Eyes to me

演奏時間:4'39"(VERSION #2)
               4'00"(シングルヴァージョン)
収録アルバム:「MILLION KISSES」11曲目(VERSION #2)
            (以下、すべてシングルヴァージョン)
                     「BEST OF DREAMS COME TRUE」10曲目
                     「DREAMANIA」 DISC-2 1曲目
                     シングル「Eyes to me」
作曲:中村正人  作詞:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
有名度 ★★★★★
人気度 ★★★★☆
管理人お気に入り度 ★★★★☆
このサイトでの略称・・・MK−11
『Eyes to me』(「よつばと!」の風香ちゃん)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル

        佐々木康彦:ギター

        有沢健夫:トランペット   飯尾通利:トランペット

        竹上良成:サックス   マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル

        ハリケーン・ボーイズ&ガールズ(=すみれちゃん、アンドレ、ニハエル、タツヤ、吉田弟1号、ダビ・カンダ、エブリー、ジロウ、チャゲチャン、ミキタナ、ヒロ・デン、カナチャン&マイク・ピラ):バッキング・ヴォーカル(VERSION #2のみ)

        他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス、ピアノ

 ライヴ履歴 1991年、DWLで登場  1991年「MILLION KISSES」

         1995年、DWL、『go for it !』『うれしはずかし朝帰り』『DA DIDDLY DEET DEE』『晴れたらいいね』『あなたにサラダ』『Ring !Ring !Ring !』とのメドレーで登場

         2009年「“ドリしてます?”」、『あなたに会いたくて』『STILL』『うれしい!たのしい!大好き!』『MEDICINE』『笑顔の行方』『今度は虹を見に行こう』『愛しのハピィデイズ』『眼鏡越しの空』『決戦は金曜日』とのメドレーで登場(シングル「その先へ」に音源を収録)


 ドリカムを一躍全国的に有名にさせた大ヒットナンバー。1991年4月25日にシングルリリースされるとオリコンで1位を獲得。これはドリカムのシングルで初めての快挙でした。また、歌詞が写真を撮る時の雰囲気にぴったりなので、フジカラーSUPER HG 400のCMソングにも起用されました。そして同年のアルバム「MILLION KISSES」に収録されました。さらには同年の紅白歌合戦でも歌われています。皆さんもこの曲のサビのフレーズは聴いたことがあるでしょう。それほど有名な曲です。

 この曲が大ヒットした要因の1つは、典型的なドリカム・ポップに共通する元気でキャッチーなメロディでしょう。イントロなしで始まり、一気にあのサビに引き込まれます。美和さんのヴォーカルにまささん・西川さんがコーラスをつけるパターンはまさに初期の典型です。思わず一緒に「Smile,Smile,Smile」と歌ってしまいます。後半にはブラス・セクションが入り華やかになります。非常にポップなこの曲ですが、実は意外にもまささんの作曲です。初期ドリカムのヒット曲は美和さんの作曲が多いため、これは数少ない例外です。

 歌詞はよく晴れた昼のデート、といった趣です。前述のように、写真を撮る時にぴったりな内容です。「バラの花の庭」はブックレットには「Queen Mary's Gardens」と注釈がついてありますが、これはロンドンにある庭園のことです。また、最後の方に登場する「ハルニレ」は木の名前で、美和さんの出身地の近く・北海道豊頃町の川沿いに大きな樹が2つ立っています(ちなみに私は実際に見に行ったことがありますが、北海道のスケールの大きさを感じました!)。アルバムヴァージョンはシングルヴァージョンよりアウトロが長くなっている上、ハリケーン・ボーイズ&ガールズと名づけられた人たちによるサビの大合唱が入っています。とっても楽しそうですが、この中には美和さん(すみれちゃん)・まささん(アンドレ)・西川さん(ニハエル)やマイク・ピラのほかに美和さんやまささんの兄弟、ドリカムの関係者や友人も含まれています。

 誰もが知っているほど大ヒットしたこの曲ですが、その後のベスト盤やライヴではなぜか敬遠されています。ベスト盤では、2000年にファンからのリクエストにより選曲された「The SOUL」になぜか収録もれになっています。これは『go for it!』や『あなたに会いたくて』に並んで不思議な結果です。2004年のダンス・ナンバーを集めた企画盤「DREAMANIA」に収録されたのがせめてもの救いでしょうか。また、ライヴでは1995年のDWL以来2009年に再び取り上げられるまで1回も演奏されていませんでした。これも非常に意外です。ただし、1999年DWL「冬の夢」ではメドレーの間にこの曲がほんのちょっとだけ登場しました(『笑顔の行方』〜『太陽が見てる』の間)。'91年DWLでは、当時の新曲として大歓声の中歌われ、最後には美和さんが古い写真機で観客を撮るパフォーマンスもあり大人気だったのに・・・。あれほど大ヒットしたのに、なぜかその後影が薄い曲です。'09年に見事復活した際は案の定大歓声に迎えられましたが、この時の演奏はシングル「その先へ」で聴くことができます。

 「The SOUL」未収録のため、私がこの曲を聴いたのはアルバム「MILLION KISSES」を買った時でした。そのためドリカムファンになってだいぶ経ってから聴いたのですが、この曲は以前にどこかで聴いたことがあったメロディだったので、「あ〜この曲か〜」状態になりました。アルバム「MILLION KISSES」をいっそう華やかにしていますね。私はアルバムヴァージョン(VERSION #2)の方が好きです。ブックレットでは歌詞は灰色。同ページのドリカムの写真も黒白でアートワークのよさを感じます。一方シングルジャケットでは歌詞そのままにブルーのシャツを着ています。色使いのセンスが感じられますね。

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