愛がROCKするテーマ

演奏時間:1'26"
収録アルバム:「THE LOVE ROCKS」1曲目
作曲:吉田美和・中村正人  編曲:中村正人
プロデューサー:DREAMS COME TRUE
レコーディング:後藤昌司、エド・テュートン  ミキシング:エド・テュートン
有名度 ★☆☆☆☆
人気度 ★☆☆☆☆
管理人お気に入り度 ★☆☆☆☆
このサイトでの略称・・・LR−1

 演奏者  吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル、ピアノ

        中村正人:シンセベース、プログラミング、バッキング・ヴォーカル

        武藤良明:エレクトリック・ギター

        パウリーニョ・ダ・コスタ:パーカッション

        マーセラス・D・ニーリー:MC

        Full Of Harmony(ARATA、HIRO、YUTAKA):バッキング・ヴォーカル

        ラララ・ガールズ(吉田美和、NAOMI YOSHIMURA、有輝、MARIKO NAKAYAMA):バッキング・ヴォーカル

        他に、プログラミングされたシンセ音、ストリングス、オルガン、ドラムス、スチールパン、パーカッション

 ライヴ履歴 2006年「THE LOVE ROCKS」


 2006年のアルバム「THE LOVE ROCKS」のオープニングテーマ。アルバムタイトル通りに「愛がROCKするテーマ」と名づけられています。2005年のドリカム関連作品や「THE LOVE ROCKS」のスローガンだった「心が、よく動く」にも通じるものがあります。繰り返されるコーラス部分は、前作「DIAMOND 15」収録の『はじまりのla』を引用していて、これが前作からのリンクとなっています。

 曲の冒頭は静かに始まります。ピアノを弾いているのはなんと美和さんです!そこにプログラミングによるドラムスが入り、ゆったりとしたリズムの中、『はじまりのla』のコーラスが繰り返されます。この部分までは『はじまりのla』に表情が似ています。壮大になるにつれ、やがて曲の表情は激変します。ヒップホップ調の性急なリズムはまさに「愛がROCKする」ようです。力強い次曲『PROUD OF YOU』へと導くための効果的なインタールードとなっています。

 ヴォーカル面では、『はじまりのla』のコーラスに美和さんのアドリブがかぶさるだけでれっきとした歌詞はありませんが、特筆すべきゲストが多く参加しています。まずは、Full Of Harmony。ヒップホップ界で知られる3人編成のグループですが、2000年に発売したミニアルバム「Wishing A Special Christmas To You」でドリカムの『雪のクリスマス』をカヴァーした際、美和さんがゲスト参加していました。今回はそのお返しだったのかもしれません。後半でヒップホップ風に「LOVE ROCKS」と歌う部分が彼らで、さすがこの分野で人気なだけあります。一方、「ラララ・・・」のコーラスを歌うのは「ラララ・ガールズ」。これは、DCT records所属のNAOMI YOSHIMURAさん、有輝さん(SAL)や美和さんなど4人のことです。「ガールズ」には入りませんがまささんも歌っています。さらに、最近のドリカムに欠かせなくなってきたマーセラス・ニーリーはお得意の英語のMCを入れています。なお、Full Of Harmonyと「ラララ・ガールズ」は次曲『PROUD OF YOU』にも参加しています。

 毎度オープニングテーマに前作の曲からのリンクを含ませるドリカムですが、「DIAMOND 15」の曲から『はじまりのla』がリンクに使用されることは想像に難くありませんでした。オリジナルはバラードですが、こちらは「静」から「動」へ変化してゆくのが面白いアレンジですね。ストレートさとロックさを強調したアルバム「THE LOVE ROCKS」にはぴったりです。タイトル負けしていません。ゲストを招いてのコーラスは、ソウルフルな感じを出していますね。美和さんのピアノは『my monkey girl〜opening theme〜』でも披露されていました。なお、ドリカムの全曲を五十音順に並べるとこの曲が一番最初だった時期がありましたが・・・2009年に『あぁもう!!』にその座を奪われてしまいました(汗)。ちなみにこの曲が出る前は『愛してる 愛してた』が長い間鎮座していました。

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