そしてPretty Little Headがあの爆音で終わったところで、ついに到着!!そう、我らが千葉みなとです。私のオリジナルキャラクターの名前の由来そのものであり、ちょうどドライブの経路にあることから毎度立ち寄って「設定資料」用に写真を撮っています。私のオリジナルキャラクター「千葉みなと」に関してはこのページをごらんください。イラストとか4コママンガとかやっています。

 ↓ちなみに私のオリジナルキャラクター「千葉みなと」はこんなコです。↓

 到着したのは7時前。すっかり夜で、少し寒くなっていました。今回もみなと公園にのみ行きました。写真は最小限にとどめ、公園を2周散歩しました。都会の真ん中というのに、すごく静かで、ほとんど人がいない状態でした。ジョギングしていた男の人はいたかな。それと、「ネギま!」の柿崎美砂と彼氏みたいなカップルがベンチでいちゃいちゃしていました。以下はみなと公園での写真の一部です。ちなみに、「みなと×みらい」のマンガに既に出ている設定資料もあります。

 15分くらい後、またお別れの時がやってきました。まず、Move Over Buskerを聴きながら今回立ち寄らなかった千葉みなと駅の方へ車を走らせます。そして、千葉みなとへいざ出るというところでついにAngryが登場!!久々に聴きましたが、実に痛快!!次のHowever Absurdでみなとちゃんと完全に離れてゆきます。曲はそんな悲しさを表しているかのよう。続いてWrite Away。夜の街にぴったり、「ネギま!」の亜子たんにもぴったり。この時も左手に松屋が見えてクギミーを思わせました。国道297号は流れが悪くなっている模様。次のIt's Not Trueは、ブートの初期テイクとまったく違ってドキッとしました。こっちのヴァージョンもやっぱり好きかも。いよいよ東関道と合流。行きに見落としていた「小仲台」への行き先表示板もちゃんと見ました(名前が「らき☆すた」の泉こなたみたいだから)。ここで国道14号と分岐、一気に道が空きます。今回は非常に道が空いていて、Tough On A TightropeSpies Like Us、そしてOnce Upon A Long Agoとアルバムが1周した段階で既に幕張・習志野・船橋を走って、船橋の端にあたる日の出町まで来ていました。日の出町に限っては、交通情報で渋滞箇所として知られるだけあって小渋滞を起こしていました。

 「プレス・トゥ・プレイ」の2周めは、その小渋滞の中から始まりました。2周めは前回までと同じくランダム再生。家に着くまで聴きました。Pretty Little Headで渋滞が解消し、Angryで千鳥町料金所からいよいよ首都高へ(料金所のおじさんはあのポールのシャウトが聴こえただろうか・・・)、Once Upon A Long Agoの後Footprintsで東京入り、Write Awayを経由してStrangleholdで首都高を降り、Only Love RemainsSpies Like UsTough On A Tightropeときて、It's Not Trueの最後の繰り返しで給油のため一時停止、It's Not Trueから再開した後、Good Times Comingで家に到着しました。午後8時40分頃でした。ちなみに、Feel The Sunが始まる本当に直前で終了しましたとさ。クギミーが泣いてるよ。そして今回の旅も、「昔々のそのまた昔」になってゆくのでしょう・・・。

 以上で今回のドライヴ・レポートを終えます。次回はどうしよう・・・。ドリカムを増やそうとは思います。

おまけ。私のPCの現在のデスクトップです(爆)。

 

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