イノセント
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演奏者 吉田美和:ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
中村正人:ベース、キーボード、プログラミング、バッキング・ヴォーカル
今泉洋:エレクトリック・ギター、エレクトリック・ギター・ソロ
マーセラス・D・ニーリー:ヴォイス
他に、プログラミングされたシンセ音、ドラムス
ライヴ履歴 2005年「DIAMOND 15」
アルバム「DIAMOND 15」収録曲としては珍しく、洋楽の影響が濃いアグレッシブなダンスナンバー。初期ドリカムを円熟させたような他の収録曲と違い、「SING OR DIE」「the Monster」の頃の曲を思わせます。前曲の「踊ろう!」を受けて始まるハードなギターフレーズは美和さんのアイデアによるもので、今泉洋さんがディストーションを効かせたプレイを聴かせます。
歌詞は「窮屈な時間を脱ぎたい」という『NUDEの夜』に似た感じの内容。ヴォーカルはほとんどがハーモニーによるもの。加工されたバッキング・ヴォーカルが冷ややかな感じを出しています。最後の男性の声はマーセラス・ニーリー。彼はまささんの弟と一緒に仕事をしています。実は過去にも『なんて恋したんだろ』のロング・ヴァージョンでも参加しています。アルバムツアー「DIAMOND 15」にも参加、この曲でもヴォイスを聞かせました。以降はドリカムのライヴでおなじみの顔となっている人物です。
2010年のリミックス・アルバム「DREAM CATCHER -DREAMS COME TRUE MIX CD-」には、中間部を省略したショート・ヴァージョンが収録されています。イントロとアウトロはリミックスが施されていて、マーセラスの声にエフェクトがかけられています。最後には謎のカウントも・・・。
「DIAMOND 15」ではアグレッシブな曲はこの曲と『どうぞよろしく』くらいですね。久々に従来のドリカムサウンドを見直した結果なのでしょうが、その代わりこの曲は『誘惑』『そんなの愛じゃない』『make me your own』の系譜を継いでいます。「the Monster」に紛れて収録しても自然に聴こえるでしょう。私はこの系統の曲はとっつきにくい感があってあまり好きではないです・・・。