ONE YESTERDAY
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング
マーク・プラティ(DCT MIXのみ):一部プログラミング、キーボード
他に、プログラミングされたシンセ音、ベル、ノイズ、ドラムス
ライヴ履歴 2002年「monkey girl odyssey west coast-mix」 2004年「ウラワン」、『THIS IS IT !YOU'RE THE ONE !I KNEW IT !』とのメドレーで登場
2006年「THE LOVE ROCKS」(『THE FIRST DAY WITHOUT YOU』と日替わりで演奏)
2004年の英語アルバム「LOVE OVERFLOWS」で発表された、英語詞のバラード。マーク・プラティのプロデュースしたヴァージョンと、マーク・ハドソンがプロデュースしたヴァージョンの2種類があり、前者は「ASIAN EDITION」(DCT MIX)に、後者は「NORTH AMERICAN EDITION」に収録されています。日本で手に入れられるのは前者の方です。ここでは前者について解説してゆきます。
曲は幻想的な雰囲気の音作りがされていて、すべての楽器がプログラミングによるものです。暗い感じを出しているベルの音が印象的です。歌詞はロン・セクスミスと美和さんが共作しています。ロンは詩(poet)のような作詩をする特徴があり、その点で美和さんの作詩と似ているとまささんは言います。孤独な気持ちを歌いながら昨日を振り返る内容は、曲のイメージに似て美しいです。また、情景も豊かですが、美和さんがロンやマークにこの雰囲気を伝えるのには苦労があったそうです。後半には美しいハーモニーが入ります。
公式サイトには明記されていませんが、この曲は2002年の米国ツアーで演奏されていて、ファンの間では「新曲」として話題になっていたようです。このことから、この当時には既に曲が作られていたことが判明しています。日本でのライヴ演奏は、2004年のファンクラブ会員限定ツアー「ウラワン」が最初ですが、2006年の「THE LOVE ROCKS」ツアーでも取り上げられました。ただし、『THE FIRST DAY WITHOUT YOU』との日替わりでの演奏でした(ちなみに、私はこの曲の方を聴きました)。大好きな曲だけにうれしかったです。まささんがMCでドリカムの米国での活動を切々と語っていたのが印象的でした。
この曲は私の大好きな曲で、たぶん屈指のお気に入りに値すると思います。最初聴いた時から「美しい!」と思い、とりこになりました。『キレイキレイ』に似たような感じもありますね。最初聴いた時に耳に残った「cafe window」が印象的です。「ウラワン」でも演奏されてうれしかったです。マーク・ハドソンのプロデュースのヴァージョンはアメリカなどでしか売っていないみたいですが、一度聴いてみたいヴァージョンです。ちなみにドリカムナンバーを五十音順にすると、この曲が最後になります。