ESCAPE
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン
モーリス・マイケル:ギター
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス、ブラス・セクション
ライヴ履歴 1990年「WONDER 3」
2000年「DCT garden.com COUNTDOWN PARTY」&2001年「DCT garden.com Off-Site Meeting」、『IT'S TOO LATE』『MEDICINE』『自分勝手な夜』『SWEET REVENGE』とのメドレーで登場
『かくされた狂気』と同じく、アルバム「WONDER 3」で目立たない曲。まささんの作曲なので、まささん的アプローチのサウンドになっています。機械的な感じが強いので、そこが人気のない理由なのかもしれません。ブックレットに記述がないことから、ブラス・セクションもプログラミングされたものだと思われます。ただ先述の曲とは違うのは、曲に一応のメリハリがついていることです。こちらはいわゆる「ドリ・ファンク」のカテゴリに入る疾走感あふれる曲で、ある程度迫力はあります。ドリマニアならこの曲が好きという人もいるかもしれません(苦笑)。打ち込み主体ですが、ギターだけはモーリス・マイケルがとびきりハードな演奏を聴かせています。最後のギターはバイクが走る音に似ていますね。
歌詞は、恋人と喧嘩しそうになり、争いたくないので(たぶん彼の家から)逃げ出し自分の家まで帰っていく間の主人公の逃亡を描いたもので、曲と合わせて味わうとハラハラドキドキです。つい主人公が無事逃げ切れるよう応援したくなってしまいます。ただ歌詞は結構少ないのであまり描写はされていませんが。ヴォーカル面では、イントロ・アウトロで美和さんがタイトルをささやく部分がかっこいいです。
ライヴでは出番がきわめて少ないですが、今後もダンス・メドレーでは出番が期待できそうです。曲がマニアックなだけに選ばれるかどうか・・・。