またね -CMJK REMIX-

演奏時間:5'25"
収録アルバム:シングル「またね」2曲目
作曲:吉田美和・中村正人  作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:DREAMS COME TRUE
レコーディング:岡村弦  ミキシング:エド・テュートン  リミックス:CMJK
演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
       中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
       杉並児童合唱団:バッキング・ヴォーカル
ライヴ履歴:なし
参照:『またね』(オリジナルヴァージョン)

 アルバム「AND I LOVE YOU」からのシングルカット「またね」に収録された、『またね』のリミックス。これまで数々のリミックスを手がけてきたドリカムですが、今回は副題にある通りCMJKにリミックスを依頼しています。CMJKは、元・電気グルーヴのメンバーで、グループ脱退後はいろんなアーティストのプロデュースやアレンジを担当してきたプログラマー。ドリカムとは今回が初顔合わせとなります。

 『またね』のオリジナルは、行進曲風のかわいらしい雰囲気と8ビートロックの力強い雰囲気が合わさった「第2の『何度でも』」と言える内容ですが、このリミックスではクラブシーンを意識した斬新なアレンジが取り上げられています。ヴォーカルトラックはそのままに、演奏部分はほとんどがプログラミングに差し替えられており、デジタル的なシンセ音を中心とした無機質なアレンジがなされています。ドラミングもシンセドラムによるダンサブルなものに。間奏にはブラス・セクションの代わりにキーボードソロやスクラッチがフィーチャーされています。ヴォーカル面では、間奏後の美和さんのヴォーカルにエコーがかかっている他、イントロとアウトロでは児童合唱団のコーラスが逆回転で収録される(!)という凝った一工夫も。また、サビの「またね」の部分では低音の男性ヴォーカルが入っています。

 オリジナルの朗らかな雰囲気とは一線を画すリミックスのため、コアなドリマニアでなければファンでも抵抗感を示してしまいそうですが(汗)、むやみに演奏時間を伸ばしていない点と、比較的軽めなビートとなっているため、聴きやすいかとは思います。Virgin/DCT時代の「club DCT garden」シリーズよりは聴きやすいかも(苦笑)。個人的には、ちょっと好きではありません・・・。でも、ドリカムの飽くなき実験精神が健在だということはよーく分かります。マニアックな音源ですが、シングルにしか収録されていないのでマニアならチェックです!

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