SAY IT
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
ブライアン・スパーバー:エレクトリック・ギター マーク・シプラット:アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター
スコッティ・エリオット:ドラムス、プログラミング ジョン・R・アンギア:ピアノ
マーク・ハドソン:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音
ライヴ履歴 2002年「monkey girl odyssey winter fantasia」
2002年のシングル「IT'S ALL ABOUT LOVE」のカップリングに収録された、英語詞の曲。同シングルは当初リリースする計画のなかったことから、もしかしたらこの時既に制作が始まっていた英語アルバム「LOVE OVERFLOWS」(2004年発売)に収録されていたかもしれません。
共同プロデューサーは『IT'S ALL ABOUT LOVE』と同じマーク・ハドソン。彼は作曲・作詩者にも名前を連ねています。『IT'S ALL ABOUT LOVE』とどこか似た感じのメロディ・展開ですが、そちらが明るい雰囲気を持った曲なのに対し、この曲は終始暗い雰囲気がします。演奏時間は、ドリカムの曲では非常に短い3分ジャスト。これも、シンプルな構成の洋楽にヒントを受けたためでしょう。
歌詞は先述の通りすべて英語。『IT'S ALL ABOUT LOVE』はブックレットに日本語訳が載っていましたが、こちらは載っていません。内容は、自分を愛してくれる人に気づいた主人公の想いを歌ったもの。節の静かなヴォーカルと、サビの力強いヴォーカルのコントラストが効果的。コーラスはマーク・ハドソンとあって洋楽風味が効いています。短い曲と思わせないほど、ドラマチックに聴かせます。
シングル「IT'S ALL ABOUT LOVE」には、この曲のアコースティック・ヴァージョンも収録されています。こちらはドラムスがなく、落ち着いた雰囲気です。ライヴでは、発売された年に演奏されたのみです。
『IT'S ALL ABOUT LOVE』が発売から2年後のアルバム「LOVE OVERFLOWS」にまさかの収録となったのに対し、この曲はシングルにしか収録されていません。そのため、レア音源といえるでしょう。幸い、シングルは現在でも簡単に入手できます。『IT'S ALL ABOUT LOVE』に比べると地味ですが、ソウルフルな美和さんのヴォーカルは英語詞にぴったりです。