嵐が来る

演奏時間:4'31"(ALBUM VERSION)
               4'14"(シングルヴァージョン)
収録アルバム:「LOVE UNLIMITED∞」5曲目(ALBUM VERSION)
                     「愛していると言ってくれ/オリジナル・サウンドトラック」14曲目
                     シングル「LOVE LOVE LOVE」カップリング(シングルヴァージョン)
作曲:中村正人  作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
有名度 ★★☆☆☆
人気度 ★★☆☆☆
管理人お気に入り度 ★★★☆☆
このサイトでの略称・・・LU−5
参照:『嵐が来る〜Instrumental Version』
『嵐が来る』(「あずまんが大王」の神楽さん)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、手拍子

        中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル、手拍子

        西川隆宏:マニュピレート、バッキング・ヴォーカル、手拍子

        ポール・ダン:エレキ・ギター

        有沢健夫:トランペット   山本一:サックス

        大谷幸:エレクトリック・ピアノ、手拍子

        濱田尚哉:ドラムス、手拍子

        マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル

        他に、プログラミングされたシンセ音

 ライヴ履歴 1996年「LOVE UNLIMITED∞」  2001年「DCT garden.com Off-Site Meeting 2001」、『きづいてよ』とのメドレーで登場

         2003年、DWL、『Don't You Say・・・』『SWEET REVENGE』『IT'S SO DELICIOUS』『決戦は金曜日』『24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-』とのメドレーで登場


 1995年に爆発的なヒットを記録したシングル「LOVE LOVE LOVE」のカップリングとして発売された曲。同曲が主題歌となったTVドラマ「愛していると言ってくれ」の挿入歌に使用され、まささんが手がけたそのサントラにも収録されました。そして、翌年のアルバム「LOVE UNLIMITED∞」にも収録されました。アルバムヴァージョンはイントロにドラムとベースのソロを加えてあります。

 曲はそれまでのドリカムサウンドですが、どこかクールなのがアルバムの雰囲気に合っています。イントロのギターフレーズが非常に印象的です。濱田さんのたたくドラムスもこの曲の重要なパートを担っています。エレクトリックでプログラミングも使用しているのですが、意外にも生っぽい音作りです。最後の手拍子はドリカムと濱田さん、そしてこの曲ではエレクトリック・ピアノを弾いている大谷さんによるもの。

 歌詞はドリカムお得意の「雨」を題材にした曲ですが、ここでは嵐の日を描いています。雨の日の街中の風景、そして恋人との気まずい関係は、前作「DELICIOUS」収録の『きづいてよ』を受け継いだようです。しかし、はっきりものを言わない「ずるい」恋人と、彼の態度に怒り爆発寸前の主人公が、大雨の歩道橋の上で対峙する様子を描いた歌詞は、それを上回る切迫した雰囲気が伝わってきます。こういう心理描写の凄みは美和さんならではですね。美和さんのヴォーカルも、訴えかけるような、後半では叫ぶような歌声になっています。イントロ・間奏・エンディングでは美和さんはじめいろんな人の声が聴こえてきます。特に間奏では会話みたいなものも聞き取れます。

 大ヒットシングルのカップリングとなった曲の割には、あまり知名度がないです。ライヴでは数回演奏されましたが、DWLでは2003年にようやく初めて演奏されました。「LOVE UNLIMITED∞」の収録曲はDWLで演奏されることが非常に少ないのですが、'03年DWLではこの曲を含め3曲が初登場を果たしました。そして、いまだに4曲が未登場です(テーマ曲を除く)。

 個人的には昔から何度も聴いてきた曲です。それにしても、'01年のライヴで『きづいてよ』とのメドレーで演奏しているあたり、ドリカムもこの2曲が似た雰囲気を持っていることに"きづいて"いるんでしょうね(苦笑)。ムードたっぷりな曲ですので、ファンでないのにシングル「LOVE LOVE LOVE」を買ってしまった方、この曲もぜひもう一度聴いてみましょう!(笑)「愛していると言ってくれ」のサントラを私は持っていないのですが、この曲のインストヴァージョンがあるそうで、オリジナルとは別アレンジだそうです。

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