行きたいのはMOUNTAIN MOUNTAIN
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
濱田尚哉:ドラムス 明石敏子:一部プログラミング
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ
ライヴ履歴 1993年「The Swinging Star」 2001年「DCT garden.com Off-Site Meeting 2001」、『It's only a paper moon』とのメドレーで登場
2010年「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」
ジャズ・スイング調の華やかな曲。ストリングスやブラス・セクションが、いかにも!といった演奏をしています。ドラムスは濱田さんの生ドラムスで、間奏やアウトロのフィルインを多く交えたジャズっぽい演奏が聴き所です。間奏で炸裂するピアノソロは残念ながらプログラミングですが、雰囲気たっぷりです。
美和さんのヴォーカルもジャズを意識したスタイルで、この後2枚のソロ・アルバムで見せる魅力を垣間見せています。間奏では美和さんのアドリブも聴けます。アウトロの「MOUNTAIN」の連続が面白いです。歌詞は、片想いしている彼に同窓会で2度告白しようとして失敗した主人公の3度目の挑戦を描いたものです。タイトルの「MOUNTAIN MOUNTAIN」は歌詞に登場する「山」と「やまやま」をひっかけたものです。
ライヴでは3回のみ登場。うち2001年ではメドレーで演奏されましたが、もう1曲の『It's only a paper moon』は同じ2001年にリリースされた3 VIEWS PRODUCERS(村上秀一、佐山雅弘、村田陽一)のアルバム第1弾「3 VIEWS」の収録曲で、セッションには美和さんが参加しています。そして、マニアックな曲ばかり取り上げた2010年の「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」ツアーでは美和さんが昔のミュージカルっぽい衣装で歌っていたのが曲にぴったりで印象的でした。
美和さんのソロ・アルバムにはジャズっぽい曲は多いですが、ドリカムナンバーだと意外と少ないです。後年の『夢で逢ってるから』はそんな数少ないジャズ・ナンバーですね。2003年のマイナーナンバーばかりが演奏されたライヴ「ウラワン」ではこの曲を演奏してほしかったです(その思いは2010年にかないましたが)。つまり、それほどマイナーでマニアックな曲ということです・・・。