THE FIRST DAY WITHOUT YOU
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
アダム・ロジャース:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
ダン・ぺティ:エレクトリック・ギター
ダグ・ぺティ:ピアノ、ローズ・ピアノ、シンセサイザー
ニア・Z:ドラムス バシリ・ジョンソン:パーカッション
ヴァネッサ・トーマス:バッキング・ヴォーカル ジェニファー・カー:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音
ライヴ履歴 2006年「THE LOVE ROCKS」(『ONE YESTERDAY』との日替わりで演奏)
2004年の英語アルバム「LOVE OVERFLOWS」に収録された、英語詞の曲。ミディアム・テンポのバラードですが、ジェフ・コプランとの初めての共作曲です。コプランとは、2003年のDWLでドラムスを担当したニア・Z(この曲にも参加している)と同じバンドに所属していたことがきっかけで知り合っています。ジェフはこの曲では作曲と作詩に参加しています。しかし、このセッションでのドリカムとの相性は特に最初のうちはあまり芳しくなかったそうです。この辺はアルバムの初回限定盤に付属したインタビューDVDで語られていますが、美和さんが嫌いなメロディを勝手に作ってしまうのが原因らしいです。
曲のアレンジは穏やかで、アコースティックに近い音作りです。美しいキーボードと乾いたドラムスの音が印象的です。最後、冒頭の一節で終わる構成は洋楽を思わせるスタイルです。美和さんのヴォーカルは節では静かに、サビでは力強く歌われています。歌詞は恋人と別れた次の日の主人公の気持ちを歌ったもの。
ライヴでこの曲が取り上げられたのは、2006年の「THE LOVE ROCKS」ツアーが最初です。ただし、場所によっては『ONE YESTERDAY』が演奏されました。私が行った時は『ONE YESTERDAY』だったので、この曲をライヴでは聴いたことがありません(汗)。レアな曲だけに、聴きたかったとも思います。そして、この日替わり演奏にファンの大きな反響があり、「日本語版も作ってほしい」という声が寄せられました。これを受け、日本語版(JAPANESE VERSION)が2007年のシングル「大阪LOVER」で発表されました。日本語版は、演奏を一部作り直しています。少ない音数が日本語詞によくマッチしたヴァージョンで、こちらもいい出来です。
このように、ファンの中で徐々に人気を上げてきている曲です(ちょっと意外でしたが・・・)。個人的にも好きな曲です。どこか『悲しいKiss』の洋楽版といった感じがします(イントロ似てるし)。タイトルは『Another Day Without You』(『朝がまた来る』の英語版)に酷似していますね(苦笑)。