みつばち
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
西川隆宏:マニュピレート
他に、プログラミングされたシンセ音、ギター、オルガン、ストリングス、ドラムス、スクラッチ
ライヴ履歴 1999年、DWL「春の夢」 1999年、DWL「冬の夢」、『よろこびのうた』『go on,baby !』『さよならを待ってる』とのメドレーで登場
2002年「monkey girl odyssey arena-mix」
2009年「“ドリしてます?”」、『なんて恋したんだろ』『24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-』『いつのまに』『マスカラまつげ』『やさしいキスをして』『空を読む』『何度でも』とのメドレーで登場(シングル「生きてゆくのです」に音源を収録)
アルバム「the Monster」の象徴ともいえる曲。もちろん洋楽マニアのまささん作曲。クラブ系の激しいグルーヴィーなリズムと、プログラミングされたデジタル・サウンドが印象的です。すべての楽器がプログラミングによるものですが、あまり機械的な感じを匂わせません。ドラムスとベースがサウンドの中心で、グルーヴを出しています。途中から入るスクラッチやタイミングを外したオルガン、「みつばち」の羽音を模したギターが実験的です。ストリングス系の音は緊迫したような雰囲気を効果的に出しています。エンディングはスクラッチで衝撃的に終わります。徹底的にプログラミングによるサウンドを使用したことで、逆にインパクトの強い曲になりました。また、そういったサウンドの合うクラブ系の曲であることもこの曲の成功の秘訣です。
一方ヴォーカルの方ですが、ヴァージン移籍を前後して増えてきた「大人」の歌い方になっています。妖しい感じが漂い、出だしやアウトロのスキャットなどは誘惑をかけているかのようです。歌詞も妖しく、恋人を想い焦がれる気持ちを「みつばち」に例えています。その比喩は歌詞中にいろんな形で登場し、美和さんのみつばちへの観察眼の鋭さ(!?)が分かり感心します。バッキング・ヴォーカルも美和さん単独で、後半の「ブーン」が印象的です。
実験的なこの曲をライヴで演奏するのは難しそうですが、ライヴでは比較的多く演奏されています。うち'99年のDWL「冬の夢」ではメドレーの最後に演奏され、暗い中パフォーマーたちがサーチライトをみつばちの軌道のように動かしながら美和さんを照らしているのが印象的でした。同じメドレーで演奏された『さよならを待ってる』とは相性がよいのか、2002年のツアーでも曲順で隣り合わせでした。2009年ツアーの演奏はシングル「生きてゆくのです」で聴くことができます。
この曲にはまささんがリミックスしたダンス・ヴァージョンがあり、当初はアナログ盤での限定発売でしたが、2000年のシングル「24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-」に収録され初CD化。現在では普通に手に入れられます。また、英語版である『Honey-Bee』は「THE MONSTER -universal mix-」に収録されています。
私にとってこの曲はあまり好きな部類に入らないのですが、この時期独特の「妖しさ」を持った楽曲として注目しています。『誘惑』『make me your own』に同じ雰囲気だなぁと思います。なので、この3曲が「DREAMANIA」で3連続並んだ時には驚きました(笑)。