恋の罠しかけましょ 〜FUNK THE PEANUTSのテーマ〜
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演奏者 RIN(FUN・P1号):ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
MIWA(FUN・P2号):ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:プログラミング、エクストラ・「フー!」 西川隆宏:マニュピレート、エクストラ・「フー!」
高田二郎:エレクトリック・ギター
有沢健夫:トランペット 山本一:サックス
大谷幸:ピアノ、エレクトリック・ピアノ 濱田尚哉:ドラムス
他に、プログラミングされたシンセ音、ベース、ストリングス、パーカッション
ライヴ履歴 1995年、DWLで登場(DREAMS COME TRUE)
謎の女性ヴォーカルグループ・FUNK THE PEANUTS(通称:ファンピー)のデビュー曲。同名のデビューシングルに収録されましたが、発売されたのはなんとプロデューサーであるドリカムの大ヒットシングル「LOVE LOVE LOVE」と同日だから驚き。副題にもあるように、ファンピーのテーマソングともいえる、ファンピーの代表曲です。
作曲はFUN・P2号のMIWA、作詩は観音崎さん(同一人物との噂が・・・)。'70年代ソウルを意識したどこか懐かしい感じのする曲ですが、ファンピーの作風の大きな特徴です。全体的に華やかなサウンドで、テーマソングにふさわしい仕上がりです。ベースが技巧的。演奏には当時のドリカムのセッションに参加していた人たちが参加しています。これも、プロデュースの美和さん・まささんの手厚い待遇の賜物でしょう。また、まささんと西川さんが印象的な「フー!」のコーラスで参加しています。反面、なぜか美和さんは不参加です。これは、美和さん=FUN・P2号だから、という説が有力です(笑)。
歌詞は、恋に悩む人をファンピーが相談に乗ってあげる!という、まさにファンピーの信念(!?)を題材にした内容です。「フー!」と共に「FUNK THE PEANUTS♪」と歌われるのが印象的。歌は、サビでは2人が一緒に歌っていますが、節ではファンピー特有の歌い分けスタイルになっています。アドリブを交えながら軽やかに進んでゆくヴァースが心地よいです。間奏では、クレジットされていない男の人の英語のヴォイスが収録されていますが、声からしてまささんでしょう。フェイドアウト部では、2人のアドリブを聴くことができます。特にRINのパワフル・ヴォーカルは必聴です。
この曲のミュージック・ヴィデオが、ファンピーの次のシングル「太陽にくちづけを!〜あたしたち、真夏のFUN・P〜」のエクストラ・トラックに収録されています。CDをPCに入れると見ることができます。ジャケットと同じゴージャスな赤のドレスを着たファンピーの2人が仲良く歌う様子が主なシーンですが、ステージがCG風の背景になったり、面白いイラストがあったりと結構凝っています。間奏では、男の人のヴォイスを「アラジンと魔法のランプ」さながらの魔神が歌っています(笑)。
デビュー直後、ファンピーは当時始まったDWL'95に飛び入り参加して話題を呼びましたが、そのときにこの曲が歌われました。ステージ上でも、ファンピーの衣装はゴージャスそのもの。ドリカムのライヴを一瞬にしてファンピー一色に染め上げたのでした。DVDでは、会場のドリカムファンたちがノっている様子が見れますが、ドリカムファンにも人気だったことが分かります。それにしても、曲が終わった後MIWAがRINを「一同、浦嶋りん!」と紹介していますが、それって・・・!?(まぁ、RINと浦嶋りんこさん[当時は浦嶋りん]は同一人物との疑惑がありますから・・・)ファンピーはこの曲を歌うとステージから姿を消してしまいます。まさに電撃ライヴでした(といっても、別人になってライヴ中ずっと歌っていたという疑惑もありますが・・・)。
個人的には、一番好きなファンピー・ナンバーです。ファンピーといったらやっぱりこの曲でしょう!こういう感じの曲は面白いと思います。私的ハイライトは間奏ですね!その後の罠を数える部分もユニークですが(笑)。RINさんのパワフル・ヴォーカルもこの時から健在で楽しい気分になります。それにしても、この曲の音源を手に入れるのには苦労しました・・・。ようやく見つけたシングルは、なんとたった10円で売られていました・・・!ジャケットも少しボロボロでした・・・。