STELLA OF DREAMS COME TRUE 〜OPENING THEME〜
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、サウンドデザイン、バッキング・ヴォーカル
フランク:バッキング・ヴォーカル シルヴィア・メイソン・ジェームズ:バッキング・ヴォーカル グウェン・ダプリー:バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音、ギター、ピアノ、ブラス、ストリングス、ドラムス、手拍子、ベル
ライヴ履歴 1991年「MILLION KISSES」、『笑顔の行方』とのメドレーで登場
アルバム「MILLION KISSES」のオープニング・テーマ。曲を聴けばすぐ分かりますが、『笑顔の行方』を裏返したようなメロディ・サウンド・リズムで、これが前アルバム「WONDER 3」とのリンクになっています。終わりの方では『笑顔の行方』の英語のバッキング・ヴォーカルまでもが登場します。「MILLION KISSES」でのアルバムツアーでもこの2曲がメドレーの形で演奏されました。
このテーマ曲の作曲は、『笑顔の行方』と同じくまささん。似ているようで違うメロディを思いつくなんてすごいです。この曲の歌詞はブックレットに記載されていませんが、英語詞があるため作詞者がクレジットされています。美和さんはプロデューサーのマイク・ピラとディレクターの山本慎太郎さん(ヤンチ)の力を借りて書いたようです。後半までずっと歌われているのがそれで、バッキング・ヴォーカルにはドリカム3人のほかに外国人コーラス隊3人も参加しています。そのせいか、ゴスペル的な要素が感じられます。ちなみにこの歌詞は同じ「MILLION KISSES」の最後の曲『銀河への船』の最後の最後の部分に再びさりげなく登場し、ドリカムの遊び心が伺えます。すべての楽器に関してクレジットがないため、ここではすべてプログラミングされたものと認識します。(モーリス・マイケルやDYNAMITES UKは絶対参加していそうなんですが・・・)
タイトルの由来ですが、これは当時新たに発見された星に、誰かが匿名で「ドリカムの星(STELLA OF DREAMS COME TRUE)」という名前を認定してもらったことがきっかけのようです。ブックレットには英語で「ドリカムの星はおひつじ座の(中略)に位置しています。私達にこの宇宙のプレゼントをくれた匿名の友達に特別に感謝します」と書いてあります。私は天文学はさっぱりなのでその星がどこにあるのか分からないのですが、興味深いですね。
ブックレットではこの曲は青緑のイタリックで書かれています。「MILLION KISSES」はオープニング・テーマだけでも非常に完成度の高いのですが、これはまだアルバムの魅力の序盤にしかすぎないのです。