涙の万華鏡

演奏時間:4'24"(アルバムヴァージョン)
        4'16"(m.yo mix)
収録アルバム:「beauty and harmony 2」2曲目(アルバムヴァージョン)
         シングル「涙の万華鏡」(m.yo mix)
作曲・作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:吉田美和、アル・シュミット
レコーディング:アル・シュミット、エド・テュートン  ミキシング:アル・シュミット
有名度 ★★★☆☆
人気度 ★★★★☆
管理人お気に入り度 ★★★☆☆
このサイトでの略称・・・BH2−2
『涙の万華鏡』(「あずまんが大王」の榊さん)『涙の万華鏡』(「あずまんが大王」の榊さん)『涙の万華鏡』(「あずまんが大王」の榊さん)『涙の万華鏡』(「あずまんが大王」の榊さん)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        デヴィッド・スピノザ:エレクトリック・ギター   ウィル・リー:ベース

        ボブ・ジェームズ:ピアノ、ローズ・ピアノ   オマー・ハキム:ドラムス   ラルフ・マクドナルド:パーカッション

        エレナ・べアール、バリー・フィンクレア、エンリコ・ディセコ、ジョナサン・ディンクレージ、アン・レザーズ、キャサリン・リヴォルシ・スタン、キャロル・ウェブ・ソートム、リッキー・ソートム:ヴァイオリン(アルバムヴァージョンのみ)

        ヴィンセント・ライオンティ、マキシン・ロアック:ヴィオラ(アルバムヴァージョンのみ)

        リチャード・ロッカー、ジーン・ラブランク:チェロ(アルバムヴァージョンのみ)

 ライヴ履歴 2003年「“とつぜんのちっちゃい” tour of beauty & harmony 2」、最初に登場  2003年、DWLで登場(DREAMS COME TRUE)

         2009年「WINTER FANTASIA 2009」(DREAMS COME TRUE)


 美和さんがソロとして発表したミディアム・テンポのナンバー。美和さんのソロとしては初めてシングル発売されました(リリースはアルバムと同時発売)シングル・ヴァージョンは「m.yo mix」(m.yoとはもちろん美和さんのこと)と名づけられ、ストリングスがカットされているほか、エンディングが若干早くフェイドアウトします。アルバムとシングルで全く表情が異なる曲です。

 曲はゆったりとしたピアノ・ソロから始まります。第1節が終わると、曲はテンポアップしてミディアム・テンポになります。曲には2つのメロディがあり、それらが交互に次々と出てくるのでどちらがサビでどちらが節か判断に困りますが、恐らく「今誰かを・・・」の方が節、「比べるものなんて・・・」がサビでしょう(汗)。間奏が過ぎ、後半になると節が大勢を占めます。ドリカム関連の曲としては珍しく、サビでなく節で終了します。エンディングのドラムスのフィルインが印象的。アルバムヴァージョンには、ストリングスがフィーチャーされていて曲に流麗さを加えています。逆にストリングスのカットされたm.yo mixは、生のバンド・サウンドの趣が強調されています。どちらも、ボブ・ジェームズの弾くきれいな音のピアノがサウンドの中心で印象に残ります。

 歌詞は、別れた恋人との思い出を振り返りながら、「今あなたはどうしてるの?」と考えている主人公を映したもので、美和さんらしく洗練されたせつないメロディとアレンジ、そして訴えかけるような美和さんのヴォーカルと合わさって感動的なムードを作っています。彼が主人公に贈った誕生日プレゼントとして「万華鏡」が登場しますが、実は美和さんは大の万華鏡マニアだとか。万華鏡の生み出す美しい模様と、彼と過ごした日々の美しい思い出とを重ね合わせた詞作は、さすが美和さん。特に後半の歌詞は涙ものです。

 この曲はミュージック・ヴィデオがありますが未ソフト化。現在は公式サイト「DCT garden.com」にある「DCT-TV」でのみ視聴することができます。使用されている音源はm.yo mixの方。前半は涙を流す巨大な美和さんのボードを中心としたモノトーンの映像。美和さんが流している涙はCGで加工されたものです。美和さんが万華鏡でそのシーンを覗いていることが分かると、後半は打って変わってアルバムブックレットにあったような、紫のドレスを着た美和さんが万華鏡の中にいる様子が登場します。美しくせつない、万華鏡の世界を表現したかのようです。

 ライヴでは、アルバムツアーの他に同年のDWLでも「吉田美和ソロコーナー」の最初に演奏されました。キーボード奏者の弾く『theme of beauty and harmony 2 for strings』をバックに美和さんとデイヴィッド・T・ウォーカーが登場しての披露です。この曲の前にはデイヴィッドの恒例の長いギター・ソロも披露されました。オリジナルはジャズ・フュージョンの巨匠で固めてありますが、DWLではドリカム色の強いバンド・サウンド。聴き比べると面白いかもしれません。

 この曲は、シングル発売もあってか美和さんのソロの代表曲ですね。ファンの間で人気ですが、私も好きです。分厚い感じのアルバムヴァージョンか、シンプルなm.yo mixのどちらが好きかは人それぞれですが、個人的にはアルバムヴァージョンが好きです。ストリングスがあった方がインパクトがあると思うので・・・。ピアノもきれいですね。エンディングのソロは聴き所だと思います。メロディ・アレンジ・歌詞すべてがせつない・・・これがファンの共感を呼び、愛される理由なのかもしれません。

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