はじまりのla
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、シンバル
中村正人:ベース、キーボード、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
デヴィッド・スピノザ:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
大谷幸:ピアノ
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 2004年「ウラワン」、全体の最後に登場(シングル「ラヴレター」初回限定版付属DVDに映像を収録)
2005年「DIAMOND 15」
2004年4月21日に『マスカラまつげ』との両A面シングルでリリースされたバラード。同年にLOTTE「Ghana」のCMソングに起用されました。CMには美和さん・まささんが登場しています。アルバム「DIAMOND 15」に実質的なラスト・ナンバーとして収録されましたが、ヴァージョンはシングルに収録されているものと同じです。ファンに人気の曲で、ベスト盤「THE SOUL 2」にも収録されています。
この曲はやさしさの中に力強さが込められたバラードです。サウンドではアコースティックな穏やかな演奏が目立つ中、間奏のエレキギター・ソロが聴き所です。歌詞は、「最初はなかなか自信がないけれど、想いを歌にしていこう」という風な励まされるようなものです。そしてその「はじめの一歩」として「la」が挙げられています。美和さんのヴォーカルも、節ではやさしく、サビでは力強い歌声を聞かせてくれます。こちらも、「la」のコーラスが耳に残ります。
この曲にはミュージック・ヴィデオがあり、「DIAMOND 15」の初回限定盤に付属しているDVDに収録されています。屋上でのびのびと歌う美和さん、ヘッドホンをかけて歌うまささん、同じくヘッドホンをかけて音楽を聴いている世界の国の人たちの様子を交互に映したものです。間奏後美和さんのバックは豊かな自然になり開放感があふれます。最後の「la」のコーラスを、街の人たちが歌っている(ように見せてるだけ!?)様子が感動的です。
この曲が最初にライヴで演奏されたのは2004年のファンクラブ会員限定ツアー「ウラワン」。曲はまだ公式発表前でした。アンコールの最後での登場でしたが、まささんがMCで「最後のコーラスはみんなで歌いましょう」と呼びかけているのが印象的でした。この「ウラワン」でのライヴのうち、ドリカムまるまる15周年にあたるファイナル・3月21日の東京ベイNKホール公演での映像が、シングル「ラヴレター」の初回限定版についているDVDに収録されています。ヴォーカルが印象的なこの曲は、ライヴ・ヴァージョンだとまた違った感動が味わえます。DVDに収録されているのは、ライヴそのものと、この曲のピアノ・インストをバックにしたコンサート中・後の様子です。
「DIAMOND 15」の次作「THE LOVE ROCKS」のオープニングテーマ『愛がROCKするテーマ』には、この曲のコーラス部分のメロディが使用されています。これが、「DIAMOND 15」と「THE LOVE ROCKS」のリンクとなっています。
この曲はファンの間で人気が高いですが、私も大好きです。久々の日本語曲『やさしいキスをして』にリリース当初私がなじめなかったので、この曲と『マスカラまつげ』が出たときには安心しました。ちなみに、私は「ウラワン」に行ったのでCDリリース前にこの曲を聴いていることになります。さらに、私が行ったのは東京ベイNKホール公演だったので、DVDに収録されている映像を生で見たことになります。DVDではオーディエンスはちょろっとだけ(しかもとても小さい)映っていますが、私のいた方も一回だけ映っています。注意深く見ると、私も紛れているかもしれません(笑)。ちなみに、私はまささんの呼びかけどおり初めて聴くこの曲の「la」を懸命に歌いました。そのことも、この曲への思い入れを大きくしていますね。最後に、CMで運転手役をやっているまささん、似合ってます!