FUNK THE PEANUTS/恋の罠しかけましょ
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演奏者 RIN(FUN・P1号):ヴォーカル、バッキングヴォーカル
MIWA(FUN・P2号):ヴォーカル、バッキングヴォーカル
中村正人:プログラミング、エクストラ・「フー!」(1) 西川隆宏:マニュピレート、エクストラ・「フー!」(1)
高田二郎:エレクトリック・ギター
有沢健夫:トランペット 山本一:サックス
大谷幸:ピアノ、エレクトリック・ピアノ 濱田尚哉:ドラムス 八木のぶお:ハーモニカ(2)
人気度 ★★★☆☆ お勧め度 ★★★★☆ 管理人お気に入り度 ★★★★☆
作曲者度 FUN・P2号1曲、中村1曲
美和さんとまささんがプロデュースした謎の女性ヴォーカルグループ、FUNK THE PEANUTS(通称:ファンピー)のデビューシングル。ファンピーは、とあるバンドのステージで一緒に歌っていたRIN(FUN・P1号)とMIWA(FUN・P2号)が、「2人で歌うことが楽しくて・・・」結成したもの。派手な衣装と、個性的な歌声がすぐに話題となりました。このシングルの裏ジャケットには英語で、「この第1弾シングルは、並外れたセッションで録音された。偉大なファンク・シンガーの登場だ。」とあります。このデビューシングルは、なんとドリカムのシングルと「LOVE LOVE LOVE」と同時発売されました。これは、「ドリカムに対抗させたら面白いだろう」というプロデュース(ドリカム)側の狙いでした。この曲は5位まで上昇。むろん、1位は「LOVE LOVE LOVE」でした。
さて、このデビューシングルに収録された2曲のうち1曲はMIWAが作曲。もう1曲はまささんが提供したものです。まささんはプロデュースだけでなくレコーディングにも参加しています(西川さんも参加している)。ヴォーカルグループとだけあって、2曲ともRINとMIWAの両方が歌っています。まるで会話のような歌詞を、2人で分担して歌うスタイルはファンピーの曲の特徴となります。演奏者は、すべて当時のドリカム・ファミリー。美和さん・まささんのファンピーに対する期待が見て取れます。
『恋の罠しかけましょ』は、ファンピーのテーマソングともいえる名曲。どこか懐かしい感じのメロディとコミカルな歌詞、それを面白おかしく歌ってゆく2人の相性のよさが楽しめます。ファンピーがデビュー後初めて参加したライヴとなったDWL'95で歌ったのがこの曲です。一方『RAINY THURSDAY LAZY』は、気だるい感じのゆったり目の曲に、相変わらず面白おかしい2人が爆発しています。間奏でMIWAが歌うRINの物まねと、アウトロのタイミングのいいハーモニーが聴き所。
このシングルは、現在入手が不可能に近いです。私も、ようやくぼろぼろの中古品を見つけ出しました。しかし、ファンピーを知る分にはこのシングルは不可欠。ファンピーに興味を持った方はぜひ捜し求めてみてください。ファンピーの原点は、ここにあります。個人的には、ファンピーのシングルで一番好きなシングルです。なお、公式見解ではないですがFUN・P1号が浦嶋りんこさん(ドリカムのライヴでおなじみ)、FUN・P2号が美和さんではないかという疑惑もあります・・・。