月光

演奏時間:4'07"
収録アルバム:「SING OR DIE」12曲目
                    「SING OR DIE 2002:monkey girl odyssey tour special edition」12曲目
作曲・作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:ローランド・ヘリントン
有名度 ★☆☆☆☆
人気度 ★★★☆☆
管理人お気に入り度 ★★★★★
このサイトでの略称・・・SOD−12
参照:『MOONLIGHT』(英語版)
『月光』(「ネギま!」の雪広あやか)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、パーカッション・プログラミング(as キング)

        西川隆宏:マニュピレート

        デイヴィッド・T・ウォーカー:ギター   ポール・ダン:ギター

        ラウル・ドリヴェイラ:トランペット   マーティン・ドローヴァー:トランペット

        ニック・ペンテロウ:サックス   ピーター・トムス:トロンボーン

        ジェス・ベイリー:ピアノ   ジェフ・ダン:ドラムス

        他に、プログラミングされたシンセ音、ストリングス

 ライヴ履歴 1998年「SING OR DIE」  1998年「ドリカムの夕べ」、一部会場のみ登場

         1999年、DWL「冬の夢」、『銀河への船』『おやすみのうた』『三日月』とのメドレーで登場

         2007年、DWL「POWER PLANT SPECIAL LIVE」で登場


 アルバム「SING OR DIE」の最後を飾る壮大な3拍子のバラード。アルバム(通常版)ではこの曲の後に隠しトラックとして『PEACE!』の英語版が収録されています(私が「SING OR DIE」の通常版を持っていないので未確認)。また、2002年に発売された限定版では『PEACE!』の代わりにボーナス・トラックとして『愛するこころ』のライヴ・ヴァージョンが収録されています。こちらはトラックを分離して5秒間のブランクを挟んでいます。

 美和さんが作曲したこのワルツは、最初はシンセで神秘的にゆっくりと始まります。やがて、ピアノの伴奏に合わせて美和さんの歌がスローに入ります。そこにドラムスが入ると、本格的に3拍子の曲が始まります。ここからはブラス・セクションが曲に彩りを添えています。曲を支える力強いドラムスも印象的。間奏・後奏は特に華やかで壮大です。

 歌詞は、非常に大人の雰囲気たっぷりです。月光の「剣」を浴びながら、運命的な出会いをした恋人への愛を歌います。「このまま死んでもいいから」「踊るよいつか倒れるまで」「生まれ変わりたくなどない」など、恋人を愛することのできる幸せを衝撃的な言葉でつづっています。「理性の林檎」「記憶の細胞」など難解な言葉も登場します。胸に重く響くようなそんな歌詞を、美和さんは力強く歌います。その歌声はまさに魂から溢れ出たかのようです。後半から入るハーモニーや、後奏でのバッキング・ヴォーカルも曲を盛り上げています。

 この曲は、多くの「SING OR DIE」収録曲が2004年の企画盤「DREAMANIA」などベスト盤に収録されたのに対し、ベスト盤に収録されていません。そのため知名度は低いのですが、「隠れた名曲」と言っていいほど心打たれる曲であり、この曲が大好きなファンは多いです。ライヴではそれほど出番がありませんが、'99年のDWL「冬の夢」ではワルツを中心としたバラードとのメドレーの最初に演奏されました。この時はピアノとキーボードのみの演奏で短い演奏でしたが、美和さんの力強いヴォーカルはそのままです。DVDでは西川さんがイントロのキーボードを弾く様子をアップで見ることができます。DWLでは'07年にもファンクラブ限定ライヴのみで復活。

 この曲は、私の指折りのお気に入りソングです。というより、「お気に入り」を越えた、崇拝したくなるような、神聖というか、そんな曲です(うまく言葉で表現できません・・・)。メロディ・アレンジ・歌詞・ヴォーカルともに鳥肌ものです。いつの日か、私の命が絶える日、もし私のそばに愛する人がいたら、声が出なくなる前にこの曲を歌いたいとひそかに思っている次第です(苦笑)。まぁ、いたらの話ですが(汗)。この曲は、同じく月の登場する『三日月』とフィーリングが似ている気がします。そちらも非常に心を揺さぶります。また、この『月光』には英語版もあり、こちらではわずかに後奏の長い演奏を聴くことができます。私は英語版も好きですね。

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