ETERNITY
|
演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、マニュピレート
高田二郎:ギター
有沢健夫:トランペット 佐々木史郎:トランペット
山本一:サックス 佐野聡:トロンボーン
大谷幸:ピアノ 濱田尚哉:ドラムス 朝川朋之:ハープ
グレンヴィン・アンソニー・スコット:バッキング・ヴォーカル マリオン・パウエル:バッキング・ヴォーカル サラ・ブラウン:バッキング・ヴォーカル
ライヴ履歴 2004年「ウラワン」、『FANTASIA #1』とのメドレーで登場
まささん作曲の英語詞のラヴ・バラード。1994年にディズニーの元スタッフが作った米国のアニメ映画「スワン・プリンセス〜白鳥の湖〜」のエンディングテーマに起用され話題を呼びました。また、そのサントラ(1995年1月発売)にこの曲が収録され、全米でリリースされました。ドリカムが『WINTER SONG』に続き全米で注目を浴びた瞬間でした。当時プロモ・ヴィデオが制作されたようですが詳細不明。
この曲は、ドリカムのシングル・アルバムには収録されなかったため、長い間サントラでしか聴くことのできない非常にレアな曲でした。さらに、サントラには歌詞が掲載されていないため、ファンは歌詞を聞き取るしかありませんでした。しかし、2003年のバラード・ベスト「DREAMAGE」にこの曲が歌詞つきで収録されたことにより、レアではなくなりました。ちなみに私も「DREAMAGE」でこの曲を手に入れました。サントラの方は持っていません。
この曲は、1995年のドリカムのアルバム「DELICIOUS」に日本語版『The signs of LOVE』が収録されることになります。こちらはベスト盤に収録されるなどファンに人気が高く、この曲より有名になっています。演奏は英語版・日本語版とも同じですが、この曲は3分ちょっとで終わるのに対し、日本語版(アルバムヴァージョン)はその後に1分ほどインストが付け加えられています。英語版にその部分がないのは、映画のエンディングに合わせたためでしょう。ちょっとあっけない終わり方でもありますが・・・。全編英語ということで日本語版にはない貫禄・・・というか独特の甘いムードが漂っています。特にミドルの部分はそう感じさせます。また、当時のドリカムの英語の曲としては珍しく全体が韻を踏んでいます。このため、聴いていて非常に自然に感じられます。作詩は美和さんとプロデューサーのマイク・ピラ、そしてデビッド・ジッペルの3人による共同作業。歌詞は、日本語版と同じく永遠の愛を誓うものです。
ライヴではこれまで一度も演奏されていなかったのですが、2004年の「ウラワン」で初披露されました。このツアーはファンクラブ会員限定のもので、マイナーでマニアックな曲ばかりを演奏するという面白い企画で、私も行ってきたのですが、この曲のイントロが流れた時「なんで『The signs of LOVE』が・・・?マイナーではないような・・・?」と不思議に思いましたが、歌が始まった途端「なるほど!」と思いました。美和さんも曲が終わってからのMCで「『ETERNITY』ライヴでやるのは初めてなんだよね」と語っていました。ちなみに、『The signs of LOVE』も一度しか演奏されていないので(1999年DWL「夏の夢」)、この曲は英語版・日本語版合わせても二度しか演奏されていない・・・。名曲なのになんで!?皆さん、もっとこの曲をリクエストしましょう!(笑)
「DREAMAGE」が登場したことにより、この曲のためにサントラを買う必要はなくなりました。ですので、これからの方は「DREAMAGE」を買うといいでしょう(この曲がレアだった当時、この曲のためだけにサントラを血眼になって探したというファンの方にとっては悔しい話でしょうけど・・・)。「DREAMAGE」は基本的にオリジナルアルバム収録曲が収録されていますが、この曲のようなレア音源もけっこうあるので(特にバラード好きな方は)買っておきましょう。個人的にはこの曲の後に『誓い』を置く所がいいな〜なんて思います。私は『The signs of LOVE』よりかは『ETERNITY』の方が好きです。レア感があって(笑)。