FLOWERS -ENGLISH VERSION-
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
アダム・ロジャース:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
ジョン・オーウェス:トランペット ジム・ハインズ:トランペット
アンディ・スナイツァー:サックス マイケル・デイヴィス:トロンボーン、バス・トロンボーン
ダグ・ぺティ:ピアノ、ローズ・ピアノ、シンセサイザー
ニア・Z:ドラムス バシリ・ジョンソン:パーカッション
ヴァネッサ・トーマス:バッキング・ヴォーカル ジェニファー・カー:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音
ライヴ履歴 なし
2004年の英語アルバム「LOVE OVERFLOWS」に収録された、『flowers』の英語版。オリジナルは2001年のアルバム「monkey girl odyssey」で発表されています。この曲の英語版は、まささんが日本語版を作った時からやってみたかったそうです。
日本語版もファンキーな感じでしたが、ここではさらにファンクぽさがあふれています。21世紀版「ドリファンク」と言ってもいいでしょう。共同プロデューサーはエド・テュートン。日本語版よりテンポが速く、ビートが力強くなっています。ギターは2003年のDWLにも参加したアダム・ロジャース。ドラムスも同じDWLに参加したニア・Z。アレンジにおいてはかなりの苦労が要ったそうです。
歌詞は日本語と同じく愛を花に例えたもの。『24/7 -ENGLISH VERSION-』同様、日本語版のテンポが速いのでかなり早口に歌っています。そのため、一部のヴォーカルラインは2人の外国人コーラス隊が代わりに歌っています。力強い美和さんのヴォーカルと、コーラス隊の冷ややかなバッキング・ヴォーカルの対比が印象的。間奏には日本語版と同じコーラスが再現されています。
2010年のリミックス・アルバム「DREAM CATCHER -DREAMS COME TRUE MIX CD-」には、後半を省略したショート・ヴァージョンが収録されています。内容はオリジナルとほぼ同じですが、アルバムがノンストップの構成のためアウトロは次の曲である『TRUE,BABY TRUE.』とつながっています。テンポはそのままに、この曲に『TRUE,BABY TRUE.』のベース・リフが乗っかってくるアレンジは、ドリマニアならニヤリとすること間違いなし。そのために『TRUE,BABY TRUE.』のキーを変えているので周到ですね(苦笑)。
個人的には日本語版のアレンジが好きですが、この時期聴かれなくなったドリファンクが進化して帰ってきたことはうれしいです。これも歌いこなせるようになるまでかなりの時間がかかりそうですね。『そうだよ』なんて「め」じゃないですね(笑)。「LOVE OVERFLOWS」では、『24/7』の次に位置していますが、日本語版は逆の順序で収録されていましたね。それにしてもこんなマニアックな曲を選ぶとは・・・(まぁ英語に合った曲だからでしょうけど)。これでこの曲も少しは有名になったかな?