True ALL THE BEST
〜“真の”オール・ザ・ベスト〜
(2009.11.10 構想・作成)
(左)アルバム・ジャケット (右)曲目リスト ※画像をクリックすると拡大します。
『True WINGSPAN』の姉妹編。ポールのソロ時代の楽曲(1970年〜1971年、1979年〜2007年)のみで構成した2枚組ベストです。
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[DISC 2] 1.Figure Of Eight (7" Version) 2.Here Today 3.Only Mama Knows 4.Driving Rain 5.Temporary Secretary 6.Off The Ground (Single Mix) 7.Heart Of The Country 8.Every Night 9.Calico Skies 10.Junk 11.Wanderlust 12.So Bad 13.The Back Seat Of My Car 14.Run Devil Run 15.Follow Me 16.Kicked Around No More 17.Love Come Tumbling Down 18.Loveliest Thing 19.Don't Get Around Much Anymore 20.Birthday (live) 21.Tough On A Tightrope 22.Only Love Remains (Single Version) 23.This Never Happened Before |
ポールのベスト盤『Wingspan』を純然たる「ベスト・オブ・ウイングス」に改良した2枚組オリジナル・ベスト、『True WINGSPAN』(邦題:「“真の”夢の翼」)を作成してみて、完成したCDを自己満足に浸りながら(笑)ずっと愛聴していたのですが・・・。─何か物足りないものがある。
はてさて、大成功に終わったプロジェクトのはずなのに、何が心残りなんだろう。と考えてみたのですが・・・。その理由が分かりました。
─ポールのソロ時代の曲が収録されていない。 ─
当たり前っていえば当たり前なんですが(汗)。あえてソロ時代の曲を排除するという企画で作ったのだから。しかし・・・。やはりソロ時代の曲にもお気に入りがいっぱいある。そうした曲を聴けないというのは、どこか寂しいものがある。そう思ったんですね。そこで・・・。やってしまいました。「それならソロ時代の曲を集めたオリジナル・ベストを別に作ってしまおう!」と。まさに勢いでしたね。早速その願いをかなえるべくオリジナル・ベスト作成に着手致しました(笑)。
『True WINGSPAN』と対比すべく、ポールのソロ時代の曲を集めたコンピレーション。その名も…、『True ALL THE BEST』。1987年発売のポールのベスト盤の“真”ヴァージョンということで。
今回も、選曲にあたっての以下のようなポリシーを決めました。
(1)全曲ビートルズ解散後のポールの「ソロ時代の」曲のみとする。(ウイングス時代の曲は収録しない)つまり、『McCartney』『Ram』と'80年代以降の曲が選曲範囲。
※なお、「Coming Up」「Maybe I'm Amazed」は、既に『True
WINGSPAN』にウイングスのライヴ・ヴァージョンを収録してしまったので、今回は選曲の対象外としました。どっちみちライヴの方がベターなテイクだし(苦笑)。
(2)『True WINGSPAN』に対比されるべく、同じCD2枚組、各ディスク79分以内とする。
(3)『All The
Best!』『Wingspan』に収録されている曲は、極力収録する。特に、有名曲は外さないこととする。曲順も極力動かさない。(これは都合上一部逸脱してしまいましたが・・・)
(4)『True WINGSPAN』と同じく、DISC 1をシングル中心に、DISC 2をそれ以外の曲(主にアルバムナンバー)中心にする。
(5)選曲にはヒット性・人気の度合いをある程度加味する。
以上を考慮しつつ、さらに『True
WINGSPAN』以上に自分の嗜好も織り交ぜて(笑)数時間曲を入れ替えながら構想を練り、収録曲が決定しました。
今回は、ウイングスの時以上に選曲に悩みました。何せ対象となる時代範囲も長いし、その間に出たアルバムもかなりの数。そこから名曲・お気に入りの曲を選ぶとなると、泣く泣くオミットせざるを得ない曲がずらりと並びました・・・(汗)。結局、2枚で計44曲が残りました。各アルバムから満遍なく(2〜3曲を目安に)選んだので、結構公平な選曲になっているとは思いますが・・・。もちろん、今持っていないアルバム・シングルの曲は収録できないので割愛させて頂きました。なので、クラシック・アルバムやファイアーマン名義の曲、1998年以降のアルバム未収録曲がばっさりなくなっているはずです。
ここで出典アルバムを整理してみましょう。
『McCartney』2曲
『Ram』3曲
『McCartneyII』2曲
『Tug Of War』4曲
『Pipes Of Peace』3曲
『Give My Regards To Broad Street』1曲
『Press To Play』3曲
『CHOBA B CCCP』1曲
『Flowers In The Dirt』4曲
『Tripping The Live Fantastic!』1曲
『Off The Ground』2曲
『Flaming Pie』2曲
『Run Devil Run』2曲
『Driving Rain』1曲
『Chaos And Creation In The Backyard』3曲
『Memory Almost Full』3曲
シングル7曲
少なくとも『All The Best!』よりはオール・タイム・ベストになっていると思います(笑)。「Tough On A Tightrope」「Loveliest Thing」「Love Come Tumbling Down」辺りは完全に私個人の嗜好が出てしまっていますね…(苦笑)。この辺はどうしても外せなくて。曲順は、特にDISC 2は無理のない流れになるように慎重に決めました。
ちなみに、今回はただCDに焼くだけでなく、ちょっと一工夫も。
まず、できるだけたくさんの曲を収録するために、曲間を可能な限りカットしてみました。マッシュアップ音源の制作にも使用しているデスクトップ・ミュージック制作ソフトを駆使して、wavファイルを編集しました。で、ついでに音圧を(あくまで擬似的にですが)向上させて聴きやすくもしてみたり。これで、80分CDに収録できる約79分20秒ぎりぎりいっぱいにそれぞれ21曲と23曲無事詰め込むことができました。特にDISC 2は、なんとあと1秒という超ぎりぎりの所を何とかすり抜けて、23曲目に追加した「Follow Me」を無理やり押し込みました(笑)。ホント危うく別曲に差し替える寸前でした・・・(候補としてもっと短い「English Tea」「Flaming Pie」が挙がっていた)。なので、普通にCDから直接焼こうとしても演奏時間オーバーになると思います。ちなみに、「Put It There」「Birthday」「Follow Me」は収録時間とにらめっこしながら後から追加したトラックです。
今回もCDはDISC 1がピンク、DISC 2が青です。ちょうどその色が余っていたので・・・。それからジャケットもまた擬似的に作ってみました。実際に印刷はしていませんが・・・。今回は、結構凝ってみましたよ。英国盤『All The Best!』に限りなく似せたジャケット・曲目リストにしました。曲目リストもすべて画像編集ソフト使って一から打っています(フォントがかなり似ているはず・・・)。あとはコピー&ペーストが中心のやっつけ仕事ですが。うちのサイトのロゴを入れるのはもちろん忘れずに(苦笑)。
CDに焼いて早速実際に聴いてみて、予想以上に出来がよくて自己満足に浸っております(苦笑)。今はDISC 2を聴いています。後半のAOR路線が立て続けに出てくるのがたまりませんね。まぁ意図的なんですが。
これと、『True WINGSPAN』の計4枚組・全84曲で、ポールのビートルズ解散後の大まかな歴史はたどれる!と自負しております。ポール知らない友達がいたら、これを焼いてプレゼントしようかな。最近全然ないですが、車で出かける機会があったらこの4枚はBGMとして必須ですな。
『True ALL THE BEST』への異論大歓迎です。ぜひ掲示板にコメントください(笑)。
姉妹編オリジナル・ベスト『True WINGSPAN』はこちら。