| 演奏時間：4'08" |
| 収録アルバム：「DELICIOUS」１０曲目 |
| 「The SOUL」 DISC-2 １２曲目 |
| 作曲：吉田美和 or 中村正人 作詩：吉田美和 編曲：中村正人 |
| プロデューサー：マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE |
| レコーディング・ミキシング：マイク・ピラ |
| 有名度 ★★★☆☆ |
| 人気度 ★★★★☆ |
| 管理人お気に入り度 ★★★☆☆ |
| このサイトでの略称・・・ＤＣ−１０ |
琥珀の月
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演奏者 吉田美和：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、手拍子、オカリナ
中村正人：ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル、手拍子
西川隆宏：キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル、手拍子
モーリス・マイケル：ギター、ハーモニカ
ラウル・ドリヴェイラ：トランペット マーティン・ドローヴァー：トランペット
ニック・ペンテロウ：サックス ピーター・トムス：トロンボーン
マイク・ピラ：手拍子 ツィングタ：手拍子
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 1996年「LOVE UNLIMITED∞」 1999年、ＤＷＬ「冬の夢」、『いろんな気持ち』とのメドレーで登場
2009年「“ドリしてます？”」、『go for it !』『いろんな気持ち』『サンキュ．』『ROMANCE』『しあわせなからだ』『そうだよ』『あはは』とのメドレーで登場（シングル「ねぇ」に音源を収録）
不思議な雰囲気を持つ曲。イントロなしに始まり、独特の変拍子を織り交ぜながら展開する前半は明るい感じです。しかし、不気味なシンセ音の入った間奏を通り抜けると曲調は一気に暗くなり、手拍子とハーモニカそして右チャンネルから聴こえる奇妙なシンセ音が悲しげな後半部に移ります。そして最後は、少し不気味なコーラスをフィーチャーしたエンディングを迎えフェイドアウト・・・と思いきや、オカリナとストリングスの不気味な小演奏があって曲は終わるという構成です。あたかも2つの曲をつなげたようなアレンジの効いた曲です。
作曲者は実は不明・・・いや、美和さんかまささんのいずれかです。というのも、収録アルバム「DELICIOUS」ではまささん作曲とされていますが、後のベスト盤「The SOUL」では美和さん作曲とされています。恐らくこの手の曲はまささんによるものだと思われるのですが・・・（ちなみに、後年発売されたヴォーカル譜「ドリ本」ではまささん作曲となっている）。哀愁漂うハーモニカはギタリストのモーリス・マイケルがギターとともに担当しています。エンディングの演奏に力が入っています。そしてオカリナはなんと美和さんの演奏！！前半部や最後の小演奏で聴くことができます。手拍子にはプロデューサーのマイク・ピラらも参加。ヴォーカル面では、美和さんのハーモニーが結構きれいにきまっています。
歌詞の内容ですが、恐らくこういった感じでしょう。前半部では1年前に主人公が、気になっていた彼をデートに誘った様子が描かれています。後半部はそれから1年後の現在で、主人公と彼はきっとうまくいかなかったのでしょう。彼に気に入られようと無理しすぎていた、と回想する主人公。昇っている琥珀色をした月が、彼が1年前履いていたブーツの色に似ていて、彼を思い出す・・・。曲の明暗によく合った歌詞です。エンディングの英語のバッキング・ヴォーカルを聴くと、「琥珀の月」を意味する言葉を歌っているのが聞き取れます。
一見聴くと地味な印象を持つ曲ですが、意外とファンの間で人気が高く、そのため2000年のベスト盤「The SOUL」にも収録されました。ライヴでは演奏回数が少なく、DWLでは1回。'99年「冬の夢」での演奏でした。この時はオリジナルと同じく美和さんがオカリナの演奏を披露。また、ローラースケートでステージ上を滑り、宙を舞い、最後には数回回転するという技も見せてくれました。『いろんな気持ち』とメドレーで演奏されましたが、この2曲は非常にイメージが似ている曲であり、素晴らしい選曲、と思います。ちなみに、'09年に再演された際も曲順は逆でしたが『いろんな気持ち』とメドレーで演奏されました！さすがドリカム、分かっていらっしゃる（苦笑）。この時の演奏はシングル「ねぇ」で聴くことができます。
この曲、現在はそれほどでもないですが、昔は私の大好きな曲でした。『好きだけじゃだめなんだ』を聴くまでは一番好きな曲だったと思います。今ではトップ・テンにも顔を出さないと思いますが・・・（汗）。この曲は非常に奇妙な雰囲気がします。最初聴いた時は曲調の変化に驚きました（違う曲に入ったのかと思ったほど）。特にエンディングの小演奏は不気味ですね。作曲者未確定というのも・・・。これに関しては真実はひとつなんでしょうけどね。