CHRYSALIS OR BUTTERFLY
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース
アダム・ロジャース:エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター
ダグ・ぺティ:ピアノ、ローズ・ピアノ、シンセサイザー、B3、アコーディオン
ニア・Z:ドラムス バシリ・ジョンソン:パーカッション
ヴァネッサ・トーマス:バッキング・ヴォーカル ジェニファー・カー:バッキング・ヴォーカル
ライヴ履歴 なし
2004年の英語アルバム「LOVE OVERFLOWS」に収録された英語詞の曲。作詩にはジェフ・コプランが参加しています。曲はミドル・テンポで、ドリカム・ナンバーとしては珍しくフェイドインで始まります。サウンドにはピアノやアコーディオンなど多彩なキーボードが使われています。リズミカルなドラムスも印象的。また、プログラミングは使われていないと思われます。
歌詞は、美和さんがNYで見たビニール袋にインスパイアされたもの。NYの市街地のビル風はすごく、ビニール袋はいったん上に飛ばされるとなかなか下に落ちてこないそうです。その情景に、見知らぬ街に来た時に感じるカルチャーショックのような気持ちを重ね合わせた詞作になっています。タイトルは「さなぎか蝶か」という意味。たくさん韻を踏んでいて、サビではそれがリズミカルで心地よいです。しかし歌詞に不自然さを感じさせないのはさすが美和さん。サビはコーラスになっていて韻の印象がかなり大きいです。
この曲は特に重要な事柄はありませんが、隠れた名曲と言えそうです。美和さんの作詩センスのよさが感じられます。だって普通、ビル風に飛ばされたビニール袋なんて歌にしようと考えないじゃないですか!それをテーマにするのだから、さすが美和さんです。個人的にはとても好きな曲です。