| 演奏時間：4'22" |
| 収録アルバム：「THE LOVE ROCKS」８曲目 |
| 作曲：吉田美和・中村正人 作詩：吉田美和 編曲：中村正人 |
| プロデューサー：DREAMS COME TRUE |
| レコーディング：後藤昌司、エド・テュートン ミキシング：エド・テュートン |
| 有名度 ★☆☆☆☆ |
| 人気度 ★★★☆☆ |
| 管理人お気に入り度 ★★★★★ |
| このサイトでの略称・・・ＬＲ−８ |
ていうか
|
|
演奏者 吉田美和：ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人：ベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル、手拍子
武藤良明：アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター
グレッグ・アダムス：トランペット チャック・ファインドリー：トランペット
トム・スコット：テナー＆バリトンサックス スティーヴ・ホルトマン：テナートロンボーン
パウリーニョ・ダ・コスタ：パーカッション D THE 369：バッキング・ヴォーカル
他に、プログラミングされたシンセ音、ピアノ、オルガン、ハープ、ベル、ドラムス、パーカッション
ライヴ履歴 2006年「THE LOVE ROCKS」 2007年、ＤＷＬで登場 2009年「WINTER FANTASIA 2009」
美和さんとまささんの共作による、うきうきした感じの明るいポップナンバー。作風は美和さんがいかにも書きそうなもので、美和さん主導の作曲と思われます。オルガンを交えたスローな始まり方ですが、すぐにダンサブルなリズムに変わります。曲構成はドリカムでは珍しいパターンで、間奏を除けばずっと節を繰り返しているだけというもの。なんと、第5節まで存在します！まささんは「アレンジが持つか」心配したそうですが、ドラムソロのようになったり静かになったり、各節ずつ違ったアレンジがなされていて、そこは「アレンジャー・中村」の面目躍如です。明るい曲ながら全体的に控えめな味付けがされています。
実はこの曲、レコーディングした後にいったんボツになっていました。美和さんいわく、元々はラップ調の曲で、歌ってみて気に入らなかったので、歌詞はそのまま置いて曲を書き直したとのこと。つまり、全くメロディの違う『ていうか』がレコーディング段階で存在していたことになります。しかも、録音されているということは、もしかしたら何らかの形で残っている・・・ということになります。ドリカムの、1曲が完成するまでの試行錯誤が垣間見れるエピソードです。
この曲が元々ラップ調だったことは、発表されたものを聴けば「確かに・・・」と思えます。早口まではいかないものの畳み掛けるような出だしのフレーズは、節ごとに微妙にメロディが変わっていて、自由奔放さを感じさせます。美和さんのヴォーカルも控えめですがラップに近い歌い方をしています。節と節とのつなぎに入る美和さん＆まささんのコーラスが印象的。第5節では前曲『SUNSHINE』にもゲスト参加したD THE 369とのデュエットになっています。間奏でなにやら聴こえる声は、かなり力を入れたアレンジだそうです。
歌詞は、「友達」として付き合っている彼がフられたのを知って彼をなぐさめるうちに、自分が彼を大好きだったことに気づく・・・という内容だと思います（汗）。曲調や歌い方に合わせるかのようにコミカルな雰囲気ですが、実はちょっぴりせつないラヴソングです。
当初の紆余曲折や、曲の変てこ感から、なかなかファンが寄り付かないのでは・・・と思われたのですが、予想に反してファンの間で人気が上昇。リクエストでも上位に食い込むようになりました。その結果、'07年のDWLで見事初登場を果たしました！私にとっては、本当に意外な出来事でした。しかも、間奏では派手で面白いダンスつきという、忘れられない演出でした。
この曲は、アルバム「THE LOVE ROCKS」はもちろん、ドリカムナンバー全体でもマニアックな部類の曲でしょう（苦笑）。でも、こういうちょっと変てこで面白い曲にこそ、美和さんらしさがよく表れます。ドリカムらしい明るくて楽しい、そして女の子らしい曲ですね。ちなみに、個人的には大好きな曲（ていうか、全曲中屈指のお気に入り）です。