FUNK THE PEANUTS [R]／you go girl !
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演奏者 RIN（FUN・P１号）：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
MIWA（FUN・P２号）：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
ロビン・クラーク：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人：プログラミング（１，２） 西川隆宏：「特別」アシスタント（１，２）
高田二郎：ギター（２） DJ KRUSH：ビート＆カット（３）
人気度 ★☆☆☆☆ お勧め度 ★☆☆☆☆ 管理人お気に入り度 ★☆☆☆☆
作曲者度 吉田３曲
1997年1月のシングル「ハイッ！ハイッ！ハイッ！ハイッ！」以来、しばらく姿を消していたFUNK THE PEANUTS（ファンピー）が、パワーアップして帰ってきたシングル。今回のユニット名は「FUNK THE PEANUTS ［R］」（実際は□の中に「R」）。「ファンク・ザ・ピーナッツ・レイティッド・R」と読みます。そう、今回はRINとMIWAの元祖ファンピーの他に、ロビン・クラークがゲスト参加しているのです。ロビンはアメリカのR&Bシンガーで、数々のアーティストと共演したことがあります。また、旦那さんは名バック・ギタリストのカルロス・アロマー。デヴィッド・ボウイやポール・マッカートニーなどのサポートをしたことがあります。1998年に美和さんと知り合ったロビン。ふとしたことがきっかけで参加となったそうです。今回のユニット名についている「rated R」とは、ロビンの頭文字を意味している他、「成人向き」という意味合いもあります。
「成人向き」とまではいきませんが、実際今度の新曲はそれまでのファンピー路線とは一線を画すものでした。ダンス・ミュージック風の曲に、機械的なアレンジ。そして大人っぽい歌い方と歌詞。それまで歌の中ではしゃぎ回っていたファンピーが大人に成長したかのようです。当時、ドリカムは洋楽サウンドの異色アルバム「the Monster」を発表したところで、美和さんがプロデュースするファンピーもこういう路線になるのも無理はなかったのでしょう。しかし、そんなサウンドが必ずしもファンに受けたとはいえず、チャートでも19位止まり。そして、このシングルが現在最後のファンピーの活動となっています。
今回の新曲は1曲。そしてそのリミックス・ヴァージョンが2つ収録されています。『you go girl!』は、前述の通り大人っぽさとアグレッシブな洋楽が特徴的なダンス・ナンバー。ヴォーカルは3人が分け合っています。外国人であるロビンが加わったことが、それまでのファンピーの曲になかった新たな雰囲気を作っています。その年のドリカムのライヴに3人揃って飛び入り参加したのが印象的でした。残るリミックスのうち、〜KING MASA“morrow”mix〜はまささんが、〜DJ KRUSH remix〜はDJ KRUSHがそれぞれ手がけています。
現在このシングルは廃盤となっていますが、ファンピーのCDでは一番手に入れやすいもので、探せば簡単に手に入れられます。洋楽色の強い曲なので、そういうのが苦手な人・キャッチーな曲を連想している人は買わない方が得策です。まぁ、『you go girl!』自体ドリカムの企画盤「DREAMANIA」に収録されていますし。またファンピー初心者はこのシングルを最初に聴くのは絶対やめましょう。ファンピーの持ち味が生かされていないからです。しかし、ロビン・クラークの参加は面白いと思いますし、歌詞にはファンピー節がわずかですが残っています。ダンス・ミュージック好きな方、「the Monster」がお気に入りの方にはお勧めできます。
ファンピーはこのシングル以降姿を見せていませんが、MIWAはまささんと共に活動を続けていますし、RINも待望のソロ・アルバムを出しましたね（あれっ!?）。ドリカムの別名義企画では長続きしたファンピー、いつかまた活動を再開してほしいですよね。アンドレ中村とのコラボレーションというのも面白いかも（笑）。