SAYONARA〜WORLDWIDE VERSION
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター 高田二郎:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット 佐々木史郎:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス 山本一:サックス
ピーター・トムス:トロンボーン 村上こうよう:トロンボーン
濱田尚哉:ドラムス、パーカッション マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル シルヴィア・メイソン・ジェームズ:バッキング・ヴォーカル
グウェン・ダプリー:バッキング・ヴォーカル グロリア・ロバコスキー:バッキング・ヴォーカル
明石敏子:プロダクション・アシスト
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ
ライヴ履歴 なし
1992年のアルバム「The Swinging Star」に収録された『SAYONARA』の英語版。1994年のシングル「WHEREVER YOU ARE」のカップリングとしてリリースされました。美和さんはプロデューサーのマイク・ピラの力を借りて英詞を書いていますが、韻は踏んでいません。当時ドリカムの英語の曲はまだ韻を踏んでいませんでした。歌詞は少し内容を変えてありますがだいたい同じです。
曲の構成は日本語版のシングルヴァージョン、アルバムヴァージョンの双方とも異なっています。まずイントロにはアルバムヴァージョンにあるギターソロがついています。第1節は「あんなにずっと一緒にいて・・・」の部分がカットされてすぐサビに戻っています。そのかわりに第2節は少しばかり長くなっています。間奏はシングルヴァージョンと同様カットされています。そして最後の歌詞が終わったあとには日本語版にはない部分(4分16秒〜4分31秒)が入っています。ざっと見ただけで構成の違いが分かるでしょう。さらに、1992年の録音にはない音が付け加えられています。ティンパニのような音なんかも聴こえます。また参加ミュージシャンも大幅に増えています。ヴォーカル面では、特に最後のサビにおいて美和さんのヴォーカルが日本語版より力強くなっています。また"I should have realised"の部分などにバッキング・ヴォーカルが加えられせつなさが強調されています。以上似ているようですが、よく聴いてみると日本語版と違うアレンジに遭遇します。
私はこの英語版では第2節から後半に移る部分(2分41秒辺り)が好きです。日本語版のシングルヴァージョンもその構成ですが、微妙に違います。あと、最後の"I don't wanna think about you any more"がメロディにうまくはまっていて聴いていて気持ちいいです。この英語版はシングルでしか聴くことができず入手困難ですが、日本語版と違う構成・アレンジがされていて単なる英語版でないので注目です。演奏者も、1994年当時のドリカムのオールスターズ的な豪華なラインアップですし。美和さんのヴォーカルがよりパワフルになっているだけでも必聴です。