| 演奏時間：4'17" |
| 収録アルバム：「WONDER 3」３曲目 |
| 「BEST OF DREAMS COME TRUE」６曲目 |
| シングル「さよならを待ってる」 |
| 作曲：吉田美和・中村正人 作詩：吉田美和 編曲：中村正人 |
| プロデューサー：マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE |
| レコーディング・ミキシング：マイク・ピラ |
| 有名度 ★★★☆☆ |
| 人気度 ★★☆☆☆ |
| 管理人お気に入り度 ★★★★★ |
| このサイトでの略称・・・Ｗ３−３ |
さよならを待ってる
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演奏者 吉田美和：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人：ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏：キーボード、バッキング・ヴォーカル、サウンドデザイン
モーリス・マイケル：ギター
ニック・ペンテロウ：サックス
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス、ピアノ
ライヴ履歴 1990年「WONDER 3」、アンコールを除く最後に登場 1991年、ＤＷＬ＆「MILLION KISSES」
1999年、ＤＷＬ「冬の夢」、『よろこびのうた』『go on,baby！』『みつばち』とのメドレーで登場 2002年、「monkey girl odyssey arena-mix」
2007年、ＤＷＬで登場
1990年9月21日に発売された7枚目のシングルの曲で、同年のアルバム「WONDER 3」にも収録されます。また、2001年にシンガーソングライターの辛島美登里さんがカヴァーしています。シングルナンバーとしては今では日陰に追いやられてしまった格好の、知名度の高くない曲ですが、悲しさに満ち溢れた隠れた名曲です。この曲も、プロモ・ヴィデオが制作されたようですが詳細不明。
ミドル・テンポのポップで、美和さんとまささんの共作。ハイライトはこの曲唯一のブラス・セクションである間奏のサックス。これを吹いているのはニック・ペンテロウ。1999年までドリカムのセッションに参加し、通称「DYNAMITES UK」といわれるブラスセクション4人組の一人です。そのサックスが入る前に美和さんが"sax!"と言うのが、きまっていてかっこいいです。
歌詞はドリカムがよく用いる「電話越しのやりとり」がメインになっています。しかも、歌詞に「電話」という単語を一度も使わないのが美和さんの表現力のすごい点。他の女といる彼を見てしまい、彼に電話をかける主人公が、一言も話さない彼に「声を聞かせてよ」とせつなく訴えかける内容です。美和さんの歌い方もせつないです。英語のバッキング・ヴォーカルも効果的で、特に間奏後の分厚いコーラスは悲しい感じを強めています。
ヒットしなかった上、あまり有名でない曲ですが、ライヴではなぜか出番が多いです。DWLでは実に3度も演奏されています。そのうち'91年のDWLは、DVDに収録されているのはなぜか黒白映像で、これが曲の持つ雰囲気とマッチしています。トランペット奏者が自分の楽器を指で回しているのがクールです。'99年のDWL「冬の夢」ではメドレーで、当時の新曲の中に紛れての登場です。曲に入る前にオリジナル版にはないイントロがつきますが、これが個人的には好きなアレンジです。間奏のサックスは、この時はオリジナルと同じニック・ペンテロウ。美和さんと一緒に観客たちに歩み寄ってソロを披露していました。この時、間奏前で美和さんは「ペンシャンのsax!」と言っているように聴こえます。'07年で再登場した際は、エンディングが長くなり、大儀見元さんのパーカッションがフィーチャーされたり、GATZさんとマーセラス・ニーリーの歌声＆ヴォイスが披露されたりと各演奏者にスポットが当てられました。
この曲は私の大好きな曲のひとつです。メロディ、歌詞、間奏のサックスなど全体的に気に入っています。私がオリジナル・ベストを作れ、と頼まれたら80%の確率でこの曲が入っていることでしょう。別れ際にこみ上げてくる悲しい気持ちがうまくアレンジ・詞作に表現できていると思います。特にニック・ペンテロウのサックスは名演です！