ひさしぶりのI Miss You

演奏時間:5'19"
収録アルバム:「WONDER 3」7曲目
作曲・作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
有名度 ★★☆☆☆
人気度 ★★☆☆☆
管理人お気に入り度 ★★★★☆
このサイトでの略称・・・W3−7
『ひさしぶりのI Miss You』(「ラブひな」の成瀬川なる)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード、バッキング・ヴォーカル、サウンドデザイン

         モーリス・マイケル:ギター

        ラウル・ドリヴェイラ:トランペット   ジョン・サーケル:トランペット

        ニック・ペンテロウ:サックス   ピーター・トムス:トロンボーン   カクタ・ヒロヤス:シンバル

        他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、ドラムス

 ライヴ履歴 1990年「JUBILEE」「WONDER 3」  1999年、DWL「夏の夢」、『7月7日、晴れ』『Don't You Say・・・』『STILL』とのメドレーで登場

          2003年、DWL、『あはは』『うれしはずかし朝帰り』『なんて恋したんだろ』『よろこびのうた』とのメドレーで登場


 この曲は一般的に知られない方なのですが、完成度の高い曲です。ドリカムの「片想いナンバー」の代表曲と言えるでしょう。主人公の片想いの気持ちがうまく歌詞に描写されています。特に間奏以後の歌詞は感動的です。そんな歌詞を美和さんはせつなげに歌い上げます。サウンド面では透き通った雰囲気のシンセ音が印象的です。間奏には短いギター・ソロがあり、ちょっとした聴き所です。バッキング・ヴォーカル(特にサビ)は初期ドリカムに典型的な感じです。

 さてマイナーな曲であるこの曲ですが、なぜかDWLでは2度も登場しています。'99年「夏の夢」ではアップテンポのディスコ風にアレンジされていました。DVD収録の演奏では「振り向いていつも」が「電話していつも」に変えられていました(単純に美和さんの歌詞間違えの可能性もあり)。'03年でもメドレーで登場。私は静岡公演に行きましたが、何度か美和さんが明らかに歌詞を間違えていました(汗)。また'90年の「JUBILEE」ツアーで演奏されましたが、その段階ではこの曲はまだCDで発表されていませんでした。つまり、その時は会場にいた人たちだけが知りえた新曲だったのです。

 2001年に、人気アーティストのMISIAとまささんは『I miss you〜時を越えて〜』という曲を作り、「MISIA+DCT」名義でコラボレーションシングルを出していますが、同曲はこの曲を題材にしています(クレジットにちゃんとその旨が書いてある)こちらは雰囲気も明るくアップテンポで、恋への希望が強く反映されています。

 個人的にはかなり大好きな曲です。アレンジは濃いものでなく結構さっぱりしているのですが、逆にそれが詞作の感動を大きくさせています。近年のDWLで頻繁に演奏されているのは謎ですね。『Don't You Say・・・』も、そうですね。マニアックな曲を思い浮かべると美和さんの頭の中ではこうした曲が頭をよぎるのかもしれません。

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