思い出は胸に秘めたまま
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:マニュピレート、バッキング・ヴォーカル
ポール・ダン:エレキ・ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット マーティン・ドローヴァー:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス ピーター・トムス:トロンボーン
大谷幸:ピアノ、エレクトリック・ピアノ 濱田尚哉:ドラムス スケイラ・カンガ:ハープ
他に、プログラミングされたシンセ音、ベル
ライヴ履歴 1996年「LOVE UNLIMITED∞」
美しくせつないラヴ・ソング。『あの夏の花火』に続き、西川さんが作曲を手がけた曲です。ブラス・セクション、ピアノ、ドラムス、ハープ・・・どのパートもこの曲に欠かせないもので、この曲のイメージを作り出しています。収録アルバム「LOVE UNLIMITED∞」収録曲としては珍しくフェイドアウトしています。歌詞は、卒業式に一緒に写真を撮った片想いの相手を数年後踏み切りをはさんで見かけたが、相手は覚えていないだろうし、こっちも何もせず通り過ぎよう・・・という、主人公の「思い出」を題材にしたせつないもので、間奏のダイナミックなバッキング・ヴォーカルの展開とアウトロの「ラララ・・・」で涙が出てきそうです。
とても感動できる曲なのですが、一介のアルバムソングなので知名度が低いです。またライヴではアルバムツアーでしか演奏されていないのが非常にもったいないです。ファンの間ではこの曲を好きだという人がけっこう多く、隠れた名曲ともいえそうです。
この曲は美和さんの作る詞の「せつなさ」を味わう分にはもってこいの曲です。アレンジ、ヴォーカルも美しいのでかなりお勧めできます。ですので、「LOVE UNLIMITED∞」はぜひ買ってみてください!同アルバムのブックレットでこの曲のページはピンクですが、これは歌詞中の「ピンクの小さな花」に影響されたからなのでしょうか・・・?