DREAMS COME TRUE/LOVE LOVE LOVE
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、マーチング・ドラム(1)、フィンガースナップ(1)、手拍子(2)
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル、手拍子(2)
西川隆宏:マニュピレート、バッキング・ヴォーカル、マーチング・ドラム(1)、フィンガースナップ(1)、手拍子(2)
ポール・ダン:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター(1)
有沢健夫:トランペット(2) 山本一:サックス(2)
大谷幸:ピアノ(1)、チェンバロ(1)、エレクトリック・ピアノ(2)、手拍子(2)
濱田尚哉:ドラムス、マーチング・ドラム(1)、手拍子(2)
マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル ジョン・ポスマン:フィンガースナップ(1) ボブ・ホワイト:イリアン・パイプス(1)
作曲者度 中村2曲
ドリカム18枚目のシングルにして爆発的なヒットを生み出した超有名シングル。もっとも成功したドリカムのシングルで、1995年の年間シングルチャート第1位を獲得(ちなみにアルバム第1位は「DELICIOUS」だった)。少しばかり収まりかけていたドリカムブームが再燃しました。2曲ともTVドラマ「愛していると言ってくれ」に使用され、翌年のアルバム「LOVE UNLIMITED∞」に収録されています。これほど大ヒットしたシングルの収録曲が両方まささんの曲というのも興味深いです。
『LOVE LOVE LOVE』は、もはや説明不要のバラードの傑作。覚えやすく胸震わせるメロディ、簡潔に歌い上げた歌詞、バロック風のアレンジ・・・すべてがヒットにつながった要因です。後年英語版が発表されるなど今でも根強い支持を受けている曲です。シングルでは、冒頭のイリアン・パイプスのソロがカットされています(編集盤「DREAMAGE」でも聴ける)。カップリングの『嵐が来る』は、この時期のドリカムサウンドに見られたクールな雰囲気を全面に出した曲。シングルではイントロが短くなっています。シングルが大ヒットしたということは、多くの人が所持しているということ。『嵐が来る』はいい時に発表されましたね。
エピック時代のドリカムのシングルのうち、もっとも手に入れやすいのがこのシングルです。当時大量生産したものが有り余っているからでしょう。現在でも普通にCD店で手に入れることができます。まだ買っていない人は、大ヒットの余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。ジャケットはエピック時代のドリカムの8センチシングルで唯一「横状」になっているもので、写真は篠山紀信(きしん)さんによるもの。「大人のドリカム」が強調された感じの写真です。
私が一番最初に聴いたドリカムのアルバムが「LOVE UNLIMITED∞」で、このシングルの2曲も昔から慣れ親しんでいたので、このシングルが大ヒットしたという事実は感慨深いものがあります。