「今日の5の2」ストーリー紹介

〜TVアニメ版〜

 

 このページでは、TVアニメ「今日の5の2」の各話を、見所や私の個人的感想を交えながら紹介します。

 ネタバレが含まれますので、アニメを見てからのお楽しみ、という方は注意してください。

 また、管理人の個人的意見・感想が含まれていますので、そこはご了承ください。 放送日は、テレビ東京での放送日を記載しています。

 原作およびOVA版のストーリー紹介はこちらを、ドラマCDのストーリー紹介はこちらをごらんください。

第1〜3話:DVD「春」 第4〜6話:DVD「夏」 第7〜9話:DVD「秋」 第10〜13話:DVD「冬」 放課後:「今日の5の2 宝箱」

 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話 第13話 放課後


  第1話(2008.10.5放送) 脚本:鴻野貴光/絵コンテ・演出:長澤剛/作画監督:近岡直/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「secret base〜君がくれたもの〜」

 1時間目「グラグラ」

 原作エピソード・・・1時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ相原カズミ

 メインの人物・・・相原カズミ

 あらすじ・・・同じ保健委員のカズミから放課後も残るように言われるリョータ。放課後、カズミと2人きりで保健委員の仕事するリョータだが・・・。

 個人的感想・・・TVアニメ版も、原作やOVA版と同じようにこのエピソードからスタート。OVA版と共にほとんど忠実に原作を再現しているので、いろんな面でOVAと比較して楽しめるのが面白いです。しかし、個人的にはTVアニメ版のカズミの声に違和感を覚えていて、そのためこのエピソードではそれが露骨に表れてしまっているので・・・(汗)。性格も若干明るめになっているのも気になる所です・・・。カズミ独特のミステリアスさが薄れてしまっている気がします。

 2時間目「スーパーボール」

 原作エピソード・・・10時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ相原カズミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ日高メグミ

 あらすじ・・・・スーパーボールがどのくらい高く跳ぶかを競うリョータとコウジ。その近くでおしゃべりを楽しむユウキ、カズミ、メグミ。リョータとコウジが跳ばしたスーパーボールは・・・。

 個人的感想・・・序盤で、この話を出すのは新鮮に感じられました。ここでは駄菓子屋前のひとときをうまくノスタルジックに描けていると思います。この話で肝心の「メクリ」のシーンがスポイルされてしまっているのはテレ東ならではというか(苦笑)。その方面を期待の方には残念な話ですね。ここで、原作準拠の黒髪ユウキが初登場(ただしTVアニメでは黒髪「もどき」ですが・・・)。やはり、こっちの方がしっくりくる方も多いかも?何気にコウジの名を呼んでいるのが個人的にはうれしかったり。同じく原作準拠(!?)のツバサは、OVAで見慣れてしまうと一瞬「誰?」と思ってしまいます・・・(汗)。

 3時間目「ノリノリ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・佐藤リョータ今井コウジ

 あらすじ・・・雨の降るある日の放課後。いつものように掃除をする5の2の面々だったが、そんな中リョータとコウジは・・・。

 個人的感想・・・初登場のTVアニメ版オリジナル・ストーリーです。特に何か話が進展したり、ハプニングが発生するわけではないですが、小学生の頃を思い起こさせるようなノスタルジックな日常風景を描き出しています。個人的には、TVアニメ版はこの分野に期待しているだけに、その点では満足。「アメフリ」のプロローグのようになっているのも気が利いています。しかし、オリジナルならではの弱点もあり、ここでは(オチとはいえ)チカの反応がちょっと違うようで気になります・・・(汗)。普通だったらリョータに呆れるか止めるかしているはずですから、ね。それにはお構いなしに「熱演」するリョータとコウジは見ていて面白いですが(笑)。そして、私がこのTVアニメで一番気になっている平川ナツミちゃんも、このお話で初登場です。

 4時間目「アメフリ」

 原作エピソード・・・9時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ平川ナツミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ平川ナツミ

 あらすじ・・・雨の降る放課後。傘のないリョータたちは、チカとナツミから傘を借りることに。そして、リョータはチカの傘でチカ・ナツミと一緒に帰ることに・・・。

 個人的感想・・・OVAではついぞアニメ化されなかったので、これで初アニメ化のエピソードです。原作の展開を基本に、随所で台詞を新たに加えていますが、これが違和感なくはまっているのはさすがです。原作でチカがリョータを「突く」場面は別のリアクションに変えられていますが、やはり放送するにはNGな描写だったか?(苦笑)原作よりチカがツンデレぽくなっている・・・気がしないでもありません。そして私が一大注目のナツミちゃんは、OVAよりもかなり幼く設定されているようですが(同時に天然ボケ度も上がった?)、これがもうツボにはまって仕方ありません(もちろんOVA版も大好きですが)。一緒に「いちにー、いちにー」って言いながら相合傘で歩きたいほど(苦笑)。阿澄さんのCVも含めて、とにかくかわいい!最後の「ハグ攻撃」を見ていると、改めてリョータがうらやましく思えます。


  第2話(2008.10.12放送) 脚本:鴻野貴光/絵コンテ・演出:上坪亮樹/作画監督:小林千鶴/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「secret base〜君がくれたもの〜」

 5時間目「ネコノテ」

 原作エピソード・・・16時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ

 あらすじ・・・猫のかわいらしさを語るユウキたち。犬好きのリョータにはそのよさが分からない。ユウキたちはリョータに猫のよさを知らしめようとするが・・・。

 個人的感想・・・基本的に原作に忠実ですが、前ふりとしてユウキが登校中に猫に会うシーンが追加されています。これがほのぼのしていていいですね。コウジくんが嫉妬しそうなくらいの、ユウキの猫への溺愛ぶりです(苦笑)。TVアニメ版では、リアル顔の箇所がちょっと不自然なこともあるのですが、ここでは味があっていい感じだと思います。カズミの猫っぷりは、OVAの方が勝っているかも。しかし、TVアニメ版ではあの扉絵のユウキをアイキャッチで再現していて、これはグッド・ジョブです!!

 6時間目「マケナシ」

 原作エピソード・・・3時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・・スポーツ万能のナツミにサッカーで勝負をし、いつものように負けるリョータたち。その罰ゲームとして、ナツミと一緒に体育倉庫までカラーコーンを取りに行くことになったリョータだが・・・。

 個人的感想・・・私の大好きなナツミちゃんメインの回です。それだけに特に注目していたエピソードですが、OVA同様に非常に楽しめる内容でした。ブルマは赤の方がよかった気もしますが(苦笑)。TVアニメ版で楽しめることといえば、体育倉庫でリョータがナツミに復讐する場面がOVAよりも大々的に長く描かれていることでしょう!怖がって泣き叫ぶナツミちゃんを長く楽しめる、ナツミファン必見の内容です(笑)。リョータの真似していじめたくなってきます・・・ほんの少しだけ。ここでも阿澄さんのCVがかわいらしさ満点で最高です。リアル顔はOVAの方がよかったと思いますが・・・。それと、何気に原作で未登場のカズミがいい味出しています。田村先生がOVAと全くの別人で、原作に近づいているのも特筆すべき点でしょうか。

 7時間目「ボールアライ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ平川ナツミ日高メグミ

 あらすじ・・・休み時間が終わり、コウジたちとのジャンケンでサッカーボールを洗う役目になりかねない状況に置かれたリョータ。サッカーボールと共に教室へ戻ってゆくリョータだったが・・・。

 個人的感想・・・これもTVアニメ版オリジナル・ストーリー。今回はメインの女子5人がハプニングの対象に遭います。そして見事に無惨な姿となったリョータは見るに耐えません(汗)。アニメオリジナルながら、原作のように伏線がうまく効いていて、なかなかよくできているなと思うしだいです。前半はメグミがちょっとしたメインになっていますが、このシーンで桜場先生の次作「みなみけ」の内田が出ているらしい・・・。あと気になるのが、何気にコウジが意地悪なキャラとして描かれている点です。これはちょっと不安材料かな。まぁ、私にとってはナツミの着替え姿(上半身裸!)を見ることができただけで満足なのですが(苦笑)。スポーツをやってるだけに、OVAと同様引き締まった体でほれぼれしてしまいますね。

 8時間目「ヌレギヌ」

 原作エピソード・・・18時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・日高メグミ

 あらすじ・・・体育の時間の後、メグミが自分のブルマがないと言い出す。リョータを口火に、ブルマを盗んだ犯人探しが始まるが・・・。

 個人的感想・・・これまた原作に忠実な方です。「マケナシ」以降、体育着姿が登場するシーンが続いているのは、この話への連続性を感じられて気が利いていますね。これまた原作&OVAより話を膨らませており、ユウキたちによる持ち物検査のシーンが長く描かれています。惜しむらくは、ユウキのコウジへのリアクションがそっけなさ過ぎる点でしょうか・・・このカップリングを応援しているだけに残念。巷でも好評(?)だったのが、ランドセルからプリンが飛び出してくるシーンですが、こういう大仰なのもこの際ありかな、と(苦笑)。ナツミがメグミのスカートをめくる前の画風(?)がかわいくて好きですね。まぁナツミちゃんならどう転んでも悪くなることがありませんが。


  第3話(2008.10.19放送)

 脚本:杉原研二/絵コンテ:大森英敏/演出:森 義博/作画監督:古川英樹/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「secret base〜君がくれたもの〜」

 9時間目「サコツ」

 原作エピソード・・・2時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ

 あらすじ・・・・グラビア雑誌を見ていた男子に「それH本?」と疑うユウキ。「男は胸ばっか」と言う女子たちに、「女ってのは・・・鎖骨じゃないかな」とリョータ。その発言が気になって仕方ないユウキは・・・。

 個人的感想・・・原作・OVAではユウキに初めてスポットを浴びせたエピソード。やはり、OVAの金髪ユウキと、TVアニメの黒髪(もどき)ユウキでは印象が全然違うなぁと。肝心の後半シーンの流れがちょっと悪かったかなぁと思いますが・・・。それでも、サブキャラの男子・女子が個性的だったり、カズミとユウキのシュールなドッジボールを長く見られたりと、TVアニメ版ならではの面白さがあります。個人的にはナツミが「うなじ」を見せる所に見とれていましたが(苦笑)。ちなみに、OVAに続き、タコ形滑り台は健在です。

 10時間目「トショシツ」

 原作エピソード・・・11時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ相原カズミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ相原カズミ

 あらすじ・・・ツバサに付き合って図書室で退屈な時を過ごすリョータとコウジ。一方、探していた本に手が届かないチカ。コウジの呼びかけでマンガ本を探そうとするリョータを見かけたチカは・・・。

 個人的感想・・・「5の2」名物であるパンツをフィーチャーした(苦笑)話だけに、どうなることかと思っていましたが・・・テレ東らしく無難な内容に。そのせいか、少しハプニングの真髄が分かりにくくなっている気がします。しかし、それをカヴァーするのが補足的な部分。ツバサの名台詞はもちろん健在ですし(新たなツバサファンを生み出したことでしょう!)、チカとリョータの夫婦漫才も小学生ということを強調したためよりかわいらしいものに。ちなみに、このお話ではいくつか原作からの変更点があって、原作ではリョータ&コウジはそのまま帰るつもりでしたが、TVアニメ版ではマンガ本を探しています。また、チカと一緒にいる女子は原作・OVA・TVアニメ共通ですが、原作では名前がなく、OVAでは「ハナコ」、TVアニメでは「田中ハルカ」とまちまちです。

 11時間目「メクリ」

 原作エピソード・・・15時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ

 あらすじ・・・下級生にスカートめくりをされてしまうチカとユウキ。そのことから、「スカートめくりは何歳まで許されるか」をクラスメートに聞くチカたち。それに対しリョータは・・・。

 個人的感想・・・これまたテレ東規制により表現が大幅に制約されることに(苦笑)。このお話の醍醐味が丸々カット・・・という点で、OVAの方が数段上には違いありません。最初のスカートめくりも、TVアニメ版では分かりにくくなっています。しかし、相変わらず補足的な部分でいい仕事をしているのがTVアニメ版(笑)。後半、リョータを問い詰めるコウジ&ツバサが取調室さながらになっているのが面白いです(リアクション含め)。ユウキ×コウジのカップリングも、台詞が1つ多くなって満足。また、クラスメートにスカートめくりについて聞く場面は大幅に長くなっていますが、サブキャラ女子がいちいちかわいくて仕方ありません(苦笑)。極めつけは、これ以上なくかわいい笑顔と笑い声で「スカートをめくったことはあるけどね〜」と言うナツミちゃん!あの笑い方はクセになります。ちなみに、序盤で女子が、中盤で男子が雑談で触れていたのは、TVアニメ版「みなみけ」の保坂のエピソードらしい・・・。

 12時間目「ジッケン」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・佐藤リョータ今井コウジ

 あらすじ・・・休み時間、スカートを履いたことのないナツミに初スカートを体験させたチカたち。チカは、その時使ったスカートを教室に忘れてきてしまったことに気づくが・・・。

 個人的感想・・・TVアニメ版オリジナルですが、「メクリ」の1エピソードから発展させるとはいいアイデアですね。ナツミのスカート姿を見せなかったのは残念至極ですが(苦笑)。ここでは、女子よりも男子にスポットが浴びせられているのに注目。コウジのリアクションは割かし冷静ですが、あの妄想には笑ってしまいましたね。そんな姿の「コウジくん」を見たら、ユウキちゃんはどう思うことやら・・・。そして対照的なリョータのリアクションにも笑ってしまいます。そしてツバサは言うまでもなく・・・?男子キャラの個性をうまく出せた話だと思います。個人的にはナツミちゃんの笑顔を見られるだけで幸せ(苦笑)。でもスカート姿が見たい!


  第4話(2008.10.26放送)

 脚本:子安秀明/絵コンテ:二瓶勇一/演出:高橋秀弥/作画監督:飯田宏義/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「大爆発NO.1」

 13時間目「ミズカケ」

 原作エピソード・・・課外授業

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ

 あらすじ・・・プールの洗眼器が苦手なリョータ。同じく苦手なユウキがそれをからかう。リョータはチカに洗眼器の特訓を受けるが・・・。

 個人的感想・・・OVAでは「コレクタブルボックス」の特別エピソードとして収録されていたエピソードです。やはり、水着がたくさん見られるストーリーではありますが、OVAに比べて作画が・・・(汗)。折角原作未登場のキャラも勢ぞろいしているのにもったいないです。ここでは基本的に原作に忠実で、特に追加のストーリーなんかはないのですが、最後の教室のシーンでユウキが「べーっ」ってやってるのがいいアクセントだと思います。しかし、プールに落ちたユウキが泣かなかったのは残念至極!!黒髪(もどき)で、あの破壊力ある泣き顔&泣き声を見たかったのに・・・。

 14時間目「キセカエ」

 原作エピソード・・・7時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・日高メグミ浅野ユウキ平川ナツミ

 あらすじ・・・給食の時間、クリームシチューを欲張ったリョータ。自分の席まで持っていく最中、ナツミと肩がぶつかってしまい・・・。

 個人的感想・・・前半のメグミに牛乳が掛かる描写がOVAでは話題を呼んだ(笑)お話でしたが、TVアニメでは顔にはかかってませんでしたね(苦笑)。タマゴスープをクリームシチューに変えたのは逆に生々しかったですが・・・。前半の流れはちょっと速すぎた気もします。アニメだとユウキが「ミズカケ」に続いて災難にあっているので、噂を撒き散らす場面の恨みつらみたっぷりの演説が説得力あり面白いです。そして後半はナツミが犠牲にあう部分ですが、パンツはなくとも相変わらずエッチですね。シーツに身をくるんだナツミちゃんによるオリジナルの台詞「もう、強引なんだから」が意味深です。前後を考えなければ変な想像をしてしまいそう(苦笑)。個人的には、ユウキ&メグミに見つめられて困っているナツミの顔が原作・OVAのように登場しなかったのがちょっと残念。

 15時間目「ウエシタ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・休み時間、教室で喧嘩するリョータとナツミ。「上」がいいと言うリョータと、「下」がいいと言うナツミを止めようとするコウジだが・・・。

 個人的感想・・・結局、他愛のない内容だったのですが、「上」「下」という抽象的な表現が、いけないことを想像してしまいます(苦笑)。おまけにカズミの謎の発言とリアクション・・・。ナツミファンの私としては、実に気になります。でも、喧嘩の描写が小学生らしくて面白いと思います。そして最後はナツミちゃんがまたぎりぎりのショットを!狙ってではなく、素でやってしまうからかわいいですね。誤解されてユウキにやられるリョータはかわいそうですが(笑)。ここでも、ナツミを襲う(!?)リョータをユウキが目撃するエピソードが並んでいて、効果的。というわけで、ナツミがメインのお話でした。いろいろエッチな妄想ができてファンとしてはうれしい限り・・・?でも作画がよければもっとよかったですね。

 16時間目「ダマシウチ」

 原作エピソード・・・5時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・幼馴染のリョータとチカ。その関係をコウジたちに問いただされて、「ただの幼馴染」と答えるリョータ。それを影で聞いていたチカは・・・。

 個人的感想・・・TVアニメではここまであまり活躍のないヒロイン(汗)チカのメイン回です。これも基本的に原作に忠実ですが、コウジ&ツバサがリョータにチカとの仲をただすシーンで小道具が出てこなかったのは、さすがTV放送では無理だったか!?あと、水泳後の着替えシーンがカットされていたのも、その手のファンにはちょっとがっくり来たかも・・・?原作では不明瞭だった噂の内容が、「ナツミを襲うリョータ」の噂になっているのがさりげなく効果的。本当、この第4話はストーリー構成がよいですね。


  第5話(2008.11.2放送)

 脚本:鴻野貴光/絵コンテ:五十嵐達矢/演出:五十嵐達矢/作画監督:伊藤美奈/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「大爆発NO.1」

 17時間目「エガオ」

 原作エピソード・・・6時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ相原カズミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ相原カズミ

 あらすじ・・・カズミが笑う所を見たことがないリョータ。他のクラスメートも見たことがないと言う。ツバサの提案で、カズミを笑わせる作戦が始まるが・・・。

 個人的感想・・・第5話唯一の原作エピソード。カズミがメインだけに、TVアニメであまり目立たないカズミのシュールな魅力が堪能できる内容ですね。教室で暇つぶしにいろんなことをしているのが見ていて面白いです。カズミを笑わせる作戦では、コウジやツバサのパートも出てきて、男子にもスポットが浴びましたね(結果的に全員敗北だったわけですが)。そして醍醐味の、女子同士の絡みではTV放送して大丈夫?というくらいの喘ぎを披露したチカとカズミでした(苦笑)。絵はOVAほどエッチではなかったですが、声のインパクト(特にチカ)が強かったと思います。

 18時間目「ナガレボシ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ

 あらすじ・・・流れ星を見に公園までやって来たリョータたち。しかし、リョータは先にタオルケットに身をくるんで寝てしまい・・・。

 個人的感想・・・個人的には、あまり楽しめなかったオリジナル話でした(汗)。というのも、なぜリョータに近づくと巻き込まれて眠ってしまうのか・・・?がいまいち説明されておらず、謎を残す形となってしまったからです。内容も折角の野外イベントというのに薄っぺらで短かったですし・・・(汗)。ツバサなんかにはうってつけの内容だったと思うので、もっとロマンチックなネタに仕上げてほしかった気がします。それはともかく、あのタオルケットの中では何が起きていたのか・・・?ナツミちゃんが巻き込まれるシーンは意味深でちょっとリョータがうらやましくなりますな(苦笑)。カズミがここでもさりげなくいい味出しています(なぜかこういうイベントで被害にあわない。無敵?)。

 19時間目「キガエ」/19.5時間目「キガヱ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ日高メグミ(「キガエ」)、佐藤リョータ今井コウジ河合ツバサ(「キガヱ」)

 あらすじ・・・プールの時間。男子・女子それぞれ、独自の着替え方を話題に盛り上がっているが・・・。

 個人的感想・・・これは前半の「キガエ」が女子、後半の「キガヱ」が男子の話となります。冒頭で例のごとく「みなみけ」の保坂ネタが登場。ライトエッチな面は、女子(メグミ×ユウキ)の絡みで楽しめます。あのぎりぎりの露出も、テレ東さんありなんですね(苦笑)。ここでもカズミがさりげなくサポート。男子の方は、小学生時代を思い返すような(くだらないけど、本人にとっては真剣な)勝負を堪能できます。リョータとコウジの勝負ぶりをうまく描写できていると思います。意外な勝者となったツバサのリアクションもかわいいですね。「ブリーフコール」は聴くのがちょっとはずかしいですが・・・(苦笑)。また、今話ではEDの後にショートストーリーがあって、そこではナツミちゃんの水泳を見ることができます。やっぱりナツミにはプールが似合うなぁと思いつつ、第5話でのナツミの出番の少なさを嘆くのでした(汗)。


  第6話(2008.11.9放送)

 脚本:あおしまたかし/絵コンテ:鈴木利正/演出:水本葉月/作画監督:松村拓哉/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「夏祭り」

 20時間目「カンサツニッキ」

 原作エピソード・・・8時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ相原カズミ

 あらすじ・・・休み時間に自分の席で寝ているリョータ。一方、鉢植えの花の観察日記をつけているカズミ。ユウキに「動かないものを見てて何か楽しいの?」と言われたカズミは・・・。

 個人的感想・・・基本的に原作に忠実ながら、ユウキのリョータへの様々な「作戦」と、カズミの黙々とした「観察」が多く追加され、より面白いやりとりになっています。特にカズミの観察日記への書き込みは意外なユーモラスさを感じ取れて面白いです。個人的には、OVA版でのユウキの表情描写に不満があったので、TVアニメ版の原作に忠実な表情に満足しています。「ふごっ」「ん〜」はもうちょっと大げさでもよかった気もしますが・・・(苦笑)。最後にカズミがチカにアドバイスする部分が加わっているのがちょっとしたおまけですね。

 21時間目「ユウダチ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・放課後、公園でボール投げをして遊ぶリョータたち。そこに突然暗雲が垂れ込め、夕立が降り始める・・・。

 個人的感想・・・「小学生の頃遊んだなぁ〜」という描写がうまく表現できたオリジナルストーリー。雨が降ろうと泥んこになろうと無邪気に笑いながら遊ぶリョータたちが微笑ましいです。各キャラの個性も出ていて、「迷信」を信じてナツミを助けようと果敢に飛び出すカズミや、「パンダ」だとからかわれて怒るメグミ、そして一番泥んこになって暴れ回ったリョータなど、見所はいっぱいです。でもそんな中目立っていたのはやはりナツミちゃんでした(苦笑)。恒例の「へそ出し」「胸チラ」含め、ボーイッシュでスポーティーで無防備な魅力を余すことなくアピールしています(雨の中遊ぶ男子を見てうずうずしている所とかかわいい!)。そして、アイキャッチの泥んこになりながらのVサインのポーズがかっこいいのは言うまでもない!

 22時間目「ジャンケン」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・じゃんけんで負けた方が下敷きで勝者をあおぐ勝負に負け続けるリョータ。それでも何度もリベンジを図るリョータだが・・・。

 個人的感想・・・今回は男子のやりとりが面白いですね。やはり、リョータとコウジの勝負は「5の2」の醍醐味のひとつです。冷静にゲームのコツを語るコウジが熱が入っていて逆に滑稽です。そしてツバサは相変わらずのマイペースぶり。確かに、その真意はうかがい知れないものがありますね(笑)。そして、今回の犠牲者となるのがチカですが、後半チカが登場する段階でオチが見えていた人も多いのでは・・・?ここぞとばかりのリアル顔がきまっていますね。

 23時間目「ナツマツリ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・地元の夏祭りにやってきたリョータたち。浴衣姿の女子たちを見て、コウジはあることをリョータに教える・・・。

 個人的感想・・・これも「ユウダチ」と同じく、小学生の頃の懐かしい思い出を想起させるエピソードです。石段でじゃんけんなんかまさにそうじゃないでしょうか?女子の浴衣の柄がそれぞれ違うのに注目。私が大好きなナツミはひよこ柄でした(これが一緒に祭りを回りたいくらいかわいい!)。何気に型抜きが上手なカズミ、器用なのか集中力があるのか・・・?ユウキが、金魚がリョータの顔に似ていると言う箇所が個人的にはなぜかツボだったり。そして、当のリョータの勘違いぶりが笑えます。でも、チカのことを思っての行動で微笑ましいですね(結局勘違いなのですが)。チカとリョータの関係、一歩前進?に見えたのですが。そして、今回限りのED「夏祭り」(JITTERIN'JINNの楽曲のカヴァー)へのつながりが秀逸で感動的な流れだったのでした。何気に「みなみけ」の千秋と「ふじおか」が登場するのがミソ?


  第7話(2008.11.16放送)

 脚本:杉原研二/絵コンテ:藤原良二/演出:剛田隼人/作画監督:本橋秀之/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「ユウヤケイロ」

 24時間目「カチマケ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・給食のデザートを賭け、ナツミに再びPK戦を申し出るリョータだが、ナツミに負けてしまう。負けず嫌いのリョータは・・・。

 個人的感想・・・「リョータVSナツミ」を存分に堪能できるお話です。ですので、ナツミの出番が非常に多い話でもあります。ことごとくリョータを負かしてゆくナツミちゃんの抜群の運動神経には驚かされますね。それでも平然と爽やかにニコニコしている所にファンは惹かれてしまうわけです。「ユウダチ」に続いて「胸チラ&へそ出し」をちゃっかり披露していますが(苦笑)。男子では、競技が進むにつれ審判役のコウジのテンションが落ちてゆく所が面白いですね。そして、最後にリョータがナツミに勝つことができた競技が、また意外なもので笑えます。これで、ナツミちゃんが手先が器用ではないことも判明しちゃいましたね。あと、出だしが「マケナシ」とほぼ同じ展開というのにも驚き。

 25時間目「ウチアイ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ平川ナツミ日高メグミ

 あらすじ・・・公園で水鉄砲合戦を楽しむリョータたち男子。そこに通りかかったチカたち女子に水がかかってしまい・・・。

 個人的感想・・・水鉄砲合戦、子供の頃よくやったなぁ〜と思わせるような、小学生らしいお話です。都合よく撃たれた男子が「生き返る」辺りも小学生らしい思い付きだなぁと思います。そして、水をかけられた後の女子の「逆襲」の演出が面白いです!男子と逆にほとんど無言で、BGMだけで繰り広げられる所や、駄菓子屋のばあちゃんのリアクション辺りが・・・。そして、男子は女子に完敗を喫したのでした(苦笑)。私だったらナツミちゃんに「バーン」ってされたいかも・・・。なお、ここでハルカ(原作では名なしのサブキャラ)が登場しており、さりげなく準メイン化しているようです(秋のEDもそうだし・・・)。そして、唯一水のかからなかったカズミはまたもや無敵なのか・・・?

 26時間目「ホンヤ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ相原カズミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・相原カズミ日高メグミ

 あらすじ・・・買いたい本が同時発売で2冊あり、本屋の前で悩むメグミ。一方のリョータは・・・。

 個人的感想・・・たいしてお話が進展するわけでもないですが、友達の助け舟って大切だよね、というお話(笑)。メグミ、カズミ、リョータと三者三様で悩む様子が見ていて面白いです。リョータが頭の中で繰り広げるバトルも面白い。そして、ツバサは相変わらず細かいことを気にしない天然タイプだなぁと思わせるのでした。珍しくカズミの微笑む姿を見ることができるお話でもあります。

 27時間目「サンキャク」

 原作エピソード・・・20時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ

 あらすじ・・・・リョータとコウジは、ふとした喧嘩がきっかけで、運動会の二人三脚で勝負することに。コウジはチカと、リョータはユウキと組むが・・・。

 個人的感想・・・原作では体育の時間となっていましたが、TVアニメ版では時期が時期だけに運動会という設定のようです。そのため、他に運動会を描くオリジナルエピソードがなくなってしまうのがちょっと残念ですが・・・。二人三脚の組み合わせは原作と同じで、リョータやユウキの反応も同じ。そして、ここではリョータとユウキの「特訓」が拡大版で登場!危なく男子トイレに連れ込まれそうになったり、給食や掃除の時間まで付き合わされて、原作以上に悲しい運命のユウキでした(苦笑)。そして、ライトエッチな後半のシーンは、ものの見事にぼかされていましたね・・・。なので、最後なぜユウキが怒ったのかがいまいち分かりにくくなっています・・・(汗)。


  第8話(2008.11.23放送)

 脚本:子安秀明/絵コンテ:上坪亮樹/演出:上坪亮樹/作画監督:近岡 直&小林千鶴/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「ユウヤケイロ」

 28時間目「メモリ」

 原作エピソード・・・4時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ

 メインの人物・・・日高メグミ

 あらすじ・・・給食を食べようとしないメグミをからかうリョータたち。頑なに「食べたくないの!」と言うメグミにリョータは不審に思うが・・・。

 個人的感想・・・いきなり保坂ネタから始まるTVアニメ版です(苦笑)。給食を我慢しているメグミはやはりここでもかわいいです。そして、原作では「5の2」史上最も露出度の高かった後半は、テレ東ならでは無難にスポーツブラ付きでやり過ごしていました・・・と思いきや!その後に追加されたオリジナルの展開で原作以上の露出度を見せることに!それが、体重を量りに来たナツミとチカですが、まさか全裸になるとは・・・(もちろん胸などは隠していますが)。リョータがうらやましくて仕方ありません(あの角度では足しか見えないと思いますが)。ナツミちゃんのファンである私としては、ナツミちゃんの全裸の唐突な登場に興奮してしまいました(苦笑)。OVAに比べてはあまり生々しさはなかったですが(汗)。蛇足ですが、ユウキがOVAと同様、原作のように髪形を変えなかったのは少し残念な気がします。

 29時間目「ハラヘリ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ相原カズミ日高メグミ

 メインの人物・・・相原カズミ日高メグミ

 あらすじ・・・別の日、またもダイエットに挑戦するメグミ。その様子を見ていたカズミは・・・。

 個人的感想・・・「メモリ」の続編のような感じで、それゆえに「メモリ」に似た展開で進んでゆきます。またユウキが噂をばらまいてしまうし(笑)。リョータも「メモリ」後半のシーンに居合わせたことがばれそうになって大変そう。それはともかく、食べ物の名前に反応してしまうメグミがかわいらしいですね。そしてそれをつぶさに観察するカズミが面白い味を出しています。ちょっと意地悪・・・?後半は一転して妖しい展開になってゆきますが、「カズミ×メグミ」のカップリング誕生か!?最後のカズミの発言がさらに誤解を招く結果になりますが、ここら辺はなるほどよく考えたネタだなぁと思います。カズミが寡黙なゆえに、言葉足らずで大変な目にあうメグミでした。

 30時間目「セクラベ」

 原作エピソード・・・19時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・急に背が伸びてきたチカが気になるリョータ。体育の鉄棒の時間、チカとリョータは背を比べることに・・・。

 個人的感想・・・これは特に追加エピソードもなく、基本的に原作に忠実でしたね。なので、OVAとの比較ができて面白いかもしれません。鉄棒に逆さにぶら下がる無邪気なナツミちゃんはそのまま再現されていてうれしいところ。おまけに、「飛び跳ねたら背が高くなる」と言ってまた「胸チラ」を見せてくれるのですから・・・!でも、すべて素でやってしまうのがナツミちゃんらしい所ですね。チカとリョータの背比べのシーンは、OVAの方が緊張感があったかな・・・というのが私見です。あと、鉄棒にまたがったチカがリョータを挑発するシーンがなかったのもちょっと残念かな・・・(OVAのシーンが印象に残っていたので)。ナツミちゃんの「胴長短足ってこと!」はそのままでしたが(笑)。

 31時間目「ギュウニュウ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・給食の時間、牛乳を次々に飲み干してゆくナツミ。その行動を疑うリョータは、ナツミに勝負を挑むことに・・・。

 個人的感想・・・ナツミちゃんの健気さが十二分にお腹いっぱい堪能できるお話です。前回「セクラベ」があっただけに、背が高くなるために牛乳を飲んでいるのかと思いきや・・・。きっとナツミちゃんは将来いいお母さんになれるでしょう。誰と結婚するかは議論の余地があるとして(苦笑)。それはともかく、最初から最後まで牛乳を飲み続けるナツミちゃん、お腹は壊れなかったのか心配になるほどです。前半の「アヴェ・マリア」の演出は2度目だけにちょっとどうかなぁとも思いましたが(汗)。勝負の時リアル顔になるのはコハル作品らしい演出だと思いました。そして一方のリョータの敗北ぶりには笑ってしまいました(笑)。それにしても第8話は男子陣が目立ちませんね・・・。


  第9話(2008.11.30放送)

 脚本:あおしまたかし/絵コンテ:大森英敏/演出:森 義博/作画監督:古川英樹/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「ユウヤケイロ」

 32時間目「タイフウ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・台風の近づく昼休み、外で強風にあおられるチカたち。急いで教室に戻ると、リョータたち男子が・・・。

 個人的感想・・・リョータたち男子の「台風で休校になってほしい」という気持ち、皆さんも小学生の頃思ったことがあるのではないでしょうか?TVまで勝手につけてしまっています。そして、徐々に女子の賛同を得てゆく様子が見ていて面白いです(結局チカだけが呆れる始末)。多少無理な面も否めませんが(汗)、中でも飼育小屋のウサギを心配するナツミちゃんがやさしくてかわいいですね。そして、後半まさかの急展開に焦るリョータたちが台風に名前をつけて戻ってくるよう懇願するシーンでは、まさかの「みなみけ」3姉妹の名前が!?しかもそれで田中ハルカが反応してしまうのが面白い(笑)。そして、最後にチカがつぶやく「ヴァージニア」といえばもちろん・・・!?

 33時間目「ファッション」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ平川ナツミ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ

 あらすじ・・・美容院に行き、新しい髪型と新しい服にしたことを自慢するユウキ。その魅力を男子にも伝えようと試みるが・・・。

 個人的感想・・・噂や流行の発信源であるユウキらしいエピソードですね。やはり一番オシャレをしていそうです。髪型はあまり変わっていない気もしますが・・・(どうせなら原作の「メモリ」みたいにしてほしかった)。前半、女子の間でオシャレ話に盛り上がる中、意味もなく「わっはっはー」と笑うナツミの笑い声がいちいちかわいくて仕方ありません。あの部分だけ繰り返し聴いていたいほど。そして、珍しく風邪で休んでいるコウジを欠かし、ユウキへのリアクションに困ったリョータ、そうきましたか。うまく交わされたユウキ、ここで怒るんだと思ったのですが、案外鈍感ですね(苦笑)。それでもリョータの関係ないコメントに怒るユウキはいつものユウキらしいですね。

 34時間目「ウトウト」

 原作エピソード・・・17時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・相原カズミ

 あらすじ・・・気持ちよい陽気の日、リョータもチカも眠たそう。その日の放課後、5の2の面子は一緒に公園で遊ぶことになるが・・・。

 個人的感想・・・OVAでは未アニメ化だったエピソードです。TVアニメでは、眠たそうな感じのゆるりとした空気感がよく出せていると思います。しかも、リョータのあくびがチカを介してどんどん女子に伝染してゆくのもオリジナルですが面白いですね。カズミが倒れるまでの流れは若干原作と違っていますが、こっちの方が自然な流れなのかも。リョータに確実にボールを当ててゆくナツミちゃんがかわいいです(笑)。そして後半のシュールな流れは原作に劣らず面白い!しかも、カズミが駄々っ子になるシーンもあって、ファンにとってはうれしいおまけだったのでは?リョータに頭突きを食らわすチカ、やはり嫉妬しているのか?

 35時間目「メシアガレ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ日高メグミ今井コウジ

 メインの人物・・・浅野ユウキ

 あらすじ・・・家庭科の授業でご飯とお味噌汁を作ることになったリョータやユウキたち。ユウキの主導で料理を始めることになったが・・・。

 個人的感想・・・ユウキの味覚音痴ぶりと、ユウキとコウジの仲の進展が見られ、「アマアマ」への布石となるオリジナル話です。これを見る限り、ユウキの料理は味覚だけがおかしく、その他の部分は凡人以上ということが分かりますね(苦笑)。本当にこんな味付けを実践するのはユウキだけだろうなぁ・・・。ユウキの料理の腕に一瞬感嘆しつつも、だんだん疑いの目を向けてゆくリョータ&コウジのやりとりが面白いです。そして後半、ユウキの作ったそんな料理を笑顔で食べてしまったコウジの男っぷりには脱帽です。おかげで、私にとって念願の「ユウキ×コウジ」のカップリングに進展が見られることになりました。コウジの燃え尽き方が少し哀れになりますが(笑)。今後とも、この2人のラブラブなシーンが増えてゆくことを期待しています!(もうアニメも後半戦だけど・・・)さて、同じ班のメグミはあの料理食べたのでしょうか。


  第10話(2008.12.7放送)

 脚本:子安秀明/絵コンテ:西森 章/演出:イワナガアキラ/作画監督:永松久芳/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「願い」

 36時間目「アタタメテ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・ある寒い朝、教室で寒そうにしているチカたち。そこに、汗をかきつつナツミが登校してくるが・・・。

 個人的感想・・・ついにお話も冬に突入、TV放送にとってはリアルタイムとなりました。そしてここでもまたナツミちゃんがメインです。TVアニメオリジナルの話では、このようにナツミがメインになることが多く、スタッフからの愛情を感じられます(笑)。そのナツミが寒そうにしている女子たちにストーブ状態で「ぺとぺと」触られますが、これに紛れて一緒にやってみたいと思う私は不健全でしょうか・・・(苦笑)?そして、同じことを女子たちから受けるリョータのポジションは相変わらずうらやましいと思うしだいです。そして、最後のカズミからの思わぬ攻撃はナイス!カズミらしさが出ていましたね。

 37時間目「メルヘン」

 原作エピソード・・・12時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・けがをした時の治療法の噂が、2年生から上級生へ形を変えながら広まってゆく。それをかぎつけたユウキはリョータたちに・・・。

 個人的感想・・・これはOVAではついぞ未アニメ化だったお話で、このTVアニメで初アニメ化されました。個人的には1,2を争うほどお気に入りのエピソードなだけに、どんな風になるかとても楽しみでした。そして実際、それほど期待を裏切らない仕上がりだったと思います。このお話はユウキのくるくる変わる表情や台詞が大変見所なのですが、欲を言えばもうちょっと原作の表情を使ってほしかったなぁと・・・(「さあ!」とか、リョータ復活時に驚く顔とか)。それでも、原作準拠の黒髪(もどき)のユウキで、このエピソードを見られたのは素直にうれしかったです。そして、このお話でのユウキがTVアニメでもとってもかわいいのは言うまでもありません。蛇足ですが、さすがに「ウォーリー」は変更でしたね・・・。

 38時間目「メルヘンII」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・「短足の呪い」をかけられた王子様が、呪いを解くためお城のお姫様のキスを受けるべく旅に出るが・・・。

 個人的感想・・・「メルヘン」の続編だけあって、「メルヘン」のストーリーを骨格にメルヘンチックなおとぎ話にアレンジした、「今日の5の2」でも異色の作品。実はカズミの創作だったという事実に笑ってしまいます。ここでの魅力はなんといっても各キャラクターが各自個性的な役を演じている点でしょう!王子様に扮するリョータはじめ、それぞれの個性がよく出ていてカズミの観察力の高さを感じます(笑)。個人的には天真爛漫なオオカミを演じるナツミちゃんに目が行ってしまいますが・・・(苦笑)。あんなオオカミがいたら襲われて本望です。他にも、ドジっ子な天女を演じるメグミやシュールな妖精のカズミなどが面白いな〜と思います。ユウキとコウジがさりげなくペアーで出てきたのはこのカップリングを応援している身としてはうれしかったです。お話の結末は、「5の2」ならではの夫婦漫才で締めくくられます(笑)。

 39時間目「ヒトハ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ平川ナツミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・休み時間、ナツミが泣いているのを知るリョータたち。ユウキがナツミに教えた物語が泣いている原因のようだが・・・。

 個人的感想・・・TVアニメ版「今日の5の2」でも、珍しくギャグ抜きのお話。「冬」のもたらす一抹の寂しさを表現しています。それゆえ、ちょっと感動的な仕上がりです。いつも元気なナツミちゃんが泣くという意外な展開には衝撃を受けましたが、深刻な内容でなかったので一安心。噂好きのユウキが教えた物語は、オー・ヘンリーの短編小説が元ネタでしょうか?このようなお話は、ファンの間で賛否両論起こりそうなのですが、私はまぁいいかなと思います。大好きなナツミがメインだし(苦笑)。ただし、ナツミちゃんの心境の変化がイマイチ分かりづらく、実の所私も分からずにいます・・・(汗)。


  第11話(2008.12.14放送)

 脚本:杉原研二/絵コンテ:羽原久美子/演出:大庭秀昭/作画監督:鈴木大司/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「願い」

 40時間目「ヌキウチ」

 原作エピソード・・・13時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・浅野ユウキ平川ナツミ

 あらすじ・・・保健室に集合してくつろぐ5の2の女子たち。ユウキの発案により、胸のサイズを抜き打ちで測ることに。そこに風邪をひいたリョータがやって来て・・・。

 個人的感想・・・原作では胸チラを拝めるお話として有名ですが(苦笑)、TVアニメではその被害者が変わっています。原作ではメグミ&ナツミのペアーでしたが、TVアニメではユウキ&ナツミという組み合わせに。ユウキのファンの方にとってはうれしいボーナスに、メグミのファンにとっては悲しい事件になったことでしょう・・・。私はナツミちゃんがそのまま見られたのでいいんですけど(笑)、やはり原作どおりで見たかった気もします。ナツミちゃんの「わーやだー」もOVAの方が好きかな。阿澄さんのCVがかわいいのでこっちもいいですけど。ちなみに今回初登場の保健の先生は、OVAと同じく黒髪ですが眼鏡はかけていません。

 41時間目「カモ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 あらすじ・・・プールに迷い込んできたカモを見つけた女子たち。こっちに気づいてもらおうとエサをあげたりするが・・・。

 個人的感想・・・これはちょっと感動的なお話ですね。最後にちょっと笑えるオチがついていますが・・・。なぜカズミが「小林」という名をカモにつけたかは不明ですが・・・(苦笑)。裏話的には恐らくリョータの声を当てている小林ゆうさんから取ったと思われます。ナツミちゃんがカモの鳴き真似をして「がーがー」言っているのが無性にかわいいです。同じく、ジャングルジムの上でみんなで「がーがー」言うのもなんだかかわいいですね。リョータの張り切り方は相変わらずですが、ここではちょっとじんときてしまいます。ツバサが何気に名言(?)を放っていますね。そして、「小林」を一番気に入っていたのはやはりカズミではなかったかと思うしだいです。

 42時間目「カミガタ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ日高メグミ

 あらすじ・・・ある朝、髪型を変えて登校してきたカズミ。それを見たユウキたちは・・・。

 個人的感想・・・女子たちが敏感に反応するファッションについてのお話で、「ファッション」に続いてユウキのファッションリーダーぶりが発揮されていましたね。同じく、チカ・メグミ・ハルカも意識していたようです。日が経つにつれ徐々に奇抜な髪型になってゆくのが面白いですね(苦笑)。そして、ここに至っても1人だけいつもと変わらない髪型のナツミちゃんがマイペースでかわいいです!「ファッション」同様、あまりおしゃれは気にしない方なのか・・・?カズミが髪型を変えた理由にはなるほどと思いましたね。そして今回一番の犠牲者は、女子につられて奇抜な髪型に変えたコウジでしょう!

 43時間目「コオリ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・登校中、路面に張っていた氷を割って遊んでいるリョータたち。それを見ていたチカは・・・。

 個人的感想・・・リョータたちを男子を通じて、「氷でいろんなことして遊べるのね」と改めて実感したお話でした。皆さんの中にも「小学生の頃やったことがある!」と思った方もいるのではないでしょうか?リョータがチカの服の中に氷を入れるシーンでは、またもや闇の伏兵・カズミが存在感を発揮。リョータも油断していると隙を狙われるので注意!カーリングごっこをしているシーンでは、「トショシツ」を思わせるライトエッチなシーンが登場しますが、スカートを履かないナツミちゃんではまずパンツは期待できないですね(苦笑)。後半はチカがかわいいです。終盤差し掛かるここに来て、リョータとの仲進展か?と思わせる一こまでした。


  第12話(2008.12.21放送)

 脚本:あおしまたかし/絵コンテ:五十嵐達矢/演出:五十嵐達矢/作画監督:松村拓哉/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「ニセモノ」  EDテーマ:「願い」

 44時間目「ヤキイモ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ日高メグミ

 あらすじ・・・駄菓子屋で焼き芋を購入するチカたち女子。各自一番大きい焼き芋を狙うが、そこにリョータたちがやってきて・・・。

 個人的感想・・・何度目かとなる駄菓子屋での一こまです。この駄菓子屋さんは焼き芋まで売っているんですね。最初は一番大きな焼き芋を狙っていたチカ・ユウキ・メグミが、男子の登場で一転して考えを翻すのが面白いです。三者三様に巡らす思いが見ていて面白いですが、ここでは桜場作品ならではのリアル顔が効果的です。そんなことお構いなしにちゃっかり一番大きな焼き芋を頬張るナツミちゃんもまたかわいいです(笑)。そして後半は、おならの音をめぐって再び不穏な空気が流れますが、ここでもナツミちゃんのマイペースぶりが光っています。最後のツバサの笑顔もかわいいですね。

 45時間目「コンコン」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・相原カズミ平川ナツミ

 あらすじ・・・休み時間、校庭に積もった雪で遊ぼうと考えていたリョータたち。コウジの提案でしばらく静観することになったが・・・。

 個人的感想・・・本来の目的であった校庭での雪遊びが、ナツミの歌った童謡がきっかけで忘れかけられてしまいます(苦笑)。変わって、「雪だこんこん〜」の「こんこん」とは何か?で大議論となってしまいます。その結論が、雪の降る間ずっと「こんこん」鳴き続けるキツネの悲哀に同情するという方向に脱線してゆくのが面白いです。キツネの声はナツミ役の阿澄さんのような気がするのですがどうでしょう?ここでもカズミがさりげなく説明役に回っていますが、犬や猫が出てくる歌詞が2番とは私もついぞ知りませんでした(汗)。最後は本来の雪遊びに戻りますが、体育着のナツミちゃんが元気ですね。

 46時間目「フクビキ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ浅野ユウキ相原カズミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・日高メグミ

 あらすじ・・・街頭の福引に挑戦するリョータたち男子。ことごとく残念賞の3人を見ていたユウキは・・・。

 個人的感想・・・福引のお姉さんがサンタの衣装で、一気にクリスマスムードが高まります(笑)。リョータたち男子・ユウキたち女子のそれぞれの個性が光る挑戦が見ていて楽しいです。「無心」で挑んだユウキが掴んだのはなんとカズミの胸というライトエッチぶりですが、これを見る限り意外とカズミも胸が大きい・・・?そのカズミは「無欲」で4等を当てていましたが、このTVアニメで何度も見せている無敵ぶりの証しか?そして最後に「食欲」で勝ったメグミですが、超豪華なクリスマスケーキという結果はさぞかしうれしかったことでしょう。リョータたちを前にしては素直に喜べなかったでしょうけど。

 47時間目「アマアマ」

 原作エピソード・・・14時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・「チョークってなんかおいしそうだよねえ」と言うナツミ。その話を聞いたチカは、リョータに「チョークは食べられる」とだますが・・・。

 個人的感想・・・原作ではこのお話はバレンタインの話でしたが、ここでは時期にあわせるべくクリスマスに差し替えられています。同時に、問題の核心となるチカとユウキのバレンタインチョコが家庭科のクッキーに。個人的には原作エピソード中一番好きな話がこれで、オリジナルどおりで見たかったのでちょっと残念な変更でした。また、この話に関しては先に見ていたOVAの方で見慣れていて、それがすごくお気に入りだったため、TVアニメ版の演出はちょっと違和感がありました・・・(汗)。これだけは個人的にはOVAの方がお気に入りです・・・。しかし、ナツミ&ユウキのノリツッコミや大注目の「ユウキ×コウジ」も再現されていたのは満足(やはりOVAの演出の方が好きですが・・・)。何はともあれ、ナツミちゃんの「食えるかいな」がかわいかったので星3つです(苦笑)。

 48時間目「メリクリ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 あらすじ・・・それぞれ思い思いのクリスマスを過ごす「5の2」の面々・・・。

 個人的感想・・・このお話は各キャラクターのクリスマスの様子にスポットを浴びせたショートストーリーで、れっきとしたお話ではありません。しかし、それぞれ個性的なクリスマスで、見ているだけで楽しいです。原作では描かれなかった各キャラの家の様子が映っているのでその点も注目!BGMはかの有名なジョン・レノンのクリスマスソング「Happy Xmas(War Is Over)」(ただし原曲ではなく詳細不明のカヴァーヴァージョン)。クリスマスの雰囲気が高まります。なお、DVD化の際には、なぜかこのBGMが別のクリスマスソングに差し替えられていました・・・(オノ・ヨーコ女史の待ったがかかったか?)。一応「アマアマ」のお話の続きになっていて、リョータがチカに約束どおりクリスマスプレゼントを手渡し、ユウキがコウジにクリスマスケーキを届けに来ます(苦笑)。メグミは「フクビキ」のエピソードで当たったケーキを食べています。そして私の好きなナツミちゃんはバットとグローブをプレゼントにもらっていましたね。かわいいです。


  第13話(2008.12.28放送)

 脚本:鴻野貴光/絵コンテ:アミノテツロ/演出:長澤剛/作画監督:近岡直/美術監督:平間由香

 OPテーマ:なし  EDテーマ:「ニセモノ」

 49時間目「ユビキリ」

 原作エピソード・・・21時間目22時間目

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 あらすじ・・・・リョータは、昔チカと結婚の約束をしたことを夢で見て思い出す。ちょうどその頃、チカも昔の夢を見たと言いうれしそうだったが・・・。

 個人的感想・・・原作・OVAに続き、TVアニメでもやはりこのエピソードで締めくくり。しかも、30分枠を目いっぱい使って!OVAでも一度は再現されていますが、TVアニメでは合間合間に笑い所を含めているのが特徴でしょうか。コウジのいんちき手品が笑えます(笑)。おかげ様で、原作では出番の少なかったナツミやメグミなどにもスポットが当たっています。カズミを押し倒してしまうシーンはOVAの方が緊張感があったかも。そして、原作どおりに締めた後は・・・、OPの「ニセモノ」を持ってきてエンディングを迎えます。ここでも各キャラクターに焦点を当てていてこれまでの全話の総集編か縮図を見ているかのようです。中でもサプライズだったのが、最後の最後のファンサービスとして登場したナツミちゃんのスカート姿でしょう!これは必見!!どんな心境の変化なのかは不明ですが・・・。どんな核爆弾でもかなわぬ魅力です!そして8人がベランダに集結したところで、TVアニメでの「5の2」ライフは幕を閉じるのでした・・・。(その翌週からは同じコハル作品の「みなみけ おかえり」が放映されたのですが・・・)


  DVD付漫画文庫「今日の5の2 宝箱」(2009.10.6発売)

 脚本:鴻野貴光/絵コンテ・演出:五十嵐達矢(「ムシムシ」「ヒラヒラ」)、長澤剛(「ビシビシ」「イマサラ」)

 作画監督:近岡直/美術監督:平間由香

 OPテーマ:「キタカゼ」  EDテーマ:「大爆発NO.1」「ユウヤケイロ」「願い」「secret base〜君がくれたもの〜」

 放課後 1「ムシムシ」

 原作エピソード・・・TVアニメ版オリジナル

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・相原カズミ

 あらすじ・・・暑い夏の日、草むしりをする5の2の面々。リョータたち男子はダンゴムシに興味を奪われているが・・・。

 個人的感想・・・大人気のうちに終わったTVアニメから半年以上が経った頃発売された待望の続編。漫画文庫と共に「今日の5の2 宝箱」に収録されました。TVアニメ版と同じスタッフ・キャストで臨む新作は、春夏秋冬それぞれの「5の2」を4話で補完します。まずは夏からスタートなのですが、これはアニメオリジナル・エピソード。前半は黙々と草むしりをする女子と、ダンゴムシに夢中な男子との違いが面白いですね。草花について物知りなのが何だかうなずけるカズミの受け答えが笑えます。そして後半は5の2の面々もファンも待望の(?)プール・シーン。相変わらずスポーティーなナツミに惚れ直してしまいます(笑)。実はパンツを履いてこなかったことにはちょっとドキドキ。ナツミちゃんらしいですね。そして、ここでもカズミがいい味出しています。あとは・・・、久々に田村先生が声のみですが出演しているのが特筆すべき点でしょう。EDは「大爆発NO.1」。

 放課後 2「ヒラヒラ」

 原作エピソード・・・放課後(1)

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・平川ナツミ

 あらすじ・・・休み時間、メグミに借りていた本を返すナツミ。しおり代わりに挟んでいたもみじに、メグミがリョータの顔を描くのを見たナツミは・・・。

 個人的感想・・・続いては秋のエピソード。ここから先は、限定復活した原作版「今日の5の2」をアニメ化したお話です。これは基本的に原作を忠実に再現しています。原作は絵柄がすっかり「みなみけ」風になって多少読みづらいですが(汗)、アニメはそのようなことがなく安心して見られます。原作に続いて寝顔のナツミがかわいいです。メグミが貸していた本は・・・あの大人気シリーズのパロディか?(笑)もみじにリョータを書いたメグミが照れるのもまたかわいい。後半はコウジとツバサのヒソヒソ話が原作にないワン・ポイントとなっています。ナツミの泣き声は阿澄さんの名演でファンとしてはうれしいものです(苦笑)。そして、カズミの絵はアニメでも秀逸なものでした。EDは「ユウヤケイロ」。

 放課後 3「ビシビシ」

 原作エピソード・・・放課後(2)

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ浅野ユウキ日高メグミ

 あらすじ・・・雪の降るある日、校庭で男子VS女子で雪合戦をするリョータたち。巻き返しを図りたいリョータは秘策を練るが・・・。

 個人的感想・・・続いて冬のエピソード。こちらは原作のストーリーから一段階膨らませてオリジナルの展開も交えています。前半の雪合戦の場面は基本的に同じですが、男子の惨敗の仕方はアニメで見るとまた哀れになってきます(苦笑)。さらにリョータはナツミにもう一度攻撃されてしまいます・・・。一方、大幅にストーリーが拡幅された保健室のシーン。まず変更点として、暖を取っているのがストーブからエアコンに変わっています。ストーブではさすがに設定が古すぎるという考えからでしょうか・・・?さらに、原作では少し服を脱ぐ程度で終わっていましたが、アニメでは「ヌキウチ」のようにユウキの提案で胸のサイズを測るという流れに。そして、まさかの保健の先生再登場!しかもかなり多く台詞あり!さらに胸のサイズまで測るとは!隠れファンには朗報だったことでしょう(笑)。こう見るとOVA版さらには原作と印象がかなり違いますね。そして、結末はリョータに着替えを見られるのがチカのみならずユウキ・メグミまでも加わっています。しかも原作以上の露出で、メグミに至っては下着までも・・・!TVでは放送できないでしょうね、これは(苦笑)。さすが原作で一番の露出度を見せたメグミ、おいしい役回りです。EDは「願い」。

 放課後 4「イマサラ」

 原作エピソード・・・放課後(3)

 主な登場人物・・・佐藤リョータ小泉チカ浅野ユウキ相原カズミ平川ナツミ日高メグミ今井コウジ河合ツバサ

 メインの人物・・・小泉チカ

 あらすじ・・・公園で遊んでいた5の2の面々がそれぞれ家に帰ろうとする。遊び足らないリョータは思わず「バーカ!」と叫んでしまうが・・・。

 個人的感想・・・最後は春のエピソード。アニメでは3月20日と翌21日の出来事と明記されており、6年生になる寸前であることが分かります。「今日の5の2」のノスタルジックな面が出たお話ですが、アニメではそれをさらに味わうことができます。さすがアニメ版屈指の売りだっただけあります。リョータのせつなげな心情が痛く伝わってきますね。前半はリョータのテストの点数を笑う所で、カズミも結構笑っているのに注目。チカが途中で髪を結ぶのはアニメオリジナルの展開。翌21日のシーンは、あっさり終わってしまう原作に対して余韻を残す格好で締めくくります。全員集合している中、何気に田中ハルカまでいます(苦笑)。最後の桜の景色を見ていると、「いよいよリョータたちも6年生か・・・」と思わせるのでした。EDは「secret base〜君がくれたもの〜」。さらにその後、おまけとして20日夕方の自宅でのチカの様子が登場します。しかもお風呂のシーン!これは貴重です。チカはちょっとセクシーですね(苦笑)。こうして、待望の続編での「5の2」ライフは幕を閉じるのでした・・・。またぜひ続きが見たいですね!その時には、ナツミちゃんメインの話や、ユウキとコウジのラブラブな話を期待しています(笑)。


 

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