DREAMS COME TRUE/す き
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース(2)、プログラミング(2)、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード(2)、マニュピレート(2)、プロダクション・アシスト(1)、バッキング・ヴォーカル
大谷幸:ピアノ(1)、エレクトリック・ピアノ(2)
モーリス・マイケル:ギター(2) 濱田尚哉:ハイハット(2)
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット(2) マーティン・ドローヴァー:トランペット(2) 有沢健夫:一部トランペット(2)
ニック・ペンテロウ:サックス(2) ピーター・トムス:トロンボーン(2)
マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル(1)
ジェローム・ブラウン:バッキング・ヴォーカル(1) グレンヴィン・アンソニー・スコット:バッキング・ヴォーカル(1)
シャロン・デボラ・ベスウィック:バッキング・ヴォーカル(1) マリオン・パウエル:バッキング・ヴォーカル(1)
作曲者度 吉田1曲、中村1曲
16枚目のシングルで、アルバム「DELICIOUS」の先行シングル第1弾。2曲とも同アルバムに収録されています。約1年ぶりとなる日本語詞の曲となりましたが、それまでのキャッチーなポップ路線(「忘れないで」は別にしても)とは一線を画した新曲『す き』の登場は、変わりつつあったドリカムの作風を予期させるものでした。チャートでは相変わらず1位。
『す き』は、前述したように従来のドリカムポップとは違った趣の曲です。悲しいピアノ・バラードで、アルバムではシンセストリングスがフィーチャーされていますが、シングルではそれもない完璧なピアノ弾き語り(弾いているのは美和さんではないが)のアレンジになっています。この曲が出た当時、きっとファンは新鮮なものを感じたのでしょうね。美和さんの透き通るソウルフルな歌唱は必聴。なおシングルヴァージョンは今では編集盤「DREAMAGE」でも聴くことができます。逆にカップリングの『きづいてよ』は従来のドリカム・サウンド。ここでも「カップリングにマイナーな曲」になっています。アルバムヴァージョンより若干イントロが短くなっています。
現在、このシングルは入手困難です。『す き』は他のCDで聴けますが、『きづいてよ』のシングルヴァージョンはこれにしか収録されていません。ジャケットの写真は平間至さんによるもの。平間さんはこのシングルの翌年に初めて個展を開催しています。裏ジャケットの美和さんのアングルがちょっとやばいです(苦笑)。
それにしても、『きづいてよ』がカップリングだったとは驚きました。マイナーなので・・・。『おやすみのうた』辺りかな?と思っていたのですが・・・。『す き』の歌詞に毎度のようについてくる「生ピアノによる演奏のため・・・」はこの段階から既に記されています。