SAYONARA〜WORLDWIDE VERSION

演奏時間:5'15"
収録アルバム:シングル「WHEREVER YOU ARE」カップリング
作曲:中村正人  作詩:吉田美和、マイク・ピラ  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
参照:『SAYONARA』(日本語版)
『SAYONARA〜WORLDWIDE VERSION』
(「あずまんが」的SAYONARA!?)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル

        モーリス・マイケル:ギター   高田二郎:ギター

        ラウル・ドリヴェイラ:トランペット   マーティン・ドローヴァー:トランペット   佐々木史郎:トランペット

        ニック・ペンテロウ:サックス   山本一:サックス

        ピーター・トムス:トロンボーン   村上こうよう:トロンボーン

        濱田尚哉:ドラムス、パーカッション  マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル  シルヴィア・メイソン・ジェームズ:バッキング・ヴォーカル

        グウェン・ダプリー:バッキング・ヴォーカル   グロリア・ロバコスキー:バッキング・ヴォーカル

        明石敏子:プロダクション・アシスト

        他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ

 ライヴ履歴 なし


 1992年のアルバム「The Swinging Star」に収録された『SAYONARA』の英語版。1994年のシングル「WHEREVER YOU ARE」のカップリングとしてリリースされました。美和さんはプロデューサーのマイク・ピラの力を借りて英詞を書いていますが、韻は踏んでいません。当時ドリカムの英語の曲はまだ韻を踏んでいませんでした。歌詞は少し内容を変えてありますがだいたい同じです。

 曲の構成は日本語版のシングルヴァージョン、アルバムヴァージョンの双方とも異なっています。まずイントロにはアルバムヴァージョンにあるギターソロがついています。第1節は「あんなにずっと一緒にいて・・・」の部分がカットされてすぐサビに戻っています。そのかわりに第2節は少しばかり長くなっています。間奏はシングルヴァージョンと同様カットされています。そして最後の歌詞が終わったあとには日本語版にはない部分(4分16秒〜4分31秒)が入っています。ざっと見ただけで構成の違いが分かるでしょう。さらに、1992年の録音にはない音が付け加えられています。ティンパニのような音なんかも聴こえます。また参加ミュージシャンも大幅に増えています。ヴォーカル面では、特に最後のサビにおいて美和さんのヴォーカルが日本語版より力強くなっています。また"I should have realised"の部分などにバッキング・ヴォーカルが加えられせつなさが強調されています。以上似ているようですが、よく聴いてみると日本語版と違うアレンジに遭遇します。

 私はこの英語版では第2節から後半に移る部分(2分41秒辺り)が好きです。日本語版のシングルヴァージョンもその構成ですが、微妙に違います。あと、最後の"I don't wanna think about you any more"がメロディにうまくはまっていて聴いていて気持ちいいです。この英語版はシングルでしか聴くことができず入手困難ですが、日本語版と違う構成・アレンジがされていて単なる英語版でないので注目です。演奏者も、1994年当時のドリカムのオールスターズ的な豪華なラインアップですし。美和さんのヴォーカルがよりパワフルになっているだけでも必聴です。

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