小田和正のページ
このページでは、私のお気に入りのアーティストの1人である、小田和正の魅力をお伝えしたいと思います。
小田さん大好き!な当サイトオリジナルキャラクター・早川さがみも活躍する「みなと×みらい 4コママンガ」はこちら!!
[マンガの続きの掲載が遅れまして失礼致しました(汗)。]
●小田和正とは・・・?
小田和正は、日本を代表するシンガーソングライターの1人です。1947年9月20日生まれ、神奈川県横浜市出身。元々は建築関連の仕事を目指し勉強していましたが、高校時代に結成したフォーク・グループを元に1969年、鈴木康博・地主道夫と共に「ジ・オフ・コース」を結成。これが後の「オフコース」です。1970年4月にシングル「群衆の中で」でレコード・デビューしました。
オフコースにおいて小田は、担当楽器であるギターやキーボードを演奏するだけでなく、全時期を通してリーダー的存在であり続けました。デビューしてまもなく作曲活動を始め、鈴木と肩を並べるようにオフコースの楽曲の半分以上を書き、そのヴォーカルを取っています。さらにはストリングスのスコアを独学で学ぶなどして曲のアレンジも自ら手がけています。オフコースは、地主が程なく脱退し数年間小田と鈴木の2人で活動を続けた後、3人の新たなメンバー(松尾一彦・清水仁・大間ジロー)が加入し5人編成となりますが、小田はその間「僕の贈りもの」「愛を止めないで」「さよなら」「Yes-No」「言葉にできない」などヒット曲を次々と世に出してゆきました。1982年に結成以来のメンバーである鈴木が脱退した後は、さらにグループでの中心的役割を担うようになり、「緑の日々」や「君住む街へ」といった名曲を生んでいます。(オフコースについてはこのページもご参照ください。)
一方、オフコース在籍中の1986年にシングル「1985」とアルバム『K.ODA』でソロデビュー。1989年にオフコースが解散すると、本格的なソロ活動を開始します。そんな中で1991年、TVドラマの主題歌となった「ラブ・ストーリーは突然に」が当時のシングル売上記録を更新する大ヒットを記録。「小田和正ブーム」が起き、一躍時の人となりました。ソロ活動においては、定期的にアルバムやシングルを発売しながら、過去の自作曲のリメイクを行ったり、他アーティストのプロデュースや楽曲提供を行っています。また、かねてから映像作品に関心の高かった小田は「いつか どこかで」(1991年)・「緑の街」(1997年)という2本の映画を自主制作、映画監督に挑戦しています。著書も複数出している他、CMに出演したり自らTV音楽番組を企画するなど、オフコース時代以上に多方面で活躍しています。
近年では、ベスト盤『自己ベスト』(2002年)、『自己ベスト−2』(2007年)がロング・セラーになっていることが記憶に新しいでしょう。現在の最新アルバムは2005年の『そうかな』。『自己ベスト−2』はオリコン・アルバムチャート1位の最年長記録を保持しています。そして、60歳を超えた今でも、新曲のリリースやコンサート・ツアーの開催などを精力的に展開し、新たなファンを常に生み続けています。
●小田和正の魅力
小田和正の魅力は、とても多く深いものでいっぺんにすべては語りきれませんが、いくつか挙げてみましょう。まずは作曲面。小田の生み出す力強いメロディは誰でも心打たれることでしょう。オフコース初期にはフォークとアメリカン・ポップの融合した独特の作風を披露し、全盛期〜後期にはウェスト・コースト・サウンドを意識したソウルフルなロック・ナンバー、ソロ時代には若者世代を意識した元気で明るいポップ・ナンバーや歳相応の円熟したスロー・バラードと、そのバラエティも多岐に渡り、その作風は一歩も止まることなくいつも進化し続けています。そのどれもが素晴らしいのですが、特に感動的なのが「小田さん節」とも呼べる美しく力強い一連のバラード作品でしょう。「言葉にできない」「君住む街へ」「空が高すぎる」など、これらの曲は彼が最も得意とする所で、効果的なアレンジも含めてこれ以上何も望めない程の感動的なレベルに達しています。
そして、皆さんご存知の魅力が、歳を取ってもいつまでも衰えることのない独特のハイトーン・ヴォーカル。「変声期を迎えないで育った」と言われる程、高く透き通った美声も小田の歌う楽曲の魅力です。繊細でやさしく、時に力を込めて強く。オフコース解散を挟んで若干声がハスキーになってきてはいますが、今度はそれを利用して味わい深い歌声を聴かせるようになっています。
詞作面でも素晴らしいです。「さよなら」の大ヒットの影響でしばしば「軟弱だ」「女々しい」などと揶揄される小田の楽曲ですが、あくまで失恋ソングは小田の一側面であり、そうした見方は間違っています。注目されるべきは、「眠れぬ夜」「秋の気配」「ラブ・ストーリーは突然に」など、恋する気持ちを素直に歌い上げている点です。これ程まで男女の間に起きる恋を巧みに描いた詞作はそうそうありません。まさに「ラヴ・ソングの名手」と言われるゆえんです。さらに、小田の詞作は男女間のラヴ・ソングにとどまらず、「言葉にできない」に代表される盟友・鈴木康博に向けたメッセージ・ソングや、「そのままの君が好き」「風の坂道」に代表される友情や人生観を歌った曲、「the flag」に代表される団塊の世代への熱いメッセージ・・・と、到底「女々しい」で片付けられるようなものではありません。ドラマチックなラヴ・ソングと力強いメッセージ・ソング。これを美しいメロディやハイトーン・ヴォーカルでぐっと聞かせるのが、小田和正です。
オフコース時代にTV出演を拒み続けていたことや、個性的で確固たる信念を持っていることから、無口で頑固なイメージが強い小田ですが、実際はとても人間味あふれる人です。ファンに対するサービス精神も旺盛で、コンサートを演出やMCで明るく楽しく盛り上げたり、自ら経営する喫茶店「Far East Cafe」を通じて近況を伝えるなど、イメージ以上に取っ付きやすいアーティストです。一方で、人生における様々な出来事をよい思い出にするために節目節目で「企画」を起こす人であり、そのために1つのことを最後まで徹底して成し遂げる努力家でもあります。また、自分の音楽活動には厳しく、オフコース時代の曲を現在の自分なりのアレンジにリメイクするプロジェクト「LOOKING BACK」を行うなど、常に自分の求めている方向性を模索し続けています。
●私と小田和正
私が小田さんの曲に興味を持ち出したのは、2005年のことです。ですので、オフコース時代はもちろん、ほとんどリアル・タイム世代ではありません(汗)。きっかけは、私の親友が小田さんのファンだったことで、最初に「言葉にできない」を聴き感動を覚えました。徐々に興味を持ち、やがて『自己ベスト』を入手。そしてたちまち小田さんの魅力にはまってしまいました。その後は矢継ぎ早に他のアルバムやオフコース時代のアルバムなどを入手し、現在はほぼすべてのアルバム・シングルを揃えるに至りました。
私のお気に入りの小田さんの曲はオフコース時代含めて多すぎてここには書ききれませんが、ソロに絞れば「ラブ・ストーリーは突然に」「I miss you」「君に届くまで」「so long my love」といった曲が大好きです。アルバムでは『Far East Cafe』と『between the word & the heart』が特にお気に入りで、続いて『K.ODA』といった所です。どちらかといえばソロ時代初期の方がお気に入りです。そういった理由でベスト盤『Oh !Yeah !』はかなりの頻度で聴きます。
現在は、当サイトで小田さんの魅力を紹介する傍ら、オフコースの楽曲と小田さんのソロ時代の楽曲を紹介するブログ「The Best Year Of My Life」を日々更新中です。楽曲単位の詳しい解説はそちらをご参照ください。
最後に蛇足ですが、当サイトで連載しておりますオリジナル4コママンガ「みなと×みらい」のキャラクターに、小田和正マニアの女子高校生という設定の早川さがみという娘を登場させています(笑)。一番好きな曲は、「恋は大騒ぎ」という設定になっています(苦笑)。当ページでは、そういったことから早川さがみをいろいろと絡ませるかもしれませんのでよろしくお願いします。
(「みなと×みらい 4コママンガ」はこちら。小田さん・オフコース関連のネタも満載なので、ぜひ足を運んでみてください!)