初心者向け 小田和正・オフコースガイド
「小田さん・オフコースの大ファンである私、早川さがみが、初めて小田さんの曲を聴く皆さんのためにお勧めのアルバムを紹介します!」
(早川さがみは当サイトで連載中の4コママンガ「みなと×みらい」に登場するオリジナル・キャラクターです。詳細はこちら!)
〜小田和正 お勧めアルバム!〜
小田さんのソロ・キャリアの曲を手っ取り早く聴くにはベスト盤が最適だけど、『Oh !Yeah !』(左)と『伝えたいことがあるんだ』(右)を一緒に買うのがお勧め!前者は小田さんの初期3枚のソロ・アルバムと、大ヒット「Oh !Yeah !/ラブ・ストーリーは突然に」からの選曲で、小田さんのソロ初期をざっと聴く上で大変よくまとまってるよ!後者は1989年から1997年までのシングル集で、小田さんの主要な名曲を15曲一挙に収録!
予算のない人は『伝えたいことがあるんだ』1枚でもいいけど、オフコース解散以前のソロ・アルバムの曲が入っていないので、『Oh !Yeah !』で補強するのをお勧めします。ちなみに2枚間での曲の重複はたったの4曲(全く同じ録音はたったの1曲)!1999年以降も名曲は多いけど、とにかく聴いてみたいという人にお勧めの2枚。
大ヒットを記録中のベスト盤『自己ベスト』 『自己ベスト−2』という手もあるけど、オフコース時代の楽曲のリメイクが後々大きな誤解を生みやすいので、お勧めしません・・・(私、早川さがみは小田さん大好きだから関係ないけどね)。
小田さんのオリジナル・アルバムも名盤ぞろいだけど、中でもこの2枚はお勧め!『K.ODA』(左)はオフコースのファンの間でも人気が高い名盤で、小田さんのソロ・デビューアルバム!これがオフコース解散前というのがびっくりだよね。全部で8曲しか入っていないけど、1曲1曲が恐ろしいほどに上質で、ハードロックからお得意のバラードまで息をつかせぬ構成がいいね!もちろんあの歌声で!
もう1枚の『Far East Cafe』(右)は、最近のJ-POPに慣れ親しんだ若い人に大変お勧め!もちろん私も大好きだよ!「Little Tokyo」「春風に乱れて」「恋は大騒ぎ」など、小田さんらしさと陽気なポップさが絶妙に混ざり合ってとっても元気になる1枚!「good times&bad times」「あの人に会える」のような小田節バラードも多くてちょうどよい釣り合い。「オフコースや小田さんは堅苦しい、古臭い」って考えている若い人にぜひ聴いてほしいと思うよ。ちなみに「恋は大騒ぎ」は私、早川さがみが一番好きな小田さんの曲!
あとは、こじんまりとした『between the word&the heart』や力強さい名曲の中に意外とポップな曲も多い『MY HOME TOWN』なんかもお勧めかな。最近では味わい深い『そうかな』もいいね。ちなみに、オフコース時代の曲をリメイクした「LOOKING BACK」シリーズは、オフコースを聴いてからの方が無難です。
〜オフコース お勧めアルバム!〜
オフコースはたくさんアルバムがあって、その時々で表情が全く違うから、何から買うか正直迷ってしまうよね。ベスト盤も、非公式のものも含めたら数え切れない程あって頭がこんがらがっちゃう・・・。
数ある「ベスト盤」の中でも、上に挙げた3枚が初心者向けかな。『OFF COURSE 1969-1989』(左)は、その中でも完全な初心者向けで、オフコースは1枚あれば十分って考えている人にはお勧め。全時代のシングルA面コレクションだからね。でも、ほぼ小田さんの曲しか入っていないから、「オフコース=小田さん」という誤った考えをもたらしてしまうのが不安・・・(メンバー全員が主役のバンドだからね)。オフコースはYassさん(鈴木康博)や松尾さん(松尾一彦)なんかも素晴らしい曲をたくさん残しているんだよ、ってことを念頭に置きながら聴いてね。これは最新のオール・タイム・ベスト「i (ai)」も同様です(これも小田さんの曲ばかりで不均衡・・・)。
一方、オフコースをたくさん聴こうかな、って思っている人には『シングルス』(中)と『君住む街へ』(右)がお勧め!それぞれ東芝EMIとBMGファンハウスの編集盤・・・つまりYassさんのいた時代と脱退後の時代の編集盤ってこと。『シングルス』は1982年までのシングルのA・B面両方を完全収録していて、Yassさんの曲もたっぷり!シングル・ジャケットの復刻版が封入されているのもいいよね。『君住む街へ』はYassさん脱退後の通称「4人時代」の曲が入っているけど、アルバム・ナンバーや松尾さんの曲も入っていていい感じにまとまっているよ。オフコースって、初期と中期、後期で全くサウンドが違って面白いよね。もちろん、ベスト盤で聴けない名曲は多くあるわけで、オリジナル・アルバムもぜひ揃えてほしいんだけど・・・。
オフコースのオリジナル・アルバムは小田さん以上に選ぶのに悩むけど、私なりのお勧めはこの3枚かな。初期・中期・後期のそれぞれを代表する1枚だと思うんだけど・・・。
小田さんとYassさんの2人で活動していた初期のアルバムでも、『ワインの匂い』(左)は名盤だよね。さすが時間をかけてじっくり作っただけあるよ!どこか懐かしいけど、他のグループとは違う独創的な雰囲気が漂っているのがオフコースらしいね。ヒット曲「眠れぬ夜」が有名だけど、「ワインの匂い」「愛の唄」「老人のつぶやき」など名曲が多いんだ。もちろん、Yassさんの曲のレベルも高いよ!初期では他にデビュー作『僕の贈りもの』、「秋の気配」を収録した『JUNKTION』なんかがお勧めかな。結構アレンジが凝っていて聴いていて面白いよ。
松尾さん・清水さん(清水仁)・ジローさん(大間ジロー)の3人が正式加入して以降の中期オフコースのアルバムでは、『We are』(中)かな?(選ぶのに悩んだよ・・・)作曲したメンバー3人(小田・鈴木・松尾)の個性がぶつかり合っていて最高!小田さんは「Yes-No」や「時に愛は」なんて名曲を出しているし(個人的には「きかせて」がいいなぁ・・・)、Yassさんは「一億の夜を越えて」でロックしているし、松尾さんは「せつなくて」で個性をアピール!各自の名曲が入っているのがいいね。他は、ロック・テイスト満載な『Three and Two』と穏やかで寂しげな『over』がお勧めかな。2枚組ライヴ盤『LIVE』も大迫力で最高!
そしてYassさん脱退後の4人時代。シンセドラムやコンピュータ・サウンドが増える一方でファンが減るという悲しい図式の時代だったけど、名曲が多いんだ。中でも、『The Best Year of My Life』は名盤!やっぱり音作りに耳が行っちゃうけど、小田さんがオフコースらしいメロディアスなポップやバラードを多く残しているんだよ。「夏の日」「緑の日々」といったシングル曲はもちろん、「ふたりで生きている」「気をつけて」といったバラードもぜひ聴いてね!松尾さんもロック調の名曲を残しているよ。4人時代は、アルバムよりシングルの方が出来のいい曲が多いかな・・・。「call」「たそがれ」「君の倖せを祈れない」「LAST NIGHT」などなど・・・。ラスト・アルバム『Still a long way to go』もなかなかの力作だね。
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