この恋はハードボイルド
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル
モーリス・マイケル:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
マイク・ピラ:スパイA ピート・フリス:スパイB
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 1991年「MILLION KISSES」
ドリマニアが喜ぶほどのマイナーな曲。まささんの洋楽嗜好たっぷりのハードなリフ・ロックです。よく聴くとギター・ベース・ヴォーカルが同じメロディを奏でています。意外ですが、シングル「忘れないで」のカップリングでした。その後アルバム「MILLION KISSES」にも収録されましたが、アルバムヴァージョンではイントロ前にシンセ音のソロが付け加えられています。ドラムスはプログラミングですが、ギターやブラス・セクションとあわせて力強くハードさを出しています。間奏の飛んでゆくようなまささんのベースも聴き所でしょう。
歌詞はオフィスでの残業の様子を描いていますが、美和さんにそのような経験はなかったそうです。メロでは静かに、サビでは力強く歌う美和さんのヴォーカルは曲にあわせていたってクール。そして「無人のレセプション・・・」の部分では左右からスパイの交信みたいなものが聴こえますが、これはプロデューサーのマイク・ピラとアシスタントのピート・フリスによるもので、それぞれスパイA,Bを演じています。また彼等はラストのサビにも参加しているものと思われます(バッキング・ヴォーカルが分厚くなっているため)。
アルバムツアーでしか演奏されていないほどマイナーでマニアックなこの曲ですが、私は収録アルバムの影響もあって好きです。ブックレットでのこの曲のトレードカラーは青。右ページでは作曲者・まささんが誇らしげに笑っています(笑)。この曲を聴くと、私は愛読のマンガ「ラブひな」の登場人物、はるかさんと瀬田さんを思い出します。というか彼らの雰囲気にぴったり!まさにこの2人のためにあるといった感じの曲です(笑)。