房総半島1周ドライヴ パート4(2005.8.28)
持っていったアルバム
今回で、房総半島1周ドライヴも4回目となりました。過去のレポート(パート1、パート2、パート3)もあわせてごらんください。毎度そうですが、千葉県の道路地図を手元に置くと分かりやすいでしょう。今回は私単独の旅です。朝7時半から夜7時半まで、ちょうど半日かけて行ってきました。ゆったり、まったり、時にいそいそと。天気は曇り、少し疲れましたが楽しい旅でした。
これまでのドライヴのBGM陣は非常にポール・マッカートニー色の強いものでしたが、今回からは最近私が好んで聴く小田和正およびオフコースのアルバムから3枚セレクトされました。ポールのアルバムは4枚。目的地の興津(勝浦市)を挟んで、主に行きがポール、帰りが小田さんといった感じでした。今回持っていったすべてのアルバムが車内で聴かれました。うち初登場は「スピード・オブ・サウンド」「君住む街へ」「Far East Cafe」。1人旅では「ヴィーナス・アンド・マース」も初登場です。今回も基本的にはCD−Rとして持っていきましたが、事前の準備ミス(74分のCD−Rを買ってしまったため時間をオーヴァーしてしまった)による「君住む街へ」と、収録時間が短いので傷が入りにくい「Far East Cafe」はオリジナルを持っていきました。
前回に続き、今回も最初はベスト盤系ではありませんでした。「ヴィーナス・アンド・マース」。ドライヴの冒頭でVenus And Mars〜Rock Showの流れを聴きたかったからです。日曜の朝7時半の気だるい雰囲気とVenus And Marsがぴったり、そしてRock Showは急にハイテンションにしてくれました。道は非常にすいていましたが、曲は演奏時間が短いのでどんどん進んでゆきます。Love In Song、You Gave Me The Answer、Magneto And Titanium Manはあっという間に。Letting Goも案外あっけなかったです。お約束の大井料金所はVenus And Mars(Reprise)に続くSpirits Of Ancient Egypt。料金所のおじさんにはデニーの歌声は聴こえたのでしょうか?
大井トンネルのMedicine Jarに有明のCall Me Back Again、そして新木場のListen To What The Man Said。同曲で千葉県入り。ここらへんの曲は楽しく聴くことができました。今回も節約のため首都高の終点・千鳥町出口で降りて国道を突っ走ったのですが、Treat Her Gently〜Lonely Old Peopleはその付近で。いきなりしんみりしてもう旅が終わりに差し掛かったような雰囲気にさせました(まだ始まったばかりだというのに・・・)。首都高・国道も道は非常にすいていて、Crossroads、Zoo Gang、Lunch Box/Odd Sox、My Carnivalの小品4曲でもう美浜区に差し掛かっていました。4曲中印象に残ったのは・・・My Carnivalでしょうか。素直に楽しかったです。Lunch Box/Odd Soxは普段聴かない曲だけに耳を澄ませると新たな発見がいろいろありました。
続いて、車で聴くのは初めてとなる「スピード・オブ・サウンド」です。地味で知られるこのアルバム、最近私も全然聴いていないアルバムのひとつとなっていました。まずはLet 'Em In。この曲で並走していた東関道ともお別れです。続いてThe Note You Never Wrote。稲毛区辺り。そしてひさしぶり!と思ったのがShe's My Baby〜Beware My Love。特に後者は車内で盛り上がりました。場所は千葉市中心部、我らが千葉みなと(私のオリジナル・キャラクター、このページ参照)の元ネタの駅の近くも通りましたよ。続くWino Junkoも懐かしかった曲のひとつ。ジミーの歌は久々に聴いた気がします。この辺りは演奏時間が1曲ずつ長いのであっという間に千葉市を通り過ぎ市原市へ。そしてビッグなヒット曲Silly Love Songsは、「このアルバムの出所だったのか〜」と思わせました。ついこないだまで映画「ヤァ!ブロード・ストリート」のリメイクや、デニー・レインのカヴァー版ばかり聴いていたので、逆にこっちが新鮮でした。そしてあの美しい3声のハーモニーが絡まる辺りで国道297号線へ続く道へ進路を変えます。
Cook Of The House、あまりにもひさしぶりに聴いたので冒頭のステーキを焼く音を車の異常音かと勘違いし一瞬驚きました。リンダさんの歌も久々でした。次のTime To Hideでいよいよ297号線へ。ここら辺から急に田舎の景色に変わりますが、都会的なA面とちょっと田舎くさいB面+ボーナス・トラックにうまく分かれたのが印象的でした。Must Do Something About Itは比較的まだ市街地に近い方で。いやぁ、ジョーの声もひさしぶりです(みんなひさしぶりかい)。San Ferry AnneとWarm And Beautifulはあっという間に終わってしまいました。続いてWalking In The Park With Eloise。田園風景になぜかぴったり?陽気な曲に対し曇りだったのが残念でしたが。前曲に対照的なBridge Over The River Suite。こっちの方が天気に合っていたかもしれません。ちなみに、この曲の最中にちゃんと「河に架ける橋」を渡ってきましたw 最後にSally G。田園風景にぴったりです。しかし、本場カントリーに日本の水田は・・・w アルバム終了時は市原の牛久に差し掛かろうとしていました。
さて、次のアルバムは牛久(市原)〜興津(勝浦)のコースに最大に似合う「ロンドン・タウン」・・・と思いきやここでハプニングが!!「ロンドン・タウン」のCDが、プレイヤーに生じていた隙間に誤って入ってしまい取り出せなくなってしまったのです!!これでは折角のコースで聴くことができないどころか、CD−Rが一枚台無しに・・・。一気にドライヴは絶望へと変わります。しかし、世の中偶然があるものです。そのハプニングに気づき停車した目の前に自動車用品販売・修理店があったのです!!もしかしたら・・・そう思い助けを求めます。すると、そこでCDを取り出してもらえたのです!しかも、たった10分ほどで、サービスで!!もうただただ感謝です。本当にありがとうございました!!イエローハット牛久店の皆さん、ここでもってお礼とさせていただきます。
というわけで起死回生を果たした「ロンドン・タウン」。若干傷がついてしまったのが気になりましたが、助かっただけでも奇跡、感謝です。というわけで体勢を立て直してLondon Townから。いつ聴いてもいいですね。Cafe On The Left Bank、I'm Carryingは牛久郊外。Backwards TravellerとCuff Link辺りで山が目立つように。Children Childrenはまさに田舎風景そのものでした。畑で働く人も見えたり。Girlfriendも非常にのどかな中でした。このアルバムが流れている時はまったり走っていたので、後続車にとっては迷惑だったかもしれません(汗)。盛り上がったI've Had Enoughでヘアピンカーヴを越えて大多喜町へ。ここら辺から傷による音飛びの心配が懸念されました。私のお気に入りソングWith A Little Luckは大多喜市街。Famous Groupiesは意外とエレキ・ギターの使用率が多かったのに驚き。この曲の終わりでいったん道の駅で休憩。1人ソフトクリームを買う人。再開してDeliver Your Childrenはデニーのリメイクに比べタイトだと思いました。同曲で勝浦市に入りName And Address。今回はあっという間に終わりました。Don't Let It Bring You Downは細い道にぴったりな感じでした。そして海が似合うMorse Moose And The Grey Goose。今回は陸で終わりました。しかし盛り上がったのは言うまでもありません。Girls' Schoolの後ろ半分は墨名交差点を右折して国道128号を海沿いに。やはりこの曲は海が似合いますねぇ。そして、最後にまた感動を与えてくれたMull Of Kintyre。守谷海岸など勝浦の海や岬を見ながらのこの曲はまさに郷愁を誘います。全歌詞を一緒に歌ってしまいました。さらに目的地の興津まで時間があったのでもう1度Mull Of Kintyreをリピート。この曲はドライヴで聴くたびに感動を与えてくれます。心の宝物です。こうして午前11時、興津に到着しました。懸念されていた音飛びも全く起きず、まさに奇跡でした。本当に感謝です。
さて、今回の旅の目的は、前々回の際にお世話になった知り合いのAさんと、そのつながりのWさんにお会いするためでした。お忙しい中お時間を作ってくださったお2人に感謝です。ここで昼食を共に取り、1時半ごろまでご一緒しました。
出会いには別れがあるもの。お2人とお別れしていよいよ帰路・・・といっても道はまだ長い(爆)。館山経由で房総半島をぐるりと巡るのですから。さて、車内BGMはここからは小田さんコーナー!!まずは前回も聴いた「自己ベスト」から。元気な中に少し感傷的な気分のあるキラキラは、以前同じルートを通った時に流れていたMy Brave Faceのようです。次からは小田さんによるオフコースのセルフカヴァー(否定的意見が多い・・・)ですが、こちらの秋の気配は弱い感じがしました。小湊で流れた愛を止めないではつい歌ってしまいました。天津で流れたさよならはオリジナルと全く違うアレンジですが、個人的にはオリジナルの方が好きです。鴨川に入りYes-No。これは逆にこのヴァージョンの方が好きで、1人盛り上がりました。言葉にできないが始まったところでいったん停車、レストラン(いわくつき)でパフェを1人食べます(悲しい・・・)。
再び館山を目指し西進します。言葉にできないは何度聴いても感動します。一緒に歌ってしまいました。そして今回のドライヴで唯一2度聴くこととなった緑の日々。このヴァージョンは印象がないです。冒頭と終わりでそれぞれ内房線が走っているのが見えたのが面白かったです。太海・江見の海岸線沿いはOh!Yeah!。最近お気に入りの曲で、一緒に口ずさみました。次のラブストーリーは突然にも大好きな曲。一緒に歌いましたがサビはかなり歌いづらかったです(小田さんはすごい)。今回は1人旅なので好き勝手に車内で歌えましたが、運転しながら何か歌っている私を外から、後ろから見た歩行者や運転者はどう思ったやら・・・。my hometownで和田町入り。完全に存在が消えていました。救急車が横切っていました。風の坂道も同じ和田町。かなり狭い道で流れていたのが印象的でした。丸山町で流れたのが伝えたいことがあるんだ。「リズム音痴」の歌ですw 館山市に入り緑の街。一瞬小雨がちらつきました。続く風のようにとwoh wohはほとんどメロディを忘れていました。「自己ベスト」が終わったとき、既に館山の終点・北条海岸のすぐそばまで来ていました。
続いては初登場の「君住む街へ」。後期オフコース(1984〜1988)のベスト盤です。ちなみに分け合って、アルバムを通してステレオ音声で聴くのはこれが初めてのことです。昨日 見た夢の途中で北条海岸で少し休憩。次の夏の日は最近好きな曲でこの季節にぴったりなのですが、曇りだったのと、国道127号に出るため海からそれてしまったのが残念でした。IT'S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)で127号に出ていよいよ北上。富浦町に入ってすぐは君の倖せを祈れない。この曲ってアルバム未収録でしたよね?同じく富浦町で白い渚で。この曲も結構好きです。続いて清水さんのヴォーカル曲・逢いたい。たくさんのトンネルを経て富山町に入ります。次の気をつけてはかなり長い曲なので長距離に及びました。安房勝山、折れ曲がった富山市街地の道や、広い道など。そして私のお気に入りENDLESS NIGHTS。一緒に歌いましたが、80%ほどの歌詞を覚えてしまっていました。もっと近くに(as close as possible)は鋸南町南部。イントロのドラムソロにはっとしたshe's so wonderfulは富津に入る頃のたくさんのトンネルから浜金谷を通り過ぎる所まで。次のI'm a manで毎回食事に訪れてきたレストラン「かなや」を通過。君が、嘘を、ついたと夏の別れは竹岡や上総湊。Tiny Pretty Girlの途中から以前「タッグ・オブ・ウォー」が渋滞した地点に突入、案の定渋滞に巻き込まれます。今度はオフコース版の緑の日々と、ラストの感動的な君住む街へはこの渋滞のうちに消えてゆきます。後者は一部歌いました。
渋滞が起きたので、急遽代打として持ってきていた「Far East Cafe」を聴きます。ちょうど私の好きなアルバムでもありましたし。勝手に寂しくならないでは完全に渋滞に消えました。しかし、春風に乱れての後半から渋滞は解消、スピードアップします。道路も君津市街に入り広くなります。君津市では16号を下って、君が戻ってくるなんて、Far East Cafeのバラード3曲。ちなみに、国道127号はこの部分で国道16号と兼用していて、前者のタイトルにぴったりとなってしまいました。木更津ではヒット曲恋は大騒ぎ、Little Tokyo。2曲とも歌いましたが、オリジナルの高い音域を出せずに苦労。アクアラインをまたぐ前後はtime can't wait。イントロの一部がポールのJetに似ているような・・・。奇妙な感じのgood times&bad timesを聴くうちに左手は袖ヶ浦の工業地帯に。あの人に会えるは袖ヶ浦市内で終了。
そして最後はおなじみ、ドライヴに欠かせない「プレス・トゥ・プレイ」。StrangleholdとGood Times Coming/Feel The Sunは袖ヶ浦市。姉ヶ崎のTalk More Talk、五井のFootprints、そしてOnly Love Remains。Pressで行きのルートと合流。Pretty Little Headは蘇我。Move Over Buskerから少し混みだし、AngryとHowever Absurdは千葉市中心部。我らが千葉みなと(前述)もちらりと見えました。Write Away、It's Not True、Tough On A Tightropeはスローな車の流れに身を任せながら。Spies Like Usの後半ら辺からすき出し、Once Upon A Long Agoで東関道と並走。さらにもう1度最初から聴きました。日曜の夕方とは思えないほどすいていて、これがあの混雑で知られる国道かと目を疑いました。Pressで千鳥町から首都高に乗り、Angryで大井で降り、Tough On A Tightropeが終わったところでイジェクトしました。
今回は、曇りだったりハプニングがあったりしましたが、ゆったりまったりドライヴできてよかったです。ポールも小田さんも両方堪能できましたし、景色・それに合わせた選アルバムもよかったです。また1人旅だったので気楽でしたし車内で思う存分歌えました!!特にMull Of Kintyreは思い出に残るでしょう。