HIDE AND SEEK
|
演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
濱田尚哉:ドラムス マイク・ピラ:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音
ライヴ履歴 1993年「The Swinging Star」 2004年「ウラワン」
まささん作曲の完全マイナーナンバー。マイナーでマニアックな曲のほとんどはまささんの曲ですが(笑)、その中でこの曲は『BIG MOUTHの逆襲』『かくされた狂気』『この恋はハードボイルド』などの系譜を継ぐクールな曲です。最初と最後の怪しげなサックスを始めとしたブラス・セクションと、濱田さんによる生ドラムスがファンキーなロックらしさを出しています。
また、この曲で美和さんは初めてラップに挑戦しています。早口美和さんです。ドリカムはアルバムごとに着実に新たなジャンルを開拓してきましたが、ここでまたひとつ増えました。リアルタイムで聴いている方にとっては新鮮だったのではないでしょうか?その後『どうやって忘れよう?』など様々な曲に使用される美和さんのラップの原点です。この部分は歌いづらかったり歌詞を間違えたりと、歌う時には何かと大変ですが・・・(汗)。マイク・ピラ(プロデューサー)も参加した、いかにも洋楽的なタイトルコールも印象的です。タイトルは英語で「かくれんぼ」を意味します。歌詞は子供時代を思い出しながら当時とは変わってしまった風景や約束を見つめる、といった内容です。
ライヴではアルバムツアー以来長年演奏されていませんでしたが'04年、ファンクラブの会員限定で行われたマイナーソングだらけのライヴ「ウラワン」で久々に登場しました。私も実際に行って聴いてきましたが、確かにこの曲はマニアック。ライヴだとまたノリが違います。曲が終わった後まささんがこの曲を「邦題、愛のかくれんぼ」と紹介しているのが面白かったです。実際邦題なんかないですが(笑)。「ウラワン」ではこの曲の後演奏者の紹介へ移りました。ちなみにDWLでは未登場です。
この後この曲のような「クールなマイナーまささんナンバー」の系譜は『i think you do』『家へ帰ろ』などに受け継がれていきます。ところで、アルバム「LOVE UNLIMITED∞」はPCに入れるとエピック時代のドリカムのアルバム収録曲全曲が15秒ほど試聴できるようなつくりになっていますが、この曲では第1節のサビがフェイドアウトした後もう一度フェイドインして途切れています。私の持ってるCDだけなのでしょうか?ドリカムファンの皆さん、今一度お確かめください(苦笑)。