DREAMS COME TRUE/す き

 1.す き
 2.きづいてよ
 
発売年月日:1994年11月4日
EPIC/SONY RECORDS  ESDB 3535
全体収録時間:8'05"
CD形状:8センチシングル
チャート最高位:1位
 
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング:マイク・ピラ、後藤昌司   ミキシング:マイク・ピラ
「す き」

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース(2)、プログラミング(2)、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード(2)、マニュピレート(2)、プロダクション・アシスト(1)、バッキング・ヴォーカル

        大谷幸:ピアノ(1)、エレクトリック・ピアノ(2)

        モーリス・マイケル:ギター(2)   濱田尚哉:ハイハット(2)

        ラウル・ドリヴェイラ:トランペット(2)   マーティン・ドローヴァー:トランペット(2)   有沢健夫:一部トランペット(2)

        ニック・ペンテロウ:サックス(2)   ピーター・トムス:トロンボーン(2)

        マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル(1)

        ジェローム・ブラウン:バッキング・ヴォーカル(1)   グレンヴィン・アンソニー・スコット:バッキング・ヴォーカル(1)

        シャロン・デボラ・ベスウィック:バッキング・ヴォーカル(1)   マリオン・パウエル:バッキング・ヴォーカル(1)

 作曲者度 吉田1曲、中村1曲


 16枚目のシングルで、アルバム「DELICIOUS」の先行シングル第1弾。2曲とも同アルバムに収録されています。約1年ぶりとなる日本語詞の曲となりましたが、それまでのキャッチーなポップ路線(「忘れないで」は別にしても)とは一線を画した新曲『す き』の登場は、変わりつつあったドリカムの作風を予期させるものでした。チャートでは相変わらず1位。

 『す き』は、前述したように従来のドリカムポップとは違った趣の曲です。悲しいピアノ・バラードで、アルバムではシンセストリングスがフィーチャーされていますが、シングルではそれもない完璧なピアノ弾き語り(弾いているのは美和さんではないが)のアレンジになっています。この曲が出た当時、きっとファンは新鮮なものを感じたのでしょうね。美和さんの透き通るソウルフルな歌唱は必聴。なおシングルヴァージョンは今では編集盤「DREAMAGE」でも聴くことができます。逆にカップリングの『きづいてよ』は従来のドリカム・サウンド。ここでも「カップリングにマイナーな曲」になっています。アルバムヴァージョンより若干イントロが短くなっています。

 現在、このシングルは入手困難です。『す き』は他のCDで聴けますが、『きづいてよ』のシングルヴァージョンはこれにしか収録されていません。ジャケットの写真は平間至さんによるもの。平間さんはこのシングルの翌年に初めて個展を開催しています。裏ジャケットの美和さんのアングルがちょっとやばいです(苦笑)。

 それにしても、『きづいてよ』がカップリングだったとは驚きました。マイナーなので・・・。『おやすみのうた』辺りかな?と思っていたのですが・・・。『す き』の歌詞に毎度のようについてくる「生ピアノによる演奏のため・・・」はこの段階から既に記されています。

前シングルへ

次シングルへ

ディスコグラフィへ