SONG OF JOY
|
演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、ズールー合唱隊(as ミワンガ)
中村正人:ベース、プログラミング、パーカッション&一部ドラムス・プログラミング(as キング・マサ)
西川隆宏:レコーディング・アシスト
デイヴィッド・T・ウォーカー:エレキ・ギター ポール・ダン:エレキ・ギター、アコースティック・ギター
ジェス・ベイリー:ピアノ ジェフ・ダン:ドラムス
ユッスー・ンドゥール:バッキング・ヴォーカル、ヴォーカル・ソロ
シキシャ(ジュリア・マシュニワ、ルーディ・セーラム、ピニス・ソウル):バッキング・ヴォーカル、ズールー合唱隊
他に、プログラミングされたシンセ音、パーカッション
ライヴ履歴 1998年「US SHOW CASE TOUR」、最初に登場
ファンに人気の『よろこびのうた』の英語版。アルバム「SING OR DIE」収録曲は、すべて英訳化され再レコーディングされていますが、その中でも一番のできといえるでしょう。元々洋楽の趣のあるこの曲は、日本語詞でももちろん感動的ですが、英語詞はより曲に似合っています。サウンドは日本語版と全く同じで、ユッスー・ンドゥールとシキシャによるコーラスもそのままです。美和さんのヴォーカルも日本語版と同じような雰囲気を出していますが、日本語版では単なる「Yeah」だったサビの出だしを「Joy」にしてあり「よろこびのうた」のインパクトが強くなっています。歌詞は一部で韻を踏んでおり響きが心地よいです。
この曲はアルバム単位で発表された英語曲としては珍しくミュージック・ヴィデオがあり、DVD「DCT CLIPS V1」で見ることができます。使われている音源はイントロ・間奏の構成が異なります。撮影はNYで行われましたが、西川さんは多忙のため不参加。「街を歩きながら歌う美和さんに触発されて通行人が踊りだす」というコンセプトで、市街地やフェリーの上で踊りだすNYの人たちが印象的です。まささんはタクシーの運転手・八百屋・ホットドッグ売りに扮していて、最後はパーカッションをたたいています。監督に指示されて「演技」したまささんの下手なダンスは必見です(笑)。フェリーのシーンでは今はなき世界貿易センタービルも映っています。ミュージック・ヴィデオが作られたほかにも、JALラスベガス・キャンペーンのCMソングに起用されていて、日本語版ほどではないですが意外と知られています。
この英語版をまささんがリミックスしたダンス・ヴァージョンが、アナログ盤で限定発売されたのち、2000年のシングル「24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-」に収録されCD化されました。オリジナルの雰囲気は全くないですが、凝ったつくりのリミックスです。
個人的には日本語版『よろこびのうた』よりこの英語版の方が好きですね。1999年DWL「冬の夢」など、ライヴで『よろこびのうた』を歌う時、たまにこちらの歌詞が歌われることがあるのが印象的です。ミュージック・ヴィデオは大好きですね。まささんがいい感じにとぼけています(笑)。西川さんは撮影中は日本でラジオ番組などで忙しかったようですが、その分「DCT CLIPS V1」での剛たつひとさんとの共演が光っています。