BIG MOUTHの逆襲
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、プログラミング、キーボード、バッキング・ヴォーカル
西川隆宏:キーボード、バッキング・ヴォーカル、サウンドデザイン
佐々木康彦:ギター
ラウル・ドリヴェイラ:トランペット
ニック・ペンテロウ:サックス
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 1989年、「ああ神より素敵なDreams Come True」「LOVE GOES ON・・・」 1990年「JUBILEE」
1998年「SING OR DIE」「ドリカムの夕べ」、『APPROACH』『KUWABARA KUWABARA』とのメドレーで登場
2004年「ウラワン」、『かくされた狂気』とのメドレーで登場
名曲・ヒット曲が満載のアルバム「LOVE GOES ON・・・」で一番有名でない曲。あまり特徴がないのが存在を薄くしているのでしょうか。作曲はこの時代では珍しくまささん。そのためまささんの洋楽嗜好が見え隠れしています。曲は5分以上あり少しだれるかもしれません。最後は少し意外な終わり方をします。ギターはDCTバンドの佐々木康彦さんがアルバム収録曲中唯一担当しています。歌詞の内容は、一生懸命アプローチしているのになかなか気持ちを伝えてくれない彼、という設定で、前アルバムの『APPROACH』にも似ています。ただここでは主人公は一歩前に踏み出して「逆襲」をしようとしています。きっともっと強気のアプローチに出るのかもしれません。タイトルの「BIG MOUTH」は「大きな口」(確かに美和さんも・・・)の意味もありますが、「おしゃべりな人」の意味もあります。もしかしたら、両方の意味を掛け合わせたのかもしれません。迫力ある美和さんのヴォーカルがハードな演奏にぴったり。
ライヴでもこの曲は出番が少ないです。しかし、'98年のツアーでは初期のマイナー・ナンバーとメドレーになって登場しましたし、'04年の「ウラワン」では「マニアックな曲」のアルバム「LOVE GOES ON・・・」代表として演奏されました。結果的にこの曲がマイナーなナンバーだってことの証明になっちゃってますが。
英語のバッキング・ヴォーカルは特にアウトロで迫力満点ですが、何を言っているのかはっきり聞き取れません・・・。「カウンターパンチ!」と言っているのは確かでしょう。この曲をヘッドホンで聴くとサビで右ステレオから聴こえるギターのフレーズが耳に残ります。