雨の終わる場所

演奏時間:4'36"(アルバムヴァージョン)
               4'22"(シングルヴァージョン)
収録アルバム:「MAGIC」10曲目(アルバムヴァージョン)
                     シングル「go for it !」カップリング(シングルヴァージョン)
作曲:中村正人  作詩:吉田美和  編曲:中村正人
プロデューサー:マイク・ピラ、DREAMS COME TRUE
レコーディング・ミキシング:マイク・ピラ
有名度 ★★☆☆☆
人気度 ★☆☆☆☆
管理人お気に入り度 ★★★☆☆
このサイトでの略称・・・MG−10
『雨の終わる場所』(「あずまんが大王」の大阪さん)

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル

        中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル

        西川隆宏:キーボード、マニュピレート、バッキング・ヴォーカル

        高田二郎:ギター

        濱田尚哉:ドラムス

        他に、プログラミングされたシンセ音

 ライヴ履歴 1994年「MAGIC JOURNEY」  2010年「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」


 まささん作曲の暗い雰囲気の曲。ヒットシングル「go for it!」のカップリングとして発表された後、アルバム「MAGIC」に収録されます。アルバムヴァージョンはイントロ前にフェイドインで始まるドラムソロが付け加えられています。曲調はラテンのリズムで、カウベルやギロなどパーカッションも多彩です。全体的に陰気な感じのサウンドですが、シンセ音が不思議な感じを醸し出しています。

 歌詞はドリカムお得意の「雨」を題材にしたもので、恋人同士の雨の日の静かなドライヴを描いています。第2節から察するに、主人公は一度失恋し、今の恋人とこれから一緒に歩いてゆく、まさにそんな時なんだと思います。ここでも美和さんの背景描写の詞作が光っています。雨や車内の様子などが鋭いです。ヴォーカルは、はじめは曲のように陰鬱な雰囲気から、サビで一気に力強く叫ぶようなスタイルに変貌するのが効果的。エンディングの繰り返しが耳に残ります。

 そんなこの曲、シングルのカップリングになったというのに今では目立たない曲になっています。ライヴでは、アルバムツアー以来16年間一度も演奏されなかったという悲しい実態。ファンからの注目度も低く、すっかり忘れ去られた完全マニアックソングとなってしまっています・・・。やっぱりまささん作曲だから仕方ないのでしょうか・・・(汗)。いい曲なのに。幸い、ライヴでは2010年の「ドリ×ポカリ〜イキイキ!〜」ツアーで復活。まささんがMCで、この曲の歌詞を「映画のようだ」と評価していたのが印象的でした。

 でも私はこの曲は大好きです。アルバム「MAGIC」では『いろんな気持ち』『愛してる 愛してた』そしてこの曲の流れが好きです。すべて哀愁を秘めているところが感動的です。もっとフィーチャーされたらいいなと思います。それにしても、「閉園のチャイム」ってどこのチャイムだろう?「園」だから・・・動物園とか!?

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