DREAMS COME TRUE/SNOW DANCE
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル(2)
西川隆宏:マニュピレート、バッキング・ヴォーカル(2)
ロメロ・ルバンボ:スパニッシュ・ギター(1,3)
作曲者度 中村3曲、吉田1曲
ドリカム26枚目のシングル。これ以降のシングルはすべてマキシシングルです。(歌詞の通り)1900年代最後のシングルとなりましたが、リリースされたのはクリスマスイヴの12月24日。これはウィンターナンバーであるタイトル曲にあやかったものと思われます。残念ながら、チャートでは3位止まり。収録曲の4曲中、実質的な新曲は1曲のみ。残りは、その別ヴァージョン2曲と、過去に発表された曲の別ヴァージョン。このシングルから数枚にわたり、新曲のリミックス・ヴァージョンが一緒に収録されることになりますが、これは「同じ曲でもアレンジを変えればこんなに違うんだよ」ということを示したかったからだそうです。
『SNOW DANCE』は、スパニッシュ・テイストあふれるウィンターナンバー。歌詞で「1990年代最後の夏」と歌われるなど、内容はまさにタイムリー。ここに収録されているのはアルバム「monkey girl odyssey」に収録されているものより短いヴァージョン(ベスト盤「THE SOUL 2」、編集盤「DREAMANIA」にも収録)。続く『〜a cappella version〜』は、前曲のアカペラ・ヴァージョン。こちらは寂しさが漂っています。ドリカム3人のコーラスワークが堪能できます。編集盤「DREAMAGE」にも収録されています。次の『〜acoustic version〜』は、オリジナルのスパニッシュ・ギターとヴォーカルのトラックだけを抜き出した簡素なヴァージョン。これはこのシングルにしか収録されていません。そして『dragonfly〜special radio mix〜』は、アルバム「the Monster」に収録された曲のビートつきロング・ヴァージョン。レゲエのような、落ち着いた感じのヴァージョンです。これもこのシングル以外には未収録。
『SNOW DANCE』と『dragonfly』は、このシングルと同時期に同じCMソングに起用されているので、それも踏まえた選曲なのでしょう。アルバムジャケットは、モノクロトーンが寂しい雰囲気です。公式サイトによれば、ジャケットはブックレットではなくCDケース側のようです。ブックレットには、この時期までのVirgin/DCT時代のドリカムのディスコグラフィのパンフレットがついています。