I miss you 〜時を越えて〜
|
演奏者 MISIA:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
吉田美和:バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
西川隆宏:プロダクション・アシスト
アンドリュー・スミス:ギター 大谷幸:キーボード
鷺洲詩郎:ベル 小林聡美:ハープ ロイヤル・ミラー・ボール・オーケストラ:ブラス&ストリングス
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス、パーカッション
ライヴ履歴 (DREAMS COME TRUEでは)なし
2001年初頭にシングル発売された曲。日本の有名な女性アーティストであるMISIAのシングルですが、ドリカムがプロデュースに参加したため「MISIA+DCT」というコラボレーション・クレジットでリリースされました。MISIAはそもそも美和さんを目指してデビューしたこともあり、ドリカムとは前々より親交がありました。そんなMISIAとドリカムの夢がかなった瞬間だったのです。シングル発売の後は、同年4月発売のMISIAのアルバム「MARVELOUS」に収録されました(同じものかは不明)。ドリカムのアルバムには未収録です。あくまでMISIAの曲扱いとなっているようです。
作曲はまささんとMISIAの共作で、ブックレットに書いてあるようにドリカムの1990年の曲『ひさしぶりのI Miss You』(「WONDER 3」収録)にヒントを得ています。特に出だしは歌詞もあいまって非常に似ています。曲はアップテンポのMISIAらしさたっぷりで、まささんが編曲を担当しています。演奏にはドリカム、MISIA各陣営からミュージシャンを集めています。流れるようなストリングスが印象的。
一方作詞はMISIA単独によるもの。尊敬する美和さんの書いた『ひさしぶりのI Miss You』からやはりテーマを得ており、片想いにふける主人公の様子を描いています。「気がつくといつも」「泣けるほど」など同曲を思わせるキーワードも多数登場。しかし、『ひさしぶりの〜』よりは希望にあふれている感じがします。ヴォーカルはMISIAが担当していますが、バッキング・ヴォーカルは美和さんも参加。第2節以降で歌っています。MISIAと美和さんの、似たようで違う独特の歌声に聞きほれてしまいます。
この曲は、MISIAサイドは分かりませんがドリカムではライヴ演奏はされていません。
この曲のリミックスヴァージョンが、同じシングルに収録されています。リミックスは五味一彦さん。また、同じ五味さんがまた別にリミックスしたものがMISIAのリミックス・アルバム「MISIA REMIX 2002 WORLD PEACE」に収録されています(Gomi's Lair Club Mix)。
この曲は厳密にはMISIAの曲なので当サイトで紹介する曲ではないのですが、クレジットに「DCT」とあることや美和さんがバッキング・ヴォーカルで参加していることなどを考慮してリストに加えました。また、それを機に私は初めてこのシングルを買って聴きました。『ひさしぶりのI Miss You』の続編ということで、どちらかというとスローでせつない感じなのかな、と思っていたらアップテンポでしたか。私はMISIAのCDは持っていませんが、その独特の歌声はいろいろ耳にすることがありました。個人的にはつぼにはまる、好きな部類に入るかもしれません。さすが美和さんを尊敬しているだけあって、原曲に対する愛情が感じられます。美和さんやドリカムとコラボレーションできてきっとうれしかったのでしょう。私の大好きな曲のひとつになりました。