プライドなんて知らない
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
西川隆宏:マニュピレート
ハイラム・ブロック:ギター
ジョン・オーウェス:トランペット、フリューゲルホルン ジム・ハインズ:トランペット、フリューゲルホルン
アンディ・スナイツァー:サックス マイケル・デイヴィス:トロンボーン
大谷幸:エレクトリック・ピアノ
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 2002年「monkey girl odyssey pp-mix」「monkey girl odyssey arena-mix」「monkey girl odyssey winter fantasia」
2008年「WINTER FANTASIA 2008」、『雪よ!大地よ!ファンピーよ!!』とのメドレーで登場
美和さんとまささんの共作による、美しいバラード。大谷幸さんの弾くピアノと、少し渋いブラス・セクションがサウンドのメインです。まささんの弾く生ベースも素敵。歌詞はドリカムによくある「冬」を時期にしたもの。雪の降る中、行ってしまう恋人を引き止めようとする主人公の悲しい気持ちを描いたものです。ヴォーカルはほとんどが美和さんのシングルトラックによるもので、懇願するような歌声が印象的です。美しいエレクトリック・ピアノや時折入るクラベスの音がどこか冬のイメージにぴったりです。
この曲はライヴでは3度行われたアルバムツアーと、2008年の「WINTER FANTASIA 2008」でしか演奏されていません。DWLでは未登場。しかし、2002年冬に行われた最後のアルバムツアー「winter fantasia」では『LAT.43°N』や『冬三昧にはまだ遠い』といった過去のウィンターナンバーに続いて演奏され印象的でした。2008年もFUNK THE PEANUTSの『雪よ!大地よ!ファンピーよ!!』とのメドレーで演奏されました。またその後、2003年のバラード・ベスト「DREAMAGE」に収録されて再注目されています。
この曲が収録された「monkey girl odyssey」の収録曲は初期ドリカムをほうふつとさせる曲がいくつかありますが、この曲はその典型だと思いますね。初期のアルバムに紛れていても不自然でないくらいです。歌詞では主人公が恋人を引き止めようとする様子と、周りの人たちの冷たい雰囲気との対比が印象的です。2004年のライヴ「ウラワン」では、開始前に「DREAMAGE」のdisc BLEUが流れていましたが、この曲が大音量で流れていたのがやけに印象に残りました。最後に、ドリカムの公式サイト「DCT garden.com」のライヴレポート(「monkey girl odyssey pp-mix」編)に、「プライドなんて知らない刑」に処されたライター(PRODUCER!?)のことが書いてありますが、一体どんな刑なんでしょうねぇ・・・?