三日月

演奏時間:4'12"(アルバムヴァージョン)
               4'11"(シングルヴァージョン)
収録アルバム:「the Monster」12曲目
                     「the Monster 2002:monkey girl odyssey tour special edition」12曲目
                     「The SOUL」 DISC-2 5曲目
                     「DREAMAGE」 disc BLEU 6曲目
                     (以上、すべてアルバムヴァージョン)
                     シングル「朝がまた来る」カップリング(シングルヴァージョン)
作曲・作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:ローランド・ヘリントン
有名度 ★★★★☆
人気度 ★★★★☆
管理人お気に入り度 ★★★★★
このサイトでの略称・・・TM−12
参照:『三日月 scat version』(スキャット・ヴァージョン)
        『Crescent Moon』(英語版)
『三日月』(「ネギま!」の雪広あやか)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング

        西川隆宏:マニュピレート

        他に、プログラミングされたストリングス、ホルン、ピアノ、エレクトリック・ピアノ、ドラムス、ひずみの音

 ライヴ履歴 1999年、DWL「春の夢」  1999年、DWL「冬の夢」、『月光』『銀河への船』『おやすみのうた』とのメドレーで登場


 美和さん作曲による美しいバラード。1999年1月のシングル「朝がまた来る」のカップリングとして発表されました。『朝がまた来る』はTVドラマ「救命病棟24時」の主題歌でしたが、この『三日月』は同ドラマの挿入歌に起用されました。その後、同年のアルバム「the Monster」にも収録されました。アルバムでは次の『夢で逢ってるから』と効果的につなげるためエンディングのひずみの音が1つ増えています。それ以外はシングルヴァージョンとアルバムヴァージョンは同じものです。

 この曲に使われている楽器はすべてプログラミングされたものです。一番印象的なのはストリングスによる美しいメロディ。高音と低音のパートそれぞれが耳に残ります。イントロ・途中・アウトロでこのメロディは登場し、曲を盛り上げています。他の部分はその反面音が薄いです。特に第1節の一部はピアノ・ソロです。曲が進むにつれエレクトリック・ピアノやドラムスが入ってゆきます。ドラムスは最後の繰り返しからはマーチング・ドラム風になっています。曲の途中から最後までひずみの音が一定の時間に入りますが、これも曲の雰囲気を出しています。このように、美しい上に妖しい雰囲気も漂っているのがこの曲です。

 歌詞は想っている人を連れてくるよう三日月に懇願するもの。「鬼灯(ほおずき)」は7月頃に花を咲かせる植物でオレンジの実がつきますが、アルバムブックレットのこの曲のページにはそれを思わせるCGがあります。また、「十五夜」というキーワードも登場します。そのため、この曲の季節は夏〜秋だと思われます。歌詞に合わせて、美和さんのヴォーカルもせつなげです。終わりの方では力を込めた歌い方に変わり、特に最後の「ひとしずくだけこぼしてください」を歌う部分には圧倒されます。バッキング・ヴォーカルはその部分でしか登場しませんが、「月光の中で祈る、あなたのために祈る」という意味のこの英語のバッキング・ヴォーカルは、歌詞にさらなる感動を与えます。

 この曲はカップリングながら一般的にもファンの間でも人気の高い方で、そのため2000年のベスト盤「The SOUL」や2003年のバラード・ベスト「DREAMAGE」にも収録されています。どちらのアルバムでも美しいバラードの間に収録されていて、この曲の持つ美しさ・一途なせつなさを再確認することができます。その反面ライヴでは意外と発表された年である1999年にしか演奏されていません。うちDWL「冬の夢」では、バラード・メドレーの最後に演奏されました。美和さんのソウルフルな歌唱力には脱帽です。(ぜひDVDで聴いてみてください!)曲が終わるとステージには白い幕が降りてきて、それに三日月形の影が映し出されるという印象的な演出も。

 この曲が挿入歌に起用されたドラマ「救命病棟24時」の劇中音楽を集めたサントラ「THE VOICE OF FATE」が発売されていますが、そのアルバムにはこの曲のスキャット・ヴァージョンが収録されています。こちらでも、オリジナルとは違うせつなさを感じることができます。

 ファンの間でも人気の高いこの曲ですが、私もとても大好きです。同じく月を題材にしたソウルフルなバラード『月光』と同じく、崇高な雰囲気がする曲です。恋人を想うせつない気持ちがこの曲を聴くとひしひしと感じられます。昔のドリカムのバラードとは作風が異なりますが、その分力強さが加わっていると思います。ベスト盤でも周囲に収録された他のバラードとうまく溶け合っていますよね。

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