いつもいつでも

演奏時間:4'17"
収録アルバム:「DELICIOUS」2曲目
作曲:中村正人  作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
有名度 ★★★☆☆
人気度 ★★☆☆☆
管理人お気に入り度 ★★☆☆☆
このサイトでの略称・・・DC−2
参照:『WHEREVER YOU ARE』(英語版)
        『“WHEREVER YOU ARE”INSTRUMENTAL VERSION』
『いつもいつでも』(「行間あずまんが」のゆっきー)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル

        ニール・テイラー:ギター

        ラウル・ドリヴェイラ:トランペット   マーティン・ドローヴァー:トランペット

        ニック・ペンテロウ:サックス   ピーター・トムス:トロンボーン

        モーリス・ホワイト:バッキング・ヴォーカル

        マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル

        他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス

 ライヴ履歴 2004年「ウラワン」、『たかが恋や愛』とのメドレーで登場


 1994年にシングル発売された英語曲『WHEREVER YOU ARE』の日本語版。英語版がアルバム未収録なのに対し、こちらはアルバム「DELICIOUS」に収録されました。恐らく英語版のベーシック・トラックと全く同じものであり、ヴォーカルの共演で話題となったモーリス・ホワイト(EARTH,WIND&FIRE)をはじめミュージシャンたちは日本語版のレコーディングに再度参加したわけではなさそうです。英語版ではほとんどが美和さんとモーリスのハーモニーであったのに対し、この日本語版では美和さんの単独ヴォーカルが目立っています。しかしながらモーリスのバッキング・ヴォーカルはうまく処理されており、英語版にはないバッキング・ヴォーカルも聴くことができます(たとえばアウトロ)。

 実はこの日本語版、アルバム「DELICIOUS」の製作段階では作る予定がありませんでした。日本語版を作ろう、と言い出したのは作曲者でありEW&Fの大ファンでもあるまささんでした。「この曲を日本語の歌詞で聴いてみたい」ということで美和さんに日本語の歌詞を作るよう頼みますが、当初美和さんは拒んでいました。というのも、「モーリスたちと共同作業した英語版を録音した段階で、曲に対する歌詞の雰囲気が完全に作られてしまっているので、新しい歌詞を作るのは難しい」と美和さんは思っていたからです。しかしまささんの必死のお願いの末、美和さんは条件つきで日本語版を作ることを許します。その条件とは、美和さんが作ってみたかった雰囲気の曲をアルバムに入れること。そしてその曲こそ『沈没船のモンキーガール』だったのです。つまり、まささんが『いつもいつでも』を作ろうと言わなければ「DELICIOUS」は初の13曲入りアルバムにならなかったでしょうし、後年のドリカムの曲にしばしば登場するモンキーガールは生まれなかった、ということになります。

 紆余曲折の末に生まれた歌詞ですが、英語版が言葉少なめにいつでも恋人のそばにいることを歌っているのに対して、日本語版は圧倒的に歌詞の量が多く、内容もいろいろなものを引き合いに出しながら恋人への想いの持つエネルギーのすごさについて歌っています。「(ジェームス・)ラヴロック」は英国の科学者で「ガイア仮説」で有名。「(ライアル・)ワトソン」は美和さんの尊敬する超自然科学者で『LOVETIDE』のモチーフともなった「生命潮流」で有名。他にもエヴェレストや東京タワーまで登場しています。「チッチッチッ」の部分はブックレットでは指のマークが記されています。日本語の歌詞は音に無理して入れてしまっている感もあり、美和さんも歌いづらそうです。また歌詞が突飛すぎるためか、この日本語版の方が英語版より好き、という人はあまり見ません。そのため、ドラマの主題歌にまでなった英語版に比べ、この日本語版は非常にマイナーです。

 ライヴでは英語版が盛んに演奏されたのに対し、この日本語版は2004年のマイナーな曲ばかり演奏された「ウラワン」でようやく初めて演奏されました。確かに、この日本語版はマニアックです(笑)。私なんかはマニアックですから、イントロが始まった時既に「あ、これは日本語版だ」と分かってしまいました(笑)。

 私は英語版のすっきりまとまった感じの方が好きですね。でも、「DELICIOUS」をよく聴いていた時代は日本語版をよく聴いていたので、こちらもなかなか思い入れがあります。英語版に聴き飽きた時、ふと日本語版を聴くのがいいかもしれません。モーリス・ホワイトの声をたくさん聴きたい方は英語版が断然お勧めです。なお、詳しい曲説明は英語版を参照してください。

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